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2024年05月12日 イイね!

それなりの中古車を作る方法…その2



おぉ~♪なんかまだ見たコト無いCMアップされてるし…(汗)

4年前にアップされてるようですが、全然気づかなかった…(苦笑)

この田宮二郎が出てるルーチェ1800のCMなんて超貴重かと♪

ってコトでどうも…(^_^;)

今回は先日のキャラバンの作業の組上げ編…。



さて…先日の取外し編で汚れが顕著だったのが、このルームランプASSY。




この通り長年の汚れ…も、無くは無いんですが、コレは恐らくこの時代の日産車が新車時に行っていた「ソフトフィールペイント」。

新車時はどうやら文字通りの肌触りで、プラスチックとは思えない上質な質感を目指していたのだと思いますが、コイツが経年によるベトつきの発生。

コレに空気中のホコリやらが付着して行き、写真のように黒ずんでベトベトになるという…(苦笑)

C33もコレが通常グレードのメダリストだと、シフトパネルやメーターバイザーに採用されてまして、経年でベト付きだすと…(苦笑)

自分がC33に乗り出した時には既にこの塗装が死んでるのがほぼ全数。

程度極上車で稀に生きてる程度でしたね…ザラッとした触感でしたが(汗)



コイツをひたすらパーツクリーナーで塗膜を落とし、後はツヤ出し剤で磨きこむと♪

恐らく結構変わってるかと思います(*'▽')



土台に付いてた温湿度計も闇に葬り、ココも磨ける限り磨きます。

どうしても落ちない接着剤と思われる跡もありましたが…(汗)

コレも今後、洗車時に磨いていくコトで、少しずつ削れてキレイになるでしょう(笑)



そしてルーフの表皮の浮きを戻す為に、スプレーのり77を導入。

スプレー後に数十秒放置してから貼り付けるのがコツ…なんだそうな。



う~ん…多少マシ…にはなったが、重力に逆らって貼り付けるのは難しい…(泣)

ホントにキレイに貼るなら、ヘッドライニングを一旦降ろし、表皮を完全に剝いてから貼り付けていかないとダメですね…(^_^;)



ソレでも当初程のルーフ周りのシミは多少は改善。

トリムボードと布地の間にあるスポンジも多少悪さしてるなぁ…(汗)

例えば、スプレーをシュッと吹いて、布地の各所を多めのまち針で固定していくと多少は良くなりますかね…(^_^;)!?

時間の都合もあり、今回この辺はココで終了。



そして今回新たに導入したのは、先程のスプレーのり77と、コチラのホットナイフ。

ホットナイフは主にプラスチックパーツの切断等に使うんですが…。



コチラはBピラーガーニッシュの裏側のクリップ取付部。

土台が写真の通り、白い筋状に割れてます。



逆側もこんな感じで、割れて完全分離…(苦笑)

コレじゃトリムも付きません。



この割れた部品同士を先程のホットナイフで溶着します(*'▽')

プラリペアって方法もあるんですが、見えない箇所だし、くっつけばイイ。

ちなみに、割れたプラ部品同士だと、そのプラの素材自体がもう経年でボロボロなので、その辺りに適当に捨ててあった組立式ミニカーのランナーを溶かして増盛り。

拘る人とかならプラリペアなんでしょう…恐らく。

自分の場合はパネル裏側だし、見えなけりゃ特にコレで問題無し♪

クリップ付けて引っ張ってみても強度も取れてるんでOKとします(^_-)-☆



ってコトで取付け。

外す前から浮いてガタついてましたが、両席共にしっかり装着出来ました(笑)



ヘッドライニングの浮きもあり、上の部分は少々隙があるものの、写真で見るより実車は許容範囲。



アンカー周りの黒ずんでシミになってた箇所も、クリーナーで多少はマシになりました(*'▽')



コチラはリアクーラーユニットの吸気口。

クリーナーを付けてガシガシ汚れを落としてから、ツヤ出し剤を施工します。



バッチリです(*'▽')




噴出し口も同様に掃除♪

ルーバーも出来るだけ隙間まで突っ込んでホコリを落としました(*'▽')



ってコトで前席のヘッドライニングはコレで一旦終了♪



フロントピラーのガーニッシュも磨き込んで艶々でございます♪

次回は前席フロアと前席をリンサー攻め…出来ればクイックブライトも買います。

ソレとフロア剥ぐなら、ついでにエンジンルームも磨かないと…(汗)




あと、こんなのもどうにかしたいトコ…。

日産系の中古茶内装パーツをヤフオクで落とし、プラを溶かして流し込んで塞いでみる??

で…ソコからシボを転写したり出来るか??…知らんけど。

まぁ色々実験台として試してみようかと思います(笑)

で…作業してたらですね…

バッテリーが死にました…(苦笑)




装着されてたのは2018年物のパナソニックのカオス。

カオスを装着する人って結構見ますが、個人的にそんなにイイ??って思います。

個人的には安いバッテリーで十分だと思ってます。

ちなみに、E24のバッテリーって標準はB24Lなんですが、コレは以前の誰かの時点でD端子に変更されてます。

E24…ってか日産車って新車装着時のバッテリー容量が比較的小さいので、大型化するのは定番…なんですが…

ヒドイなぁ…素人作業だ…(汗)

B端子改D端子にするジョイントを装着したまではいいものの、端子カバーが覆いきれず剥き出し…(汗)

オマケにステーすら欠品…つまりバッテリーが踊った状態で自分は神戸から走って来た訳です…知らぬは俺ばかりなり。

まぁ…E24ってバッテリーの位置がヘンピなので、正直ソコ迄剥いで中々確認しませんもんねぇ…。

ちなみに2列目右側のフロアカーペットを外して、金属製の床板を外すと出てきます…メンドクサイんだコレ…。

で…バッテリー外してみてビックリ。



うわ…ヒデェなコレ…(汗)

受け皿まで欠品…土台となるフレーム上には、適当にどっかから持ってきたであろう、A4トレーから切り出した感じの、透明プラスチック板が無造作に置かれてました…(汗)



さらにさらに…純正のマイナス端子はニッパーかなんかで無造作に切られ…(汗)

いや~今まで所有してきた中でも管理がココまで雑なクルマは初めて。



で…バッテリーは元のB端子に戻すか、D端子で容量確保するか検討する為、近所のホームセンターを物色。

まず、カインズへ行くと、55B24Lが10800円。

75D31Lで15000円強。



もう一つ、近所のホームセンターでG&Yuのバッテリーが55B24Lで約9000円。

D31Lで14000円程度。

ちなみに、ローレルはG&Yu…正直経験上コレで十二分。

ガレージ入れてりゃ経験上6~7年持ちます。

結局、帰宅後にアマゾンで100D31Lの韓国製バッテリーが9200円。

大きな買い物で使うクルマだし、(なんせサードカーです…)コレでいいじゃんと…。

写真こそ撮り忘れましたが、とりあえずバッテリー装着後、応急処置的な感じで、+端子を配線処理用の低粘着ビニールテープでