どうも(*'▽')
今回はリクエスト頂いたカタログのアップとなります…。
いや…しょうがないものの、台風で正直自宅待機でしかやるコト無くてですね…(汗)
まぁ…たまには連投もイイかなと思った次第…(苦笑)
で…周りで乗ってる人もいなかったし、正直出た時からもう何とも言えない感じだったんですよね…(汗)
3代目キャロル前期です♪
小学校5年生の時に出てますが、通学路にオートザムがあったので、発売直後から目にするコトになります(笑)
正直、未だに存在の難しいクルマだと思いますね…(汗)
マツダとしては愛嬌があってヒットしてるものの、デビューから数年が経過し、旧態化しつつあるオートザムキャロルをフルモデルチェンジさせないといけない。
しかし、5チャンネル化で盛大にズッコケたので、開発費が捻出出来ない…(泣)
かと言ってどうにかしないといけないので、なんとかかんとかやっとこう…そんな台所事情がモロに出てるクルマだなと思います…(苦笑)
そんな3代目キャロルは1995年にデビューしています♪
先代は大ヒットしたものの、薄利多売な軽自動車故に利益も少なく、また、上記の台所事情により、ほぼほぼ先代部品をキャリーオーバーという、何とも言い難いモデルチェンジをしているのが特徴。
また、当時はトヨタですらそうだったので、致し方無いところではありますが、見た目からしてあからさまにコストダウンをしまくってる印象です。
但し、当時の時代の流れもあり、安全性能が強化されたのは特徴かと…。
そんな3代目キャロル前期のキャッチコピーは…
すっぴんキャロル
軽自動車は軽量でコミューターのように簡便であるから、アルトバンのようなスッピンな納得の内容と言えますが、外観上のあからさまなコストダウンに対してスッピンというなら、言い訳のようなもんです…(汗)
CMキャラクターはアレジの嫁。
あれ??確かこの人ってプライベートはディーノに乗ってたような…(爆)
コストダウンからなのか、カタログにはこのワンカットしか登場しません…(苦笑)
正直カタログの構成も先代のバブリーでパイクカーのような遊び心1つありゃしません…(泣)
後は最後に話題としますが、このキャロルはホントに存在が難しい…(汗)
言葉通りのすっぴんにしちゃったら、アルトバンのようになるし、かと言ってこのカタログモデルのままだと、キャラが被る上に、どう考えても質感で歴然の差がある最大のライバルがいるんですから…(苦笑)
今回は1995年10月の内容で、まさにデビュー当初のモノとなります。
まず外観上はドアと給油口が先代からのキャリーオーバー…まんまです。
パッと見は先代のキープコンセプト…にはあるものの、妙に角ばっちゃって愛嬌が抜けた感があります…(汗)
そしてこれまたチグハグな前後バンパーの色。
この引きの写真じゃ分かり難いんですが、こんなコトしたクルマ…他に思い出せません…(汗)
この話題は追々するとしましょう(笑)
ソレと、このキャロル自体に乗ったコトはありませんが、よく考えたら光岡レイは乗ったコトがあります(爆)
妙にキープコンセプトがリア側も強いな…って思ってたら、なんとリアバンパーも先代のモノをそのまま使ってます(爆)
で…妙にこれまた後ろから見てもピラーが立ったりして、見た目の愛嬌は…う~ん…(汗)
どうやらバックドアをノッチバック風リアデッキというヤツにしてるんですが、ちょっとコレがアウトビアンキっぽい。
しっかし…ホントに難しい外観だ…丸味で愛嬌を持ちたいのか??
それともスクエア感を強調して力強さを出したいのか??
う~ん…コレはホントに難しい…(苦笑)
で…コチラはターボモデルのXRターボ…つまりトップグレード。
全然最上級っぽくない…(汗)
スッピンが全てイイとは限らない…(汗)
XRターボはエアインテークとフォグランプでスポーティな印象だけは与えられているようですが、先代のターボの質感と見較べると、写真からハッキリと分かる位…なんとも言い難い…(^_^;)
そしてインパネはまんまキャリーオーバー。
設計年次がバブル全盛のまんまなので、妙にデザイン質感が高い訳です(笑)
しかし、モデルチェンジで代替した場合、そのまま景色が変わらないってのもスゴイ話…(汗)
ソレは室内にも同じコトが言われ…るんですが、実はリアシート側の頭上空間が67㎜アップしてるんだそうな。
だからと言って、このキャロルにソコまで求めるのか??
どうも難しいトコではあります…(苦笑)
そんな3代目キャロル前期に搭載されるエンジンは全部で3機種…。
・F6A…直列3気筒660㏄SOHCターボ、EPI、64馬力、10.0kg-m。
このエンジン…ナゼか1気筒2バルブのターボなんですよ…(汗)
ワークスのK6Aターボとかは恐らくOEMの都合で供給されなかったんでしょうね。
それにしても12バルブターボですら無いのか…。
・F6A…直列3気筒660㏄SOHC、EPI、55馬力、6.1kg-m。
4駆のオートマ仕様に搭載されるエンジンになりますが、コレは12バルブ仕様。
う~ん…なんでそうなるんだ…。
・F6A…直列3気筒660㏄SOHC、キャブ、52馬力、5.7kg-m。
2駆全車と4駆のマニュアルに搭載されるのはなんとキャブ仕様!
ちなみに12バルブ…乗り味非常にマッタリです。
コレらに組み合わされるミッションは、全車5速マニュアルと3速オートマ。
正直当時の他社と比べると、動力性能も弱いと言わざるを得ない…(汗)
なんせ95年頃の軽だと上級モデルは4速オートマに移行してますからねぇ…(苦笑)
足まわりはフロントがストラットで、リアはI.T.L…つまりまんまアルト。
全体的な乗り味も正直アルトそのまんまです(笑)
なので4駆のメカニズムも当然ながらスズキの一般的な軽と同じですね~。
で…結構キツイ物言いが連続してるかもしれませんが、このクルマの美点は安全装備…コレが全てでしょう(笑)
ライバルより比較的早めに運転席エアバッグが全車標準♪
ABSはオプションながら設定はあるものの、XGのオートマ仕様だけなので、恐らく装着車はレアでしょう…(汗)
衝突安全基準に関しては、旧規格なのでフルラップ40km/hのままとなります。
装備としては、カラードマテリアルバンパー…もうネタでしかない…(汗)
カラードにするとコストがアップしちゃうし、かと言って無塗装だと営業車みたいに素っ気ない。
ならば、原料のPP自体を着色にすればいいという、かなりムチャな発想(爆)
何がムチャって、結局は無塗装樹脂なので、劣化で白化するのと、幾ら樹脂をカラード化したトコで、色合いは当然全く異なります…(苦笑)
案の定この辺りは後期でカラード化され、見栄えもガラッと変わってイイ感じにはなりますね(*'▽')
収納はインパネ上部に集中。
インパネ上部にはフタ付きのボックス、助手席にはパーセルトレイ…なんてなってますが、深い仕切りがある訳でも無く、あくまで縁取り程度なので、正直荷物って感じのモノは万が一の際を考えると置かない方が無難ですね…(汗)
ぬいぐるみとか、ソフトで軽い材質なら置けばイイんでしょうけどね…(^_^;)
で…インテリアは成型天井にフルピラートリムという感じで、実は先代モデルよりこの辺りは頑張ってたりするのが面白い(笑)
そう考えると単純にコスト下げまくってケチった訳では無いってのは分かります♪
恐らくかな~りこの辺りで葛藤しまくって出した結果なんでしょう…。
ってコトでグレード構成はこんな感じ…。
・S…(5MT/3AT)
最もベーシックなモデルになりますね(*'▽')
■Sの主な装備
〇エクステリア
・カラーマテリアルバンパー
・グリーンペンガラス
〇インテリア
・フューエルリッドオープナー
〇シート
・ファブリックシート
・ビニールヘッドレスト
・一体可倒式リアシート
〇セーフティ
・運転席SRSエアバッグ
・サイドインパクトバー
・前後席ELR3点式シートベルト
〇足まわり
・135SR12ラジアルタイヤ+センターミニキャップ
・SG…(5MT/3AT)
・SG Aパッケージ…(5MT/3AT)
・SG Bパッケージ…(5MT/3AT)
・SG 4WD…(5MT/3AT)
・SG Aパッケージ4WD…(5MT/3AT)
SGはとにかくパッケージ仕様に4WDと選択肢が多いのが特徴♪
尚、Bパッケージは2WDのみとなってます(*'▽')
日常生活で最低限を考慮するとBパッケージ位は欲しいトコではあります…(汗)
■Sにプラス、またはグレードアップする装備
〇エクステリア
・間欠ワイパー(4WD各車とBパッケージ)
・リアワイパー(4WD各車とBパッケージ)
〇インパネまわり
・電動パワーステアリング(A/Bパッケージ)
・エアコン
・FM/AM電子チューナー付カセット+5W×2アンプ+2スピーカー(A/Bパッケージ)
〇インテリア
・リアゲートオープナー
〇セーフティ
・ハイマウントストップランプ(4WD各車とBパッケージ)
〇足まわり
・155/70R12タイヤ+センターミニキャップ(4WD)
・HG…(5MT/3AT)
・HG 4WD…(5MT/3AT)
ハイグレードの略とかですかね(笑)?
かと言ってソコまで豪華装備になる訳ではありません…。
あくまで実用グレード。
■SG Bパッケージにプラス、またはグレードアップする装備
〇インパネまわり
・パワーウインドウ
〇インテリア
・大型アームレスト
〇足まわり
・12インチフルホイールキャップ
・ミレディ…(5MT/3AT)
・ミレディ4WD…(5MT/3AT)
間違いなく大半がこのグレード。
装備も充実し、この年代の軽ハッチバックでは平均的な装備と言えるでしょう♪
■HGにプラス、またはグレードアップする装備
〇インパネまわり
・FM/AM電子チューナー付カセット+5W×4アンプ+4スピーカー
・助手席パーセルトレイ
〇インテリア
・リアパッケージボード
・運転席バニティミラー
・フルピラートリム
〇シート
・モケットシート
・大型ファブリックヘッドレスト
・XG…(5MT/3AT)
2WDのみのNA最上級グレード。
装備は必要にして十分♪
そしてAT車は唯一オプションでABSの設定があります。
■ミレディにプラス、またはグレードアップする装備
〇エクステリア
・フォグランプ
・リアスポイラー
〇インパネまわり
・ハイグレードオーディオシステム(AM/FM電子チューナー付カセット+16W×4アンプ+4スピーカー)
〇シート
・スポーティモケットシート
〇足まわり
・155/70R12タイヤ+フルホイールキャップ
▲XGのオプション
・ABS+155/65R13ポテンザ+フルホイールキャップ(AT車)
・XRターボ…(5MT/3AT)
最速且つ最上級グレード。
装備はほぼXGと同じで、タイヤサイズが違うだけ
■XGにプラス、またはグレードアップする装備
〇155/65R13ポテンザ+フルホイールキャップ
コレにボディカラーは全5色。
但し、SとSGは写真左の2色が選べません。
自分でしたらXRターボの5速…もうコレ一択(笑)
ボディカラーはグリースグリーンメタリックで…。
ってか…バンパーはカラードにしたいですね…(苦笑)
さて…そんな3代目キャロル。
案の定?ソコまで売れず、97年に後期がtへマイナーチェンジした際、一気に質感が上がりかなり雰囲気が変わったのと、マツダスピードのAスペック仕様が登場し、この辺りでマツダのまだまだやるぞっていう意気込みは感じます(*'▽')
しかし…時すでに遅し。
時代はワゴンRを主とするハイトワゴンと、ヴィヴィオビストロからヒットした各社クラシック仕様が影響してか、この後期がまた見かけない…(苦笑)
そして僅か3年で軽が新規格化したコトにより、完全なアルトOEMへモデルチェンジ。
今となっては、そのままモデルチェンジの開発費をビッグマイナーなり、キャロルクラシックなんて特別仕様の開発費へ充てた方が良かったのではないのか??
なんて思ったりしますが、恐らくこのモデルチェンジの開発時期は軽の新規格化が先行不透明だったんでしょうね…(汗)
じゃないとJA4ライフなんて超短期で消えてますもんね…(苦笑)
ソレと個人的にもう1つ思うのは、クラシック仕様じゃなかろうと、マツダに固定した代替で無ければ、H31Aミニカなんて強敵もいたりするんだから、たまったもんじゃない…(汗)
H31Aのミニカなんて、バブル時の潤沢な開発費で登場し、上級グレードなんて4気筒の4速オートマな上、ダンガンなんて4気筒20バルブターボですよ…勝ち目が無い…(汗)
しかも愛嬌のあるフロントマスクで、まさにキャロルのお株を奪う感じ…。
個人的には、後から出てきたこのキャロルに行くなら、ミニカのPxとか…行きますよね…(^_^;)
しかし、どれもが実用車…今や30年近く経つ訳で、どの車種もマニアライクなクラシック仕様や、キャロルの場合は光岡レイや、更に元々レアだった、オニキスマーフィの方が今なら見つかるかもしれません…(汗)
どうもこのキャロル…やっぱりすっぴん過ぎた気がします…(汗)
攻めて後期位でスッピン度を抑えとけばまた違ったのかもしれませんね…(泣)
ソレとキャンバストップ…アレが無いのもキャラクター的にやはり勿体無い…。