こんばんは(^^)v
今回はリクエスト頂いたカタログのアップになります。
ホントに昔は沢山走ってましたね~(^^♪
CA71Vアルト前期です♪
懐かしいですねぇ…確か幼稚園の頃にお隣さんが前期のフェミナに乗ってたような気がします…どうだったかなぁ…(^-^;
ホントにドコでも走ってたクルマです…小学生の時にスーパーの駐車場で、駐車枠からそれぞれバックで出てきたクルマがケツ同士でぶつかったのを見たコトがあります。
アルト同士のケツが当たった訳ですが(爆)
つまりはそれ程に多く走ってたってコトです。
福中販の中古車フェアに行けば目玉の1万円中古車で置かれるのも当たり前…。
90年代後半には各所で草ヒロや乗り捨てで放置されてたりも当たり前の光景でありました…(苦笑)
さて…そんなCA71Vアルトは2代目アルトとして1984年にデビューしています♪
大ヒットした初代アルトから5年…シンプルの極みだったあの頃から一転して、装備を充実させてきています。
しかしながら、この初期モノはまだまだシンプルな方ですね…末期に連れてドンドン変わって行くんですから…(笑)
そんなCA71Vアルト前期のキャッチコピー…
道が川なら、私は魚。
なんすかね…80年代感漂うフレーズ(笑)
CMキャラクターは自分は世代的に馴染みは無い小林麻美。
この人がCMしてたコトもありまして、通称:「麻美アルト」なんて呼ばれたりもしますね(^^)v
今回はデビューして半年程経過した1985年4月の内容…デビューからこの間に4WDのモデルも登場してますが、今回は掲載されてないので割愛します。
ってコトでスクエアでクリーンなデザインですねぇ♪
初期型はヘッドライトが規格型の角目2灯。
比較的平面ですからプレス型も容易な方なんでしょうかね…インドではマルチ800なんていう車種で展開されてましたね(^^)v
ライバルのミラに対抗してか、若干イタリアンな感じも出ています。
リア回りは先代よりハッチバックの傾斜が高くなり、荷室容量は広がったのではないでしょうか…(*'▽')??
しかし現在の軽と較べるとホントにムダな装飾なんてのも無く、鉄板の薄っぺらい感じもモロに出てますが、本来の軽はこのようなシンプルで安価な車種がそれらしい気がします。
インパネ周りで特徴的なのがメーター周り。
当時はコレがかなり近未来的に見えました(^^♪
シートはヘッドレストが分離式のハイバックシート。
軽貨物なんで、リアシートはあくまで補助席…大人がアシを入れ込むのはムリがあります…(苦笑)
一方コチラはスポーティグレードのS。
ディーラーオプションながらエアロはこの当時としては張り出しも大きく結構過激なタイプかと思います!
ソレとグレードによるのか、この前期はフロントバンパーのウインカーレンズがクリアになってるタイプがあるんですよね…(汗)
コレについては調べてみたものの、装備一覧にも記載は無く、未だになんで造り分けをしたのか聞いてみたくなります…(苦笑)
Sは専用でサイドサポートの張り出したスポーティなバケットシートになります♪
そんなCA71Vアルト前期に搭載されるエンジンは1機種のみ…
・F5A…直列3気筒550㏄OHC、キャブ、31馬力、4.4kg-m。
通称:エクスターエンジン
いやいや…知らんし…(苦笑)
調べてみたら…「夢中の、熱狂的な(=Ecstatic)」、パフォーマンスの「証、道標(=Star)」という思いを込めて命名された。
な~んて書いてまして、どうやらスズキ純正オイルのブランド名でもあるようで。
エンジンの話題に戻すと、この時代の軽は2気筒もまだ存在する中での3気筒搭載車になるので、比較的先進的なエンジンではあったかと思います(*'▽')
しかしながら、今の時代に乗ると正直かなりアンダーパワーですね…(^-^;
50km/h位までは不満無いまでには加速して行きますが、今の軽に慣れちゃうとスピードの上がり方は非常にゆっくりとしたものです。
反面、ワークスは倍のパワーですからねぇ…性格が全然違います。
アッチは今乗っても加速はかなり強烈ですよ…んでもってかなりオモシロイ(笑)
コレに組み合わされるミッションは、Sのみ5速マニュアルで、後は4速マニュアルと2速オートマ。
2速オートマなんてのが時代ですよね…そう言えばよく考えたら今まで2速オートマのクルマって乗ったコトあったでしょうか…(汗)
そして写真は無いですが、足回りはフロントがストラットでリアはなんとリーフリジッド!!
そうかそうか…前期は全てリアがリーフなんですね…。
ソレでブレーキもSのみフロントがディスク。
後は全車4輪ドラムです…要はシャシ周りは完璧70年代を引きずってますね。
装備としては、初代と比較してかなり現代的になった内容が増えたかと思います。
当時のこのクラスでチルトステアリングとシートリフターがあるのは画期的♪
更に日本初の回転ドライバーズシート!
