どうも(*'▽')
今回はリクエスト頂きましたカタログのアップになります…。
後輪駆動をお題としている訳ですが…馴染みは無く…(苦笑)
ってコトで…
E36/5 BMW318tiコンパクト前期です♪
リクエスト頂いたのは、セダンの3シリーズの方でしたが、ナゼか持ってたのはコッチの方という…(爆)
セダンの方は中学の校長が乗ってたり、昔住んでたマンションの向かいに止まってたりと、何かと見かけた記憶はあるものの、このコンパクトは当時でもチョット珍しい存在ではありました…全く見ないコトは無いですが…。
さて…そんなE36のセダン版3シリーズは、3シリーズとしては3代目モデルとして1990年にデビューしています♪
しかし、従来モデルより大型化したコトもあり、やや小型化されたハッチバックモデルとして1994年に追加されたのが、今回のE36/5という型の318tiコンパクトとなります(*'▽')
「ti」は「ツーリング・インターナショナル」の略だそうで、奇しくもソレはスカイラインに用意されていたTIグレードと意味は全く同じだったりします。
その318tiコンパクト…一見では通常の3シリーズのトランクを切り詰めたハッチバック版にしか見えませんが、実際のトコはコストダウンの為、先代E30系のシャシーにE36の外観を着せてるそうで…(汗)
そんなE36/5 318tiコンパクトのキャッチコピーは…
自由を愛する高級車
う~ん…なんか今一つピンと来ないキャッチだこれまた…(苦笑)
今回は前期でコレはBカタログ…1995年1月の内容となります。
ってコトでこのカタログ…ドアの半分辺りから妙に写真がズレてたりする訳ですが、めくると色々とシチュエーションが変わるという仕掛けの内容。
まぁ…ルーフが開いたり、窓が開いたりという、なんてコトない内容ではあります。
個人的にはこの辺りのモデルが一番しっくりと来ると言いますか…「あぁ。BMWだなぁ」って感じです(*'▽')
ちなみに最近のモデルはキドニーグリルが異様にデカ過ぎ…(汗)
あのまま行くと30年後にはバンパーもヘッドライトも無くなってグリルだけになります。
ちなみに全長は4210㎜…通常のセダンより約200㎜コンパクト。
給油口はこの写真では分かり難いですが、右側で、ドア後端と後輪の間にあります。
で…スパン!と切ったこのリア周りのデザインは結構好みだったりします(*'ω'*)
しかもコレでFR…こういうトコがいかにもBMWらしい感じですよね(*'▽')
本来、この手のコンパクトを造るなら、他社なら迷わずFFにするんでしょうけど(笑)
そして全幅は1695㎜と5ナンバーサイズを死守。
インパネは遊び心なんて皆無…女子力もヘッタクレも無く、ただただ実用的で質実剛健という、おおよそコンパクトらしくないデザインです。
ステアリングの設定は右ハンドルのみ。
シフトレバーの両端にパワーウインドウスイッチ、後端にハザードスイッチがあったりと、配置が独特。
反面、シートはこのようにワインレッドの華美なヤツがあったり、豪華な本革シートがあったりと、インパネとの対比が大きい気がしますね…(^_^;)
そしてリアヘッドレストが無いコトに時代を感じます…こういう衝突安全は煩そうなメーカーなのに…(汗)
そんなE36/5 BMW318tiコンパクト前期に搭載されるエンジンは1機種のみ…。
・M42B18…直列4気筒1800㏄DOHC、140馬力、17.8kg-m。
可変吸気システムを採用している以外、詳細不明…(苦笑)
恐らくドイツ車らしく、低速からシッカリしてるフラットトルク型という感じなのかな?なんて。
ソレと燃料は日本の物より良質な油種で、オクタン価が元々高いようなので、日本に来ると自然とハイオク仕様。
コレに組み合わされるミッションは4速オートマのみ。
足回りはフロントがストラットで、リアは通常がマルチリンクに対し、318tiコンパクトはE30ベースとなるのでセミトレになります。
最近の日本車はボディもかなりシッカリしてきましたが、ドイツ車はこの時代でも十分剛性の高さがありましたね~(*'ω'*)
子供でも分かる位…ドアの閉まる感じからしてもう違う訳です。
コレは未だにそうでして、恐らくホワイトボディの時点でコストの掛かり方が違います。
ザッパに言っても倍くらい掛かってんじゃないですかね…。
あくまで90年代の日本車とドイツ車で比較すると、日本車はその分、電子制御やギミック、装備、耐久性で手が掛かってたと思います。
とにもかくにも、このクラスで安全装備は当時の水準では万全♪
デュアルエアバッグにシートベルトキャッチテンショナーなんてのもその一部。
で…Bカタログ故に装備の写真等は用意されてなくて…(泣)
今回はいきなり〆となりまして、グレード紹介を…全部で2グレード。
・318tiコンパクト
名称通りで、ベースとなるグレードですね。
■318tiコンパクトの主な装備
・ABS
・二重ロック機構付セントラルロッキングシステム
・運転席&助手席エアバッグ
・205/60R15タイヤ+6.5Jスチールホイール
・6年間防錆保証
・グリーン遮熱ガラス
・防眩機構付ルームミラー
・運転席フットレスト
・ベロアーフロアカーペット
・50:50分割可倒式リアシート
・リアフォグランプ
・ライト消し忘れ警告
・ヘッドライト光軸調整システム
・リアワイパー
・ヒーテッドリアウインドウ
・318tiコンパクトプラス
名称通りの上級モデル
■318tiコンパクトにプラス、またはグレードアップする装備
・205/60R15タイヤ++7Jアルミホイール
・フォグランプ
・BMW Hi-Fiスピーカーシステム
・リモートコントロールセントラルロッキングシステム
・電動サンルーフ
自分でしたらベタですが、プラスの方でしょう(*'ω'*)
さて…そんな318tiコンパクトですが、1995年、96年と改良が入り、2000年まで販売されています。
どうやら直6の仕様や、恐らく本国だけでしょうが、ディーゼルもあったようで。
で…この次期モデルとなった、E46型でもコンパクトモデルは存在したものの、ソレ以降は1シリーズに代わられたようです…。
そして現在、とうとうBMWも時流に乗りまして、最新の1シリーズではFFになってます…。
ミニの内容にBMWの皮を被せたような感じなんでしょうかね…自分はこの辺り疎いので全く分かりませんが…(苦笑)
偏見にはなってしまいますが、折角のBMWを所有するなら、やはり伝統の図式通りのFRで所有したいなぁ…なんて思ったり。
そう考えると、現状の自身の小遣いで購入出来るBMWは恐らく初代1シリーズの初期モノ辺りなんでしょう(笑)
このE36/5型は分かりませんが、少なくとも初代1シリーズは現代版KP61って感じで中々楽しいクルマでした(*'▽')
駆け抜ける歓び…上手く謳ったもんだなぁと…。