ということで、実車を買ったのにカタログを持っていなかった為に入手しました(笑)
ST180系セリカ前期です♪
実はですね…買ってから言うのもなんですが…
全く興味無かったです…マジで…(爆)
いや…嫌いなクルマじゃないんですが、コレと言って欲しいクルマでも無かったんです…。
ただね…あの組み合わせはヤバイ…(笑)
で…買うと質感がかなりイイ!!
入手してから気に入るクルマもこのようにあるわけです…トゥデイもL700ミラもそうでした(笑)
デビューしたのは今から23年前の1989年9月、5代目のセリカとしてデビューしています。
デビューした1989年はまさに自動車のヴィンテージイヤーとまで言われる年…
各車からは話題のクルマは発表・発売されてます。
ちなみに日産がイケイケの年…C33ローレルも発売は1989年からで、その他、パオや未だに人気の高いR32スカイライン、及び16年ぶりの復活となったGT-R、国産初の280馬力のZ32に当時国産最大排気量のインフィニティQ45と、上から下まで未だに語り継がれるクルマばかり!!
トヨタからは世界の高級車のベンチマークとなったセルシオ、MR2、カリーナEDにエクシヴ。
ホンダは世界初のVTEC搭載のインテグラに大ヒットとなったアコードインスパイア!!
マツダからは世界中で大絶賛となったユーノスロードスターなんてのも出ています♪
その他にも書ききれない程の名車が一気に出まして、当時の自動車業界は何を選んでも間違いないような車種ばかりでした…いや…マジでイイ時代…(涙)
その波に乗るようにセリカも各種先進装備を満載してのモデルチェンジとなったのですが、如何せん先進的なデザインが災いしたことと、各車ライバルが強すぎて不人気車となってしまいました…(汗)
当時のトレンディドラマにも特に出ることも無く、なぜか…
二十数年後にCMに出るという…(爆)
まぁ…そんなセリカ…
カタログの冒頭に触れるように、各所に先進的機構が使われているのが特徴です♪
CMにはハリウッドスターのエディマーフィを起用しているのは、このブログをご覧の方は承知の通り。
キャッチコピーは「WANTED」、「スゴスバセリカ」なんて言われていました♪
それにしても…
靴を履いたまま乗って行儀が悪い(爆)
何がグッドだ(爆)!!
当時としては異例の丸みで構成されたフォルムは「オーガニックデザイン」と呼ばれまして、そのフォルムに直線が存在しません!!
特にテール周りの曲線の使い方なんて独特…全体的に板金屋泣かせです…(苦笑)
今となってはこのようなデザインばかりなのですが、当時は先進的過ぎて全く受け入れられず、コレが不人気車となった要因の一つでもあります…(汗)
コレが今になって見ると全然古さを感じません…もう23年も前のクルマなのに凄く未来的。
コレが通常グレードのFFモデルとしては最上級となるGT-R 4WSです♪
まさに今回購入した個体と全く同じです。
Cピラー周りの処理はデザイン終了間際まで検討され、このデザインになったそうです。
リアハッチのガラス面積がとにかく大きい…割りに視界が悪い…(苦笑)
で、コチラがセリカで最上級グレードのGT-FOURになります♪
外観上はバンパーにフォグランプがついて、そこにスリットが入ります。
後はエンジンフードにダクトが付いているのが外観上最大の違いです。
インパネはオーディオ周りの下半分はカリーナED、コロナエクシヴと共通ですが、上半分はセリカの専用デザインです。
エアコンのスイッチパネルのデザインや吹出し口の配置が独特です♪
意外な点で言えば、この時代のクルマなのに純正のカップホルダーに500mlのペットボトルが普通に入ります!!
コレは凄い便利です♪
シートに関しては運転席が8ウェイスポーツシートになってまして、サイドサポートとランバーは電動。
リクライニングはダイヤルで微調整が可能で、一気に倒す場合は通常シートのようにレバーで倒せます♪
シートのサポート性は良好ですが、座面及びシートバックがやや平板でもう少々点で支持して欲しいところです。
最上級グレード、GT-FOURに搭載されるのは、3S-GTE型2000ccターボで225馬力。
当時の2リッターターボではハイパワーですが、車重が重いのがネック。
GT-Rに搭載されるのは3S-GE型2リッターNAで165馬力。
実用性は十分ですが、スポーティさで言えば、CR-Xには敵いません…やっぱりホンダ凄い…(苦笑)
従来型に比べますと25馬力程のパワーアップはしていますが、4WS等で100kgも重くなり性能面では殆ど変わらないのが仇となっています。
世界初の機構としては、アクティブスポーツというグレードにアクティブコントロールサスペンションというハイドロサスを電子制御化したものが採用されています♪
ハイドロサス自体は1955年からシトロエンが採用していますが、トヨタはそれを電子制御化して、加速時のスクワット制御、停止時のノーズダイブ制御、コーナリング時のロール制御をすることにより、常にフラットな姿勢で走れるようにしています。
実際に制御は凄いようで、コーナーではほぼロールは皆無…けど違和感ありそうですね。
これがそのアクティブスポーツなんですが、外観上は専用のデカール意外全くGT-Rと同じです。
しかも300台限定車…(苦笑)
実際に見たことすらありませんし…人気も微妙だったようで、当時、話題で仕入れた某中古車店では新古車が売れず数年間展示…100万円の値下げをしてやっと売れたそうです…(汗)
コチラも世界初のデュアルモード4WSです♪
コレはプレリュード等が採用していた4WSと違い、電子制御化して、ノーマルモードとスポーツモードの2パターンを用意しています♪
2つのパターンの違いは同位相制御の限界速度が40km/hか60km/hの違いのみ。
後輪のステアリング切れ角が最大で5度変わります。
また、バック時にはキャンセルモードがあり、バック時は通常の2WSと同様の扱いが出来ます♪
コレはお尻が独特の動きをして面白いです(笑)
乗って感動した装備の1つです♪
GT-FOURには日本初のトルセンLSDをリアデフに装備しています♪
オーディオには当時の純正としては異例の10スピーカースーパーライブサウンドシステム!!
エディ君もやたら興奮してるアレです(爆)
但し、コレは新車時のみの話で、アフターパーツのオーディオを組む時は、独自のアンプや配線関係がクセモノで、純正に拘らない人には全くもって要りません…(苦笑)
これがオプションで当時16万円したとか…(汗)
この装備は購入後知りましたが、オートチルトアウェイステアリングが付きます♪
コレは、エンジンを切ってキーを抜いたら、勝手にステアリングが跳ね上がります。
乗る時はキーを挿して…
手で戻します(爆)
この無駄にお節介な感じがなんともバブル…無駄さが好きです(笑)
このステアリングを跳ね上げる為だけに、モーターは勿論、インパネ内に専用コンピューターまで入る始末…(苦笑)
最後に価格表が入ってました。
今回購入したGT-R 4WSはオプションのエアコンを付けて222万7000円…コレにサンルーフと純正アルミが付くので、コミコミ250万切る位だったと思います。
その23年後に16000kmの個体を15分の1位の価格で買ったのは果たして得だったのかどうか??
良く分かりませんが、5代目セリカはこんな感じのクルマなんだそうです(笑)
スゴスバセリカ…果たして今コレを言って通じる人はどれ位いるんでしょう…(苦笑)??