どうも(^^)v
ネタも枯渇してますので、カタログの話題と参りましょう。
「丸目ヘッドライト」というお題の元、自身でチョイスしております。
ってコトで…タイトル通りか…(笑)
E20キャラバン後期最終型です♪
に…しても今回のカタログは、シチュエーションと言うか、レイアウトと言うか、謎過ぎるコトが多く…(汗)
コイツ何しよん??
まず、この手でコンテナの上からポーズ取って叫ぶヤツは大概〇〇怪人のような悪役と世間では決定しています(ぇ
しっかし…なんなんだコレは…(笑)
で…E20キャラバンで1番馴染みがあるのは、やはりトミカの3番。
平成生まれの人達は75番という印象が強いでしょう(爆)
正直、自身の幼少期はE23の記憶は多々あれど、E20は走ってた記憶は皆無…(苦笑)
1番印象に残ってるのは、都市高速の黒崎インターの下に長年放置されてたヤツ。
2005年位に撤去されたんですが、今回改めてカタログを見ると、どうやらコーチ9人乗りスーパーDXっぽいです。
そういえば、一時期オールドタイマーで書無しのバンから書類を復活してレストアをするプロジェクトをやってましたが、保管する倉庫が出火し、車体が消失したのは何とも言い難い終末でしたねぇ…(汗)
さて、そんなE20キャラバンは初代モデルとして1973年にデビューしています♪
日産のワンボックスの中では最上級モデルとして登場し、最大のライバルはお馴染みハイエース…と、いう感じで、現在に至るまで共に切磋琢磨するコトになります。
そして意外や時間が結構経過した1978年に初のマイナーチェンジを実施!
ココでデザインの変更やハイルーフやボディカラーの追加をしてますね(*'▽')
その後は、結構なペースで5ドア車の追加、53年排ガス規制適合、マイクロバスへの全座席シートベルト追加なんてコトをしつつ、1979年11月に今回の最終改良が入ります(*'▽')
この最終改良では、54年排出ガス規制に適合するコトで、型式をE21/E22へ変更。
ただ…今回は話題がややこしくなるので、E20後期とさせて頂きます…(^_^;)
他は、搭載エンジンの変更や、装備の見直しが入ってますね。
今回は1980年1月の内容…実はモデルチェンジ7か月前だったりします(笑)
ってコトでまずはハイルーフバン。
このハイルーフバンはモデル全体と通してでは無く、1978年4月に後期型へマイナーチェンジした際に追加されたので、実際に2年チョットしか販売されてないんですよ…(汗)
しかし…このハイルーフバンが妙に親近感があるんですわ…。
そう!トミカの3番!!
つまりトミカのキャラバンは後期型だったと…今回改めて知りました…(苦笑)
で…フロントマスクは比較的低めにマウントされた丸目4灯のヘッドライトにアンバーのコーナーレンズ、それらを囲うように配置されたフロントバンパーは、何気にダルマセリカっぽい感じもします(爆)
このE20はシンプルながらも、細かいトコが拘られてまして、スライドドアレールを隠すようにボディ一周をモールで囲われるのが特徴♪
ど~ゆうシチュエーションだ(爆)??
カメラで撮影してるのは分かるけど、バックが商用バンな上、カメラ目線でも無いっていう…(笑)
ちなみにコチラは通常のライトバンと呼ばれるグレードで、ロールーフ。
やっぱりロールーフだと見栄えがスッキリします(*'▽')
ソレと、このグリーンのボディカラーが後期で追加されてますね(*'▽')
で…そうそう…このカタログって本カタログなのに、リアの写真が皆無…(汗)
気になる方はHuluで西部警察でも見といてください(爆)
インパネは、商用バンらしくシンプルな造形。
後期でメーターが扇状から丸型…但し意匠としては角型という感じで変更。
基本設計が古いコトもあり、ヘッドライト等の各スイッチ類は、コンビネーションスイッチでは無く、手前に引っ張ってONするノブのタイプになります。
そして空調スイッチも取って付けた感じがスゴイですね…ビルトインエアコンなんてワードも皆無(爆)
細かいトコでは後期でステアリングロックが採用されてます。
シートはベンチタイプで、典型的なバンと言える内容のハイバックシート。
塩ビの表皮は夏熱く、冬寒く…経年で破れるのが定番…(泣)
バン要らんやん。
写真は長尺タイプで、最大積載量が6名乗車時で850㎏もあるのに…植木鉢2つ(爆)
ミニカバンとかでもえぇやないか…(苦笑)
荷室はホントにザ・荷室…薄っぺらいビニール敷きの床に、鉄板剥き出しの内板はまさに商業車。
ちなみに最近のこの手のバン…イイグレードだったら荷室までフルトリムだったりするんで驚きます…(汗)
で…コチラは乗用版のコーチ。
E24に乗っている身としましては、豪華グレードとは言え、かな~り簡素です(笑)
サイドストライプとホイールキャップ、色付きのBピラーガーニッシュで豪華な装い♪
フロントグリルにもシルバーの加飾が入ります(*'▽')
あ!なんか山城新伍が出てくるボンゴブローニイのCMでもこんなのあった(爆)
けどなんだろ…色気ゼロだなぁ…小学校ん時の学校の先生こんなだったぞ(爆)
コーチは僅かに豪華で、シートのメイン部分にモケットを採用…。
ただ、ソレでもトリムは簡素だしで、豪華さは正直無いです…(苦笑)
E23の後期以降からですかね…段々とバブル景気に伴い豪華路線になります。
バリエーションが多いので、どうしてもこうなる…(汗)
コレはマイクロバスで、15人乗りになりますね(*'▽')
塾やスイミングスクールの送迎車、日雇い労働者の運搬、大家族の夜逃げ等、多岐に活躍出来ます!
ちなみに、マイクロバス15人乗りってコトは結構長そうに見えるものの、全長4690㎜…つまり5ナンバーサイズだったりします…(汗)
しかし室内長は3950㎜もあるので、なんとかなるんでしょう(笑)
シートは簡素な造りでさながら護送…送迎車としての最低限を確保した感じ。
で…このカタログ…やはり細々したトコの意味不明な演出が目立ち…
ナゼか3連で出してくる(爆)
この手のカットが何枚も続くんですよ…一体何がしたいのか(爆)??
いかにも仕事しねぇだろ?ってポーズだし…。
これまたクセの強いカーペット2本を運ぶ訳です。
商品で茶目っ気…恐らくこの方も70代半ば位なんでしょうね…(^-^;
そして最早こうなると、シチュエーションが全く分からない…(苦笑)
植木鉢とサーフボードが異色のコラボ…フラフープも添えて。
ソレをカメラマンがファインダーに収めようとしている訳ですが…(汗)
う~ん…今まで40年生きて来て、こんな状況になったコトが無い(爆)
そんなE20キャラバン後期最終型に搭載されるエンジンは全部で4機種…。
・Z20…直列4気筒2000㏄OHC、キャブ、105馬力、16.5kg-m。
燃焼効率目的で1気筒ツインプラグを採用した低燃費エンジン。
コーチにのみ搭載されますが、コレがE24まで載ってるんですよね…(汗)
初めてZ20搭載したE24を見た時はチョット驚きました(笑)
昭和54年排出ガス・騒音規制適合の措置を受け、搭載車の型式がE22になります。
・SD22…直列4気筒2000㏄OHVディーゼル、65馬力、14.5kg-m。
唯一設定のあるのと、後期で搭載されたディーゼルエンジンになります。
他がガソリンってのも意外ですが(笑)
・H20…直列4気筒2000㏄OHV、キャブ、92馬力、16.0kg-m。
ロングボディに設定されるのがこのエンジンになりますね(^^)v
・J16…直列4気筒1600㏄OHV、キャブ、80馬力、12.8kg-m。
バンの標準ボディに搭載されるユニットで、この後期最終で排気量が100㏄アップしています。
とは言え、J16搭載車は過去にロングボディで搭載されてたものの、カタログ落ちして、標準ボディで再復活という経緯があります(笑)
SD22、H20、J16搭載車は昭和54年排出ガス・騒音規制の適合で型式がE21となります。
コレらに組み合わされるミッションは、全車4速のコラムマニュアルだけのようです…詳細が記載されてないのですが、色々調べた感じ、どうやらコレだけみたいです…(苦笑)
足回りはフロントがトーションバースプリングを採用したダブルウィッシュボーンで、後輪がリーフリジッドという、この手のワンボックスなら典型的なパターンですね(^^)v
ブレーキは4輪ドラムのみですが、後期でフロントブレーキがツーリーディング化。
4輪ドラムってのが時代を感じる内容ですよね~。
また、ディーゼルエンジン車にはオートグロー装置と、エンジンOFF時に勝手に停止する、オートストップ装置…自分も未経験なのでサッパリですが、要はデコンプってヤツが無いと…。
装備としましては、後期最終で今やワンボックスなら当たり前に装備されるアンダーミラーを追加…通常のドアミラーも面積拡大をしてるようですね(^^)v
他は現代の目線で見ると当たり前のように装備されてる内容です。
スライドドア開口幅は970㎜で、ドアハンドルが大昔の冷蔵庫のような形状。
78年4月に後期型になった半年後…78年10月に、これまた今や当たり前の5ドアが追加されてまして、個人的にはココが意外…(汗)
5ドアなんてモデル当初から設定するもんじゃないの??って感覚でしたので…。
ハイルーフの室内高は1605㎜ありまして、もうチョット高ければシッカリ立てるかどうかという感じですね(^^)v
ルーフも簡素なモンで、骨が完全に出てます(笑)
そう言えばこの人はさっきから同じ服しか吊るしてない…(汗)
リアゲートは跳ね上げ式…なんですが、この手に乗ってる人ってバックドアダンパーは何かしら流用したりするんでしょうか(^-^;??
