どうも(^^)v
今回からしばらく、みん友さんの愛車紹介にアップされてる車種のカタログを話題とさせて頂きます~。
ココ1年はずっとやってますが、地元のみん友さんの愛車紹介シリーズを…(爆)
ってコトで…
GX81マークⅡセダン最終
GX70GマークⅡワゴン最終
一部改良時です♪
今回のみん友さんの愛車紹介に出てたのはワゴンの方ですね(^^)v
自分はセダン、ワゴンどちらも乗ったコトがあります♪
セダンの方はですね、特殊なヤツで、タクシーグランデという…(笑)
正式なカタログモデルでは無いものの、福岡トヨペット…だったかな??
タクシー仕様のマークⅡセダンを個人タクシー向けにグランデ内装やモールを追加して豪華仕立てにした地方向けレア仕様…恐らく現存してないでしょうね…(汗)
丁度解体の回送だったかなぁ…40万kmオーバーのを乗りましたよ(笑)
さすがにボディはもうユルユルでしたが…(^-^;
で…ワゴンは…このみん友さんのワゴンを知ってたら、色々と知ってるかと(爆)
当時を知ってる人は今や極僅かでしょう…色々あり過ぎてココじゃ書けない…(笑)
え~と…今回は一気に2車種をやるようなもんですから、それぞれの歴史を…。
時系列的に言うとワゴンからか…。
まず1984年にマークⅡワゴンがデビューしています♪
ご存知の通り、大ヒットした5代目GX71マークⅡのワゴン版。
そして1988年に6代目となるGX81マークがデビュー。
その際にワゴンは従来型を継続、ソコに80系ハードトップとセダンがモデルチェンジする訳ですねぇ(*'▽')
更に1992年に本家マークⅡが7代目の90系にモデルチェンジした際、ワゴンは2世代を通じ継続…そしてセダンもモデルチェンジせず継続となった訳です。
で…1993年に今回アップする一部改良が入りまして、各種法規絡みのアップデートや、グレード改廃を実施しています(*'▽')
それにしても同時期に3世代がボディ形状違えど併売ってスゴイですよね…(汗)
この併売について、自分の想像では恐らく本家ハードトップが3ナンバー化するのに対し、比較的購買層が保守的な層で占められるセダンとワゴンは従来モデルを踏襲するカタチにしたんじゃないかと…。
何より当時の5ナンバーサイズと3ナンバーサイズの境界線を気にする人はとにかく多かったですし、よりフォーマルな場面で営業用途もあるセダンやワゴンで3ナンバーだと、「贅沢なクルマで上から目線なのか??」とイマ一つバツが悪いのもあったんだと思いますね…何より当時はそういう価値観が濃いと思います。
社長や医者でも無いのにクラウン乗って来るのか??っていうアレです。
まぁソコで、5ナンバーなら特に変な印象も持たれない…と。
ゲンキンなモンです…(苦笑)
ちなみに今回のカタログ…キャッチコピーはありません。
恐らく、宣伝広告とかも打ってないハズですし、少なくとも自分は見たコトがありません。
今回は改良翌年となる、1994年4月の内容となります。
で…まずはセダンから。
80系現役時代からそうですが、やはり華美な印象を与えるハードトップとは対極的に、極めて保守的でフォーマルな印象を与えるのがこのセダン。
20代の頃はこのセダンがジジ臭いだなんて思ってたもんですが、この歳になるとセダンのフォーマルな感じも悪くは無いなと思ってくる訳です。
しかし、90系登場後なのもあり、グレードを大幅に縮小…なので、最上級グレードとなるグランデですら更に地味な印象は拍車が掛かるのかと…(^-^;
更にハードトップと違うのが、全高が1405㎜…コレが効いてる。
富士山型のキャビンでスラッと見えるハードトップに対し、やはり実用的でフォーマルなフォルム。
同じ車種ながら、ココまでボディを変更して用途を変えて来る辺りスゴイです。
インパネは当然ながら80系の見慣れたソレですね(^^)v
バブルならではの高品質な造りで、100系よりシッカリとしてます(笑)
グランデなら80系名物のスライドアウトエアコンパネルも装備!
ただ…ハードトップ併売時に比べると、やはりデジパネが無かったり廉価グレード感は否めない訳ですが…(^-^;
しかしコレはハードトップを見た上での話…単体で見ると十分過ぎます。
正直シートのステッチなんて凝りまくりで、トリムも表皮がバリッとあります♪
今のトヨタ車を見ちゃうと、1000万円出してもココまで無いですもんね…(汗)
トリム上端だけ表皮やら合皮やら奢って、トリムの下半分はモロに樹脂ですし。
そう言えば運転席シートは大型の可倒式アームレストがあるのも特徴♪
で…コチラはワゴン。
さすがに80系を見た後にこのワゴンを見ちゃうと、旧世代感がモロに出ます。
ただ…この和と洋を合わせたスタイルがイイんですよねぇ(笑)
ちなみにこの一部改良で、写真のボディカラーになる、ゼファートーニングが設定されてますね(^^)v
70ワゴンってこういう系のボディカラーの印象が強いです♪
バックドア中央にはトヨタのCIマークを追加…この辺りに新旧を織り交ぜた感じが漂う訳です。
ソレとリアワイパーが2本なのはマークⅡワゴンの特徴!
最も、当時のトヨタのステーションワゴンはセプターやクラウンワゴンも2本でしたね(^^)v
インパネは個人的には懐かしいこの造形(笑)
運転席側のエアコンレジスターはシャットレバーが経年でユルユルになるので、紙を切って挟むのが常套手段(爆)
ソレとミラースイッチは内部剥離して、透明な樹脂部分との間に気泡が出来ます。
ハザードスイッチも擦れて地が出やすい部分…そしてスイッチが小さい…(苦笑)
ちなみに70系のアナログメーターって燃料計の針が水平で上下に可動するんですが、個人的にこのデザインがイマ一つ…なのでデジパネが好きってのもあります。
しかし、特に内装に80系の時代に遷移した感じが出てますよね(笑)
シフトノブも妙に丸くなり、アンバランスな感じがしますし、シートはソコまで違和感無いものの、ステッチが80系のソレ。
コッチのカットのがシートは分かりやすいですね(笑)
それにしても正直コレ位落ち着いたインテリアの方が好みです。
なんでもかんでも主に中国の需要に媚びて派手にすればイイってもんじゃない。
で…この一部改良時の変更点で言えば、法規絡みでリアシートの中央席を除き3点式シートベルトになってますね(^^)v
で…荷室はこの通りガランと広い♪
ウチのキャラバンもなんですが、この時代のワゴン車ってラゲッジベルトが装備されてるんですよね(*'▽')
こういうのも地味にイイ…今のクルマ無いですもん。
そんなマークⅡセダンとワゴンに搭載されるエンジンは全部で2機種…。
・1G-FE…直列6気筒2000㏄ハイメカツインカム、135馬力、18.0kg-m。
セダングランデとワゴンに搭載されるのがコレで、90系になるとグレードが大幅縮小されたコトもあり、コレが最もハイパワーなユニットになりますね(^^)v
ベーシックながらも需要的にコレで十分ですし、何より6気筒というのは魅力的♪
但し、ワゴンは1.3tの車重の割には重量配分的にケツが重いのが効いてますね…動きも比例してやや重い印象。
・4S-FE…直列4気筒1800㏄ハイメカツインカム、115馬力、16.0kg-m。
セダンのGRサルーンとGLに搭載。
パワーや豪華さを求めないならコレでもイイのかもしれませんねぇ。
コレらに組み合わされるミッションは、セダンのGLとワゴンの全車に5速マニュアル。
そして全車4速オートマで、2リッターは2ウェイオーバードライブ…要はロックアップ付になります(*'▽')
恐らく安心と信頼のアイシン製…丈夫でジャトコとは雲泥の差…(苦笑)
足回りは、フロントがストラットでリアはセダングランデのみダブルウィッシュボーン♪
そして他はコイルリジッドの電車トレッドと呼ばれるアレになります。
なのでグランデだと、ホイールのチョイスと落とし方でかなり印象が変わるかと(爆)
あわよくばツインカム5速に載せ替えたら管楽器が完成します。
安全装備ではエアバッグを設定♪
但し、セダンにのみオプションとなります(*'▽')
その他安全装備ではサイドドアビームも今回の一部改良で装備されている訳ですが、当時としてもやや遅れて設定された感じですね…。
更にハイマウントストップランプもこの一部改良で装備♪
但しリアワイパー装着時は未装備となります。
GX81は定番となるサテライトスイッチ。
コレも一部改良でエアコンガスがR134a化してますね~。
ステアリングは、メモリー付のチルト機構…コレにエアバッグとセットでテレスコピックも装備されるようになってますね(*'▽')
こういう辺り高級車って感じはします♪
また、ワゴンの方もハイマウントストップランプを装備!
