どうも(*'▽')
今回はリクエスト頂きましたカタログのアップになります。
改めて見るとやっぱり豪華ですね♪
30ソアラ中期です♪
後期のGT-Tになら乗ったコトがありますが、クルマが大きいだけありまして、その乗り味は実に優雅(*'▽')
但し、グッと踏みますとさすが1Jターボってコトでバカッ速という(笑)
さて、そんな30ソアラは3代目ソアラとして1991年にデビューしています♪
バブル全盛期の開発&デビューで、歴代最強のラグジュアリークーペですね(*'▽')
そしてこの型よりドメスティックモデルだったソアラがレクサスブランドで販売されるようになり、ワールドワイドなモデルとなりました。
しかし、当時の日本では一気に丸っこくなったデザインに難色を示したコト、そしてバブルの崩壊、RVブーム…数々の外的要因によりかつての栄光が凋落しております。
個人的には、ソレまで日本人に馴染み深い&高級車のステータス的な排気量である、3リッターの設定が無かったので、食いつき難かったのではないのかとも思います…(^_^;)
なんせ2.5リッターの次は一気に4リッター…この排気量の格差が離れすぎてる感は以前からしておりました…(苦笑)
で…1994年にマイナーチェンジを行ったのが今回のモデルとなります(*'▽')
主にエクステリアの変更や、各種装備の見直し、そして待望の?3リッターを追加。
当時のCMでのキャッチコピーは…
あこがれは、その胸に。
なんて書いてありますが、このキャッチコピーがカタログ上に全く出てきません。
こころ、走らせるもの。マインドクルージング、ソアラ。
なんて感じで、カタログでは全く初期とキャッチが変わってませんね…(^_^;)
今回のカタログは1994年1月の内容で、まさに中期になった直後のヤツです。
で…フロント周りは中期でバンパーの形状を変更。
と、言ってもダクト内のデザインが少々変更された位ですね(*'▽')
基本的に前期からキープのまんまとなる外観です♪
全長が4860㎜とかなり長いので、車体は実に伸びやかなデザイン!
それでいてキャビンはそんなに大きくない訳で、実に贅沢な感じがしますね(*'▽')
テールランプはウインカーレンズとストップランプ、バックランプの配置を変更。
合わせてクリアレンズ風に処理されるようになり、見た目の高級感が増してます♪
なんとな~くカタログ上でテールの周りを見てますと、S13を丸っこくしたような感じに思えてきました…(苦笑)
しかし、実際に見ると、その大きさからってのもあるんでしょうけど、当然ながら雰囲気は全然違います(笑)
インパネは前席の2名を囲うようにラウンドしたデザイン、そして豪華なんですが、ギンギラギンな感じでは無く、あくまでもシックな感じ♪
昭和のクルマのようにコッテコテ…でも無く、かと言って今のクルマみたいにステッチまみれだったり、ムダなラインの目立ったようなそんな感じでも無く、実にイイ塩梅だと個人的には思ってます。
指紋ばかり目立つピアノブラックのパネルを多用するコトの何が優雅さなのか…。
ソアラはこの広い面積で本木目パネルをドカンと使ってます…コレは未だにスゴイです。
本革シートなんてもう見るからに豪華…。
恐らくこの時期のこの手の本革ってシートサイドにドアトリム、ヘッドレストの裏面まで本革だったりします…今じゃ無いんですよそんなの…(汗)
1000万積んでもドアトリムが本革なんてコトがありません、アームレストも合皮。
室内幅は1490㎜ある上に、シート幅もそれぞれが530㎜…当時としてはかなり大きいですよこの数値。
そんな30ソアラ中期に搭載されるエンジンは全部で3機種…。
・1UZ-FE…V型8気筒4000㏄フォーカム、260馬力、36.0kg-m。
セルシオ同様のザ・精密機械。
・2JZ-GE…直列6気筒3000㏄ツインカム、225馬力、29.0kg-m。
中期から搭載されたベストバランスな3リッター。
ツインカム6の方が歴代から考えますとソアラらしい気もします(*'▽')
・1JZ-GTE…直列6気筒2500㏄ツインカムツインターボ、280馬力、37.0kg-m。
暴力的な加速でガソリンが見る見る減るヤツ。