ウチのE24はどうやら交換してそんなに経って無い模様…ダンパー自体もキレイですし、跳ね上がる力が結構強く…ってコトはまだ新品出るんでしょうけど。
多分十中八九E20のダンパーなんて出ないでしょう…(汗)
ヒーターは非常に簡素…使いやすいのかどうかもよく分からん…(苦笑)
そしてこのスペアタイヤのカットでようやくリア周りの一部が分かるという…(汗)
マイクロバスにはグリップと言う名の、パイプ(爆)
ココで今気付いたんですが、マイクロバスのバックドアは横開きで、コレが非常口という扱いに…。
そして消火器も装備しています…40年以上経過した物が今も載ってたら正直破裂がコワイので真っ先に処分したい一品ですが…(苦笑)
コーチスーパーDXは、それなりに豪華に仕立ててまして、一般的には当たり前であろう、熱線リアウインドウや、ラゲージボックス。
ホイールキャップは…バイオレット辺りと同じなんじゃないかと…(笑)
ラゲージはカーペットが敷かれ、バンとの差別化が図られてますね(^^)v
更にマガジンラックやリアヒーターも装備され、パッと見は簡素なコーチでも、やはりソコソコの装備が有る訳です。
で…グレードは10車種24タイプ…。
アンバランスに全員集合(爆)
少々紹介は変則的ですがご了承を…。
価格は当時のニュースリリースに掲載されてる東京での販売価格です。
・ライトバン4/5ドア (J16、コラム4MT)…90万4000円/93万4000円
最もベーシックとなるタイプですね(^^)v
■ライトバンの主な装備
・ラジオ
・シガーライター
・間欠ワイパー
・フロントヒーター
・マスターバック
・6.00-14-6PR-LTフロントチューブレスタイヤ(寒冷地仕様除く)
・6.00-14-8PR-LTリアチューブレスタイヤ(寒冷地仕様除く)
・ステアリングロック
・前席サンバイザー
・車体感知式ELRシートベルト
・スライド式ボックス
▲ライトバンの主なオプション
・バックドアキーコントロール(4ドア、DOP)
・熱線リアウインドウ&リアワイパー
・ハイルーフバン4ドア (H20、4速)…101万7000円
・ハイルーフバン4ドア (SD22、4速)…未記載
ハイルーフは4ドアのみの設定ですが、代わりにディーゼルがありますね♪
■ライトバンにプラス、またはグレードアップする装備
・オートグローとオートストップ(SD22)
・長尺ライトバン4/5ドア (H20、4速)…未記載
・長尺ライトバン4/5ドア (SD22、4速)…115万7000円/未記載
ショートの4310㎜に対し、4690㎜と長いのが長尺になります(*‘∀‘)
■ライトバンにプラス、またはグレードアップする装備
・オートグローとオートストップ(SD22)
・長尺9人乗りバン4ドア (H20、4速)…未記載
・長尺9人乗りバン4ドア (SD22、4速)…未記載
上記長尺の9人乗り仕様ですね(^^)v
▲長尺ライトバンより更に選択可能なオプション
・リアヒーター
次いでルートバンになりますね(^^)v
現金輸送、エロ本の運搬に最適。
・ルートバン4/5ドア (J16、4速)…89万4000円/未記載
ルートバンのショートタイプ。
窓が埋められるので、熱線リアウインドウとリアワイパーが選択出来ない以外は、ライトバンと装備内容は同じですね(^^)v
・長尺ルートバン4/5ドア (H20、4速)…99万1000円/未記載
・長尺ルートバン4/5ドア (SD22、4速)…118万1000円/未記載
上記ロングホイールベース版はライトバン同様のドア数とエンジン。
コレも窓が埋められるので、上記の選択が出来ない以外は長尺ラインとバンと同様。
次いで、コーチとマイクロバスになります。
・コーチ10人乗り (Z20、4速)…127万4000円
・コーチ10人乗り (SD22、4速)…未記載
コーチでも唯一10人乗りとなるグレードです(*'▽')
■ライトバン4ドアにプラス、またはグレードアップする装備
・リアフロアマット
・オートグローとオートストップ(SD22)
▲ライトバン4ドアより更に選択可能なオプション
・リアヒーター(DOP)
・サイドステップマット(DOP)
・ラゲージボックス(DOP)
▽ライトバン4ドアより省略されるオプション
・バックドアキーコントロール
・マイクロバス15人乗り (H20、4速)…117万6000円
・マイクロバス15人乗り (SD22、4速)…136万6000円
マイクロバスは長尺ベースで15人乗りとなります(*'▽')
▽コーチ10人乗りより省略されるオプション
・ラゲージボックス
・コーチ9人乗り (Z20、4速)…未記載
・コーチ9人乗り (SD22、4速)…未記載
もう名称通りですね…先程の10人乗り仕様の9人乗り…と(笑)
■コーチ10人乗りにプラス、またはグレードアップする装備
・フルリクライニングシート
▲コーチ10人乗りより更に選択可能なオプション
・バックドアキーコントロール
・コーチ9人乗りスーパーDX (Z20、4速)…141万4000円
・コーチ9人乗りスーパーDX (SD22、4速)…158万4000円
最上級グレードは結構な車両本体価格になります!
何気に見たところ、C31ローレルのSGL-Eが161万円でしたね(^^)v
■コーチ9人乗りにプラス、またはグレードアップする装備
・リアヒーター
・サイドステップマット
・カーペット
・セカンドシート網袋
・ラゲージボックス
・熱線リアウインドウ&リアワイパー
まだオーテックが存在する前ですが、受注仕様車でチェアーキャブと救急車もよろしくとなってます。
で…自分でしたら、コーチ9人乗りDXのSD22で、ボディカラーはグリーンって感じですね(^^)v
唯一のオプションとなる、バックドアキーコントロールは必須でしょう(笑)
今なら社外でキーレスも付けるでしょうけど…(^-^;
オマケ
コチラは兄弟車のホーミーになりますが、1977年の東京モーターショーで展示されたのが、ホーミー特別仕様車という、名称通りのまんまなコンセプトカー(笑)
なんかもっとネーミングすればいいのに…(苦笑)
後のE24ロイヤルに続くような高級路線な仕様となります(*'▽')
当然ながら、現在のアルファードのようにこの手を70年代の時代に受け入れられるのは不可能でしょう…(苦笑)
分厚いカーペットに、気合を入れたオーディオ、キャプテンシートに飛行機さながらのルーフボックスという、70年代に考えた豪華ワンボックスという感じ…。
アルファード…というよりアストロスタークラフト日本版って雰囲気ですね(笑)
さて…そんなE20キャラバンですが、この後期最終型から1年と経たないウチにE23型へとモデルチェンジ。
バンとしてのキャラクターはそのままに、コーチは年数を重ねるごとに高級ワンボックスへと進展して行くのはご存知の通りかと…。
で…E20キャラバン自体は、やはり商用車というのもありまして、現存数は壊滅的…(汗)
稀にイベントで見かけたらラッキーの部類ですが、旧車イベントだと、当時の一般的な車種の全高は低い分、全高が高いコトと稀少性が相まってやはり目立ちます(笑)
ソレとスペックを見てて思うのは、現在の日常で乗るにはパワー的にかなりツライだろうなぁ…と…(苦笑)
雰囲気で楽しむにはかなり味のある1台だとは思いますね(^^)v