ってコトでどうも…
新潟から帰ってきたものの、写真編集が追いついてませんので、今回はカタログです。
ってことで…
AP1型 S2000 中期です♪
ちなみにAP2は2200ccモデルの方で、正直車名が全く意味の無いものになってしまってます…180SX同様…(笑)
コレ…乗ったコトあるんですが、超高回転型故に下はスッカスカ…。
クセのある楽しいクルマです(笑)
回すと速えぇってヤツ。
デビュー前はS800の現代版だナンダカンダでメディアがワーワー言って、納車半年待ち云々で騒がれ…(笑)
当時中学3年生だった純粋と思われる少年はチャリンコ漕いでホンダのディーラーにカタログを貰いに行ったのです…もう気になって気になって(笑)
すると愛想の悪いディーラーマンがカタログくれた…
簡易版の。
中学生だからってなめんなよと思いました…。
パパに頼まれてたらどうするんだ!!
まぁ…ウチの親父は頭皮がオープンだった上に己の頭にソフトトップ付ける余裕も無く、S2000云々で騒ぐコトは微塵もなかった訳ですが…(爆)
さてさて…そんなS2000は1999年の4月15日にデビュー…誕生日だったんで覚えてます(笑)
ホンダとしては29年ぶりのFRとして登場しています…それだけで当時はかなりの話題で、アルテッツァやS15シルビアとよく比較されてました…懐かしいなぁ。
2001年に初のマイナーチェンジで、AP1としては中期へ。
今回のカタログは2002年3月のものになります。
オープン専用モデルではあるのですが、乗った感じでは、ドアのベルトラインが高い為、ドアの上部に腕を置いて…なんていうオープンらしさを感じるコトが出来ません…。
さらに、高回転型エンジン故に、低回転でのんびり走るキャラでも無い為、個人的には無理矢理S800の後継としての話題作りの為にオープンにしてしまった感があります…(汗)
そう考えると、クローズドボディで出していた方が軽量且つ高剛性になったハズですから、その辺り惜しいと思わせるクルマでもあります。
テールランプはアルテッツァを筆頭に流行りを見せ始めたユーロテール。
この辺りに斬新な感じがしたものです(^o^)
インパネは今見ても独特ですね♪
今じゃ当たり前のプッシュスタートスイッチですが、コレはS2000が初めてだったような気がします♪
当時はレーシーな感じがして特別感漂うものでしたが、現在は何もかもプッシュスタートの車種が多く、何が良いのかさっぱりわからなくなりました…(汗)
後は、当時デジパネを採用したのが異例な感じもしました。
この頃って逆にデジパネは古臭いイメージがしてたので…。
内装はレッドインテリアなんてコトも出来ました(*^^)v
当時としては異例の高剛性オープンモデルと言うコトで、ハイXボーンフレーム構造も話題になりましたねぇ。
確かにオープン特有のワナワナ感が無いです。
搭載されるエンジンは1機種のみ。
F20C…直列4気筒2000ccツインカム 250馬力 22.2キロ。
2リッターNAでリッター当たり125馬力は超驚異的。
ピストンスピードはF1に匹敵するようですね…(汗)
さらにホンダの4輪としては初のアルミ鍛造ピストンだそうで、エンジン命のホンダのキャラが明確に出ています…(笑)
車両重量が1240kgなのもあり、とにかく速いです♪
ミッションはこれまた1機種で6速マニュアルのみ。
足回りはダブルウィッシュボーンタイプで、分離加圧式ダンパーを採用しているのもトピックです。
チョロっと乗っただけですが、かなり固めの足だった気がします。
ソフトは電動ソフトトップ…
なんと開閉時間6秒!!
やれ3分割だ云々のメタルトップもありますが、アレって時間は掛かるわ雨は漏るわで正直見た目のインパクトだけですね…構造は複雑で重くもなります。
シンプルなのが良いッス。
で、このS2000…最大のトピックは…
世界初のVGSですね…えぇ(笑)
可変ギアレシオなので、ステアリングに対しての切れ角が速度によって違います!!
コレ…乗ったコトないので非常に気になるんですよ…(笑)
結局普及せずに一発屋で終わった感がするのが残念…。
で…この時期になると、NSXのようにカスタムカラープランが追加されました♪
ボディカラーはなんと13色!!
ニューイモラオレンジパールがいいなぁ…(*^^)v
さらにインテリアも5種類から選択可能で、計130通りのバリエーションが展開されます(*^^)v
生産は栃木製作所の高根沢工場で、上塗り塗装は手作業なんだそうです(*^^)v♪
オプションとしてはアルミ製のハードトップがあります!!
重量は約20kgとのコト。
最後に価格表。
プレミアムカラーはなんと20万円高…(汗)
そんなコトもあってか流通量は少ない気がしますね…(^_^;)
レザーシートで約10万円のアップ。
当時は15シルビアのスペックRで約240万円だったコトを考えると結構なお値段でした…(汗)
まぁ…その分手間が掛かっているものの、他の2リッター車に比べると圧倒的に高かったです。
オマケ
コレは1995年の東京モーターショーで発表されたSSMというコンセプトモデル。
コレが明らかにS2000の元となっています。
自分はデビュー前にこの車の存在を知っていたので、デビュー時はデザインの新鮮さにはやや欠けた感がありましたね…4年近く待ったので。
基本的なプロポーションはまんまS2000ですもの…(笑)
そんなS2000はその後排気量アップで2200ccとなった後、2009年にひっそりと生産中止。
その後、ホンダからこの手のオープンモデル…というよりもFRのモデルが出ておりませぬ…。
採算は取れないでしょうが、こんなの出してみませんかねぇ…(笑)??