コレらに組み合わされるミッションは、2.5リッターに5速マニュアルと全車に4速オートマ。
足回りは4輪ダブルウィッシュボーンですが、足回りも色々あり、代表的なのが4リッター車に用意される油圧アクティブサス…。
この油圧アクティブになるだけで車両価格は200万円も跳ね上がります。
確かにアクティブサスは理論上は加速、減速、コーナリングで車両姿勢は常にフラット…な訳ですが、インフィニティQ45で経験した限りでは違和感の塊です…(苦笑)
そして油圧を発生させる為にポンプを回すので、メカニカルロスが大きく、燃費がガタっと落ちます…(汗)
10・15モードでも燃費はリッター約1㎞ダウン…実燃費で2㎞位ダウンするとか聞いたコトがあります…(苦笑)
最も標準的な4リッターグレードはエアサスになります♪
エアサスも正直トラブルが付き物ではありますが…(^_^;)
そして2.5リッターのLパッケージにはピエゾTEMSを用意。
コレは通常のTEMSと違って基本的な減衰力がHARDモードとなり、路面からの入力に応じ、瞬時にSOFTへ切り替わります(^_-)-☆
このピエゾ素子ってので瞬時に切り替わるようですね…最も今は全く耳にしません。
更にこの中期でトルセンLSDを全車にオプション化してますね(^_-)-☆
で…アクティブサス装着車のみなので、滅多とありませんが、4WSも用意してます。
他には…
・パワステのアシスト特性変更
・ショックアブソーバーの減衰力変更
・ハイドロブースターの変更や、ABSアクチュエーターの小型化
・エアコンを134a化
・ピラーの構造強化
なんて感じで、目に見えないメカニカルな部分も意外と変更が入ってますね!
装備としては、初代の後期より伝統的に採用されるエレクトロマルチビジョンは中期でGPSナビゲーション機能も追加♪
更に30ソアラで世界初採用となったバックモニターも継続採用♪
メーターは全車スペースビジョンメーターで、この辺りもソアラの伝統を感じます♪
ソレに各種情報をプラスしたマルチインフォメーションディスプレイも装備!
高級車らしいマイコンプリセットドライビングポジションシステムも採用される他、パワーウォークインも今や高級クーペでは当たり前の装備ですが、コレも30ソアラで世界初となります(^_-)-☆
そして高級車のステータスとなるムーンルーフ。
20ソアラはチルト機構がありませんでしたが、この通りチルトも出来ます(笑)
地味なトコでは、中期でカップホルダーを追加し、使い勝手の向上♪
前期って確かこの部分が空洞になってた…ハズ。
ディーラーオプションはBBSのアルミを筆頭に、ワンポイントストライプや自動車電話等、ステータスアイテムを用意しております(笑)
木目パネルは本木目かと思ってたらウッド調と書いてあります…。
で…グレードはこんな感じ。
・2.5GT-T…コレでもエントリーグレードなんですよ。実に贅沢(笑)
■2.5GT-Tの主な装備
・225/55R16タイヤ+7JJアルミホイール
・T145/70R17スペアタイヤ
・フォグランプ
・プログレッシブパワーステアリング
・チルト&テレスコピックステアリング
・モケットBシート
・カセット一体AM/FMラジオ+6スピーカー
▲2.5GT-Tの主なオプション
・車両装着スペアタイヤ
・ABS
・TRC(オートマのABS装着車のみ)
・トルセンLSD
・フロント/リアスポイラー&リアワイパー
・ムーンルーフ
・電動リモコンフェンダーミラー
・運転席SRSエアバッグ
・ソアラ・スーパーライブサウンドシステム
(カセット一体AM/FMラジオ+CDプレーヤー+4スピーカー)
・ソアラ・スーパーライブサウンドシステム
(カセット一体AM/FMラジオ+CDチェンジャー+4スピーカー)
・2.5GT-T Lパッケージ
コレも名前通りですよね…豪華にしたヤツ(笑)
■Lパッケージの主な装備
・ピエゾTEMS
・ABS
・オートライト
・撥水ガラス
・クルーズコントロール
・ワイヤレスドアロックリモコン
・マルチインフォメーションディスプレイ
・モケットCシート
・パワーシート