そしてルーフレールもRVブームが後押しした背景もあるんでしょうね…とりあえず一部改良で装備されるものの…
装飾用で使えない(爆)
安全上、積載走行はご遠慮くださいって…(苦笑)
未だと取説すら載ってない中古車はいくらでもあるから、気付かずに使ってそうな人もいそうな気はします…(汗)
カラードマッドガード…コレもこの一部改良で標準装備に♪
なので、ワゴンの方は装備がグッと充実してたりするんですよね(*'▽')
そしてワゴンらしく、ラゲージルームランプも設定されてます(*´▽`*)
グレードはこんな感じで、まずはセダンから…。
・GL (5MT/OD付4AT)…150万7000円/157万3000円
最もベーシックなGLは、当時のこのクラスとしてもリーズナブルな価格設定。
しかし、パワーウインドウの設定すらありません…(苦笑)
■GLの主な装備
〇タイヤ&ホイール
・175SR14スチールラジアルタイヤ+フルキャップ
〇操作性
・エンジン回転数感応型パワーステアリング
・メモリー付チルトステアリング
・4本スポークウレタンステアリングホイール
〇外装
・衝撃吸収カラードウレタンバンパー
・サイドプロテクションモール(ブラック)
〇視界
・ハロゲンヘッドランプ
・コーナリングランプ
・フロントフォグランプ
・クリアランスランプモニター
・ブラック電動リモコンドアミラー
・防眩インナーミラー
・時間調整式間欠ワイパー
〇計器盤
・タコメーター
・デジタル時計
〇内装
・フルコンソールボックス(MT車)
・大型フルコンソールボックス(AT車)
・LED式ハイマウントストップランプ
・トランク&フューエルリッドオープナー
・ラゲージルームランプ
・グローブボックスランプ
・フットレスト
〇シート
・ファブリックシート
・運転席2WAYバーチカルシートアジャスター
・アジャスタブルショルダーベルトアンカー
〇空調
・マニュアルエアコン
〇オーディオ
・AM/FMマルチ電子チューナー+2スピーカー
▲GLの主なオプション
・運転席SRSエアバッグ+本革巻4本スポークステアリングホイール
・寒冷地仕様
・雪国仕様
・熱線入りフロントガラス(寒冷地及び雪国仕様に設定)
・GRサルーン (OD付4AT)…186万5000円
全体の中間且つ、1.8リッター最高峰。
■GLにプラス、またはグレードアップする装備
〇タイヤ&ホイール
・185/70R14タイヤ+樹脂フルキャップ
〇外装
・カラードサイドプロテクションモール
・カラードマッドガード
・ティンテッドガラス
〇視界
・電動格納式カラードリモコンドアミラー
〇計器盤
・サテライトスイッチ
〇内装
・ドアキー連動電気式ドアロック
・ワンタッチ式パワーウインドウ
・スライディングリッドコンソール
〇シート
・高級ファブリックシート
・運転席電動ランバーサポート
・運転席4WAYバーチカルシートアジャスター
・前後調整式フロントヘッドレスト
・フロントシートアームレスト
・前後調整式リアヘッドレスト
・リアセンターアームレスト
・シートバックポケット
〇空調
・オートエアコン
〇オーディオ
・カセット一体AM/FMマルチ電子チューナー+4スピーカー
・FMダイバシティアンテナ
・グランデ (2ウェイOD付4AT)…213万6000円
セダンの最上級グレードは、マークⅡ伝統のグランデになります♪
■GRサルーンにプラス、またはグレードアップする装備
〇足まわり
・4輪独立懸架
・4輪ディスクブレーキ
〇計器盤
・コンライト
〇内装
・ドアキー連動車速感知オートドアロック
・カップホルダー
・ドアカーテシランプ
〇シート
・前席テンションリデューサー付シートベルト
〇空調
・スライドアウトエアコンパネル
▲GRサルーンより更に選択可能なオプション
・アルミホイール
・4輪ABS
・LSD
・間欠リアワイパー
・CDプレーヤー+カセット一体AM/FMマルチ電子チューナー+6スピーカー