シートが60度回転するのも画期的ですが、元の位置でロックが掛からないまま始動すると、警告が鳴る安全設計もこれまた良心的(*'▽')
そしてこの型のアルトはメーターが印象的でしたねぇ♪
画像のヤツはSなのでタコメーター付き。
その左側にある空調のダイヤルが画期的でした(^^)v
アナログながらも近未来的…操作性も見やすさも悪くないと思います。
敷いて言えば助手席の人が操作し難いのがデメリットでしょうか…(^-^;
グレードにもよりますが、収納もそれなりに用意され実用的でもあります。
そう言えば何気に凝ってるのがボンネットオープナー。
確かにフードの下に手探りでレバーを探すより分かりやすく手も汚れません♪
しかしながら、この後のどのクルマでもこんな機構って見てないですね…(^-^;
その他は電磁式バックドアロックなんてのもありまして、意外に色々付いてるんだなって印象です。
グレードはこんな感じで…
・Cタイプ…豪華モデルで実用仕様のトップグレードになります。
デジタル時計、トリップメーター、シガーライター、透過照明メーターなんて今では当たり前の装備が豪華装備となります…時代ですねぇ。
・Lタイプ…次点で豪華なモデル。
細かいトコで言えばCタイプのELR式シートベルトに対し、ワイヤーバックル式ってのになるようで。
・Mタイプ
ラジオ非装備、ルームランプがドア連動では無くなったり、シートリフターや間欠ワイパーも無くなり、実用装備に徹します。
けど回転ドライバーズシートは付いてます(爆)
・Aタイプ…4人乗り最低装備のグレード。
熱線ガラスが無くなり、シートもヘッドレスト一体型に。
・Bタイプ…Aタイプベースの2人乗りグレード。まさに商用ボンネットバン。
・Sタイプ…実はコレが最上級且つスポーティなグレード。
唯一のタコメーターやバキュームサーボが付いて走りに徹してますが、反面デジタル時計やラジオは無しという、スパルタンな仕様でもあります。
更に別カタログにはなりますが、4WDもよろしくねとなります。
う~ん…自分でしたらSタイプの5速マニュアルでブルーヴェールメタリックを。
で…この型のアルトってホントに特別仕様車が多いんですよね~(*'▽')
ってコトでまずはアルト100万台記念特別仕様車が数種類ありまして、ココでアルト歴代初の5ドアがまずは限定車として登場します♪
カタログは1985年8月の内容で、この限定車は後にカタログモデルへ昇格。
内容はまんま5ドアになったアルトですね…要は5ナンバーのフロンテの転用。
4ナンバーなので、フロントシートより後部の2分の1までしかリアシートのスペースが認められません…(汗)
ってコトでリアドアの長さよりリアシートのスペースが狭いという現象が起きてますが、どうもこの5ドアアルトは人の乗り降りというより、側面からの荷物の積み降ろしのしやすさを狙った内容らしいですね(^^)v
この5ドアは2駆と4駆が用意され、ボディカラーは2色のみ。
更にコッチは別のカタログで内容は1985年8月と全く同時期。
コチラは先程の5ドアアルトに加え、麻美スペシャルⅡとアルトキッズが掲載されたカタログになりますね(^^♪
5ドアアルトは割愛しまして、ココで登場する麻美スペシャルⅡ
麻美スペシャルはこの数か月前にⅠがありまして、更にこの後Ⅲもありますね♪
当時としては豪華装備となるエアコンが標準になるのもウリ。
カラードバンパーに専用色の内装が特徴となります(*'▽')
しっかし…今の時代にこんな仕様中々無いですよね…麻美スペシャルて…(笑)
ゼストのアユエディション辺りが最後…でしょうかねぇ。
ハタチ前後のアルト。
なんつ~キャッチフレーズだ…しかもなんだこのシュールなポーズは(爆)
ハタチ前後ってコトで若者向けのスポーティなアルトですね(^^)v
タコメーターやアルミホイール、更には当時の高級装備だったブロンズガラスに専用キーまで用意したアルトキッズ♪
価格を見るに、コレだけの装備をしてSタイプよりも10万円は安いので、かなりお得なグレードだとは思いますね(^^)v
さて…そんなCA71Vアルトはこれまた結構ヒットしまして、後期ではリアサスが変わるまで手が入るどころか、NAツインカムの仕様や、軽最強のアルトワークス、マニアックなトコで言えばウォークスルーバンも追加されたりしてかなりの改良が入ります!!
もうこのアルトも40年近く前のクルマになる訳で、そりゃもう見るコトも無くなったよなぁ…と。
改めてこのスクエアなデザインを見るとクルマらしい時代のクルマだなぁ…とも思いますね。
本来はこういうシンプルな軽こそ軽…なハズなんですがね…(^-^;
今の時代の求められてはいない…のかもしれませんが…(^-^;