・パワーウォークイン(助手席)
・本革ステアリング
・本木目パネル
・ソアラ・スーパーライブサウンドシステム
(カセット一体AM/FMラジオ+CDプレーヤー+4スピーカー)
次いで3リッター。
・3.0GT
コレも言わずもがな、名称通りの3リッターグレード。
オプションで選べる内容も2.5GT-Tと同様になっています。
■2.5GT-Tと装備が異なる箇所
・215/60R15タイヤ+6.5JJアルミホイール
・T135/70D16スペアタイヤ
・3.0GT Gパッケージ
言葉通りの3リッター豪華セット
■Gパッケージの主な装備
・メッキウインドウモール
・撥水ガラス
・本革ステアリング
・本木目パネル
次いで4リッターは全部で3グレードあったりします。
・4.0GT-L
4リッターの基本となる仕様。
■3.0GTにプラス、またはグレードアップする装備
・エアサス(TEMS機能付)
・ABS
・TRC
・オートライト
・メッキウインドウモール
・撥水ガラス
・クルーズコントロール
・車速感応オートドアロック
・ワイヤレスドアロックリモコン
・マルチインフォメーションディスプレイ
・モケットCシート
・フロントパワーシート
・パワーウォークイン(助手席)
・本革ステアリング
・本木目パネル
・ソアラ・スーパーライブサウンドシステム
(カセット一体AM/FMラジオ+CDプレーヤー+4スピーカー)
▲3.0GTより更に選択可能なオプション
・本革シート&シートヒーター&前後調整式リアヘッドレスト
・4.0GT-L EMVパッケージ装着車
言葉通りのマルチ装着車ですが、装備も豪華になってます。
■4.0GT-Lに対しプラス、またはグレードアップする装備
・液晶防眩インナーミラー
・超音波雨滴除去装置付電動格納カラードドアミラー
・電動チルト&テレスコピックステアリング
・EMV
・GPS付ナビゲーションシステム
・マイコンプリセットドライビングポジションシステム
・本革シート&シートヒーター&前後調整式リアヘッドレスト
・運転席エアバッグ
▲4.0GT-Lより更に選択可能なオプション
・バックモニター(リアスポイラー装着車のみ)
・4.0GT-Lアクティブコントロールサスペンション仕様車
名前通りのアクティブサス付きで、コレがホントの最上級。
オプション内容はEMVパッケージと変わりません。
■EMVパッケージ装着車に対しプラス、またはグレードアップする装備
・225/55R16タイヤ+7JJアルミホイール
・車両装着タイヤ同様のスペアタイヤ
・アクティブコントロールサスペンション
・アクティブ4WS
・4WS用パワーステアリング
で…ボディカラーは表になっているので色彩感覚が掴みにくいですが、全部で7色。
自分でしたら、ココは4.0GT-LのEMVパッケージ、ボディカラーはブルーイッシュグリーンM.I.Oで。
オプションは、車両装着スペアタイヤ、LSD、ムーンルーフという感じですかね(^_-)-☆
オマケ
そんな30ソアラですが、中期の3.0GTでも十分にスーパーグランツーリスモらしい性能を発揮しております♪
車重があるので、ゼロヨンこそソコソコのタイムではありますが、最高速は流線形のボディを活かした伸びのある記録ですね(^_-)-☆
で…そんなソアラですが、レクサスブランドで販売されたコトもあり、日本版も何気に年次改良が結構マメに入ってます!
特に後期ではフロントグリルが追加され、雰囲気が変わりましたね♪
そしてそのまま2000年まで販売され、4代目がまさかオープンになるとは、正直この当時思ってもみませんでした…(汗)
更に最終的にソアラの名前が無くなり、ほぼデザインそのままでSC430になるともこれまた考えもしませんでしたね…当時は…(苦笑)
個人的に、パッと見て「あぁ…ソアラだな」って思うのはこの3代目までですかね…。
4代目も乗ればそのゴージャス感で印象が変わるかもしれませんが、20年以上を経た現在でもやはりやや違和感が残ったままとなっております…(^_^;)
しっかし…改めて見るとホントに30ソアラってバブリーですね…(汗)
このデザイン…今見るとメッチャイイです(笑)