次いでマークⅡワゴンのラインナップ…なんですが、写真が無いんですねぇ…。
ってコトでこのカットでご勘弁を…。
・LG (5MT/2ウェイOD付4AT)…186万7000円/194万2000円
ワゴンの最もベーシックなグレードがこのLG。
しかし…カタログには一切写真が掲載されてません…(苦笑)
■LGの主な装備
〇タイヤ&ホイール
・185/70R14タイヤ+フルキャップ
〇足まわり
・リアスタビライザー
〇操作性
・エンジン回転数感応型パワーステアリング
・メモリー付チルトステアリング
・ウレタン2本スポークステアリングホイール
〇外装
・衝撃吸収カラードウレタンバンパー
・サイドプロテクションモール(ブラック)
・カラードマッドガード
・ルーフレール
〇視界
・ハロゲンヘッドランプ
・フロントフォグランプ
・クリアランスランプモニター
・電動リモコンメッキドアミラー
・防眩インナーミラー
・時間調整式間欠ワイパー
・間欠リアワイパー
〇計器盤
・タコメーター
・デジタル時計
・サテライトスイッチ
〇内装
・ドアキー連動電気式ドアロック
・ワンタッチ式パワーウインドウ
・フルコンソールボックス
・バルブ式ハイマウントストップランプ
・ラゲージルームランプ
・グローブボックスランプ
・トランク&フューエルリッドオープナー
・フットレスト〇シート
・ファブリックシート
・運転席2WAYバーチカルシートアジャスター
・アジャスタブルショルダーベルトアンカー
〇空調
・オートエアコン
〇オーディオ
・カセット一体AM/FMマルチ電子チューナー+2スピーカー
▲LGの主なオプション
・アルミホイール
・LSD(AT車)
・カセット一体AM/FMマルチ電子チューナー+4スピーカー
・雪国仕様
・寒冷地仕様
・LGグランデエディション (5MT/2ウェイOD付4AT)…200万1000円/207万6000円
ワゴン最上級がこのグレードです(*'▽')
個人的な想像の範囲に過ぎませんが、恐らくリアサスがリジッドなので、グランデという名称を与えず、あくまでグランデエディションにしたのでは??って思ってます。
■LGにプラス、またはグレードアップする装備
〇外装
・ティンテッドガラス
〇計器盤
・コンライト
〇内装
・ドアカーテシランプ
〇シート
・運転席ランバーサポート
・前後調整式フロントヘッドレスト
・シートバックポケット
〇オーディオ
・カセット一体AM/FMマルチ電子チューナー+4スピーカー
コレにボディカラーが4ドアセダンなら4色。
ワゴンなら5色って感じですね(*'▽')
特にワゴンのゼファートーニングが、この一部改良で追加されたボディカラーになります♪
自分でしたらワゴンLGグランデエディションの5速を…。
ボディカラーはゼファートーニングにして、オプションはアルミホイール、寒冷地仕様って感じでしょう(*‘ω‘ *)
さて…そんなGX81マークⅡセダン、そしてGX70GマークⅡワゴン。
最終的にタクシーベースの主となる為にコンフォートが登場した為、入れ替わる形で1995年末に生産終了。
そしてワゴンの方は、その後も改良を続け、1997年にマークⅡクオリスが登場するまで販売される運びとなり、後から出てきたセダンよりも長いモデルライフを全うしています。
で…今やセダンは比較的廉価で流通するものの、ワゴンはこの手では唯一無二なトコと、1G人気というのも重なり、気付けば結構な相場で推移しています…(汗)
正直、1990年代末の目線で言うと「地味」「オッサン臭い」「まだ売ってたの!?」なんて感じで捉えられてたかと思いますが、コレが今や「味がある」「イイ時代のクルマ」なんて言われるんですから非常にゲンキン…そして何にプレミアが付くのか分からない時代へ突入してる感がスゴイです…(苦笑)
最も、この手は手軽に買えて楽しんでナンボという気持ちが未だデカく、今の相場を見ると…「ソコまでして買います!?」って気分にはなります…(汗)
確かに余計な世話ではあるんですがね…(苦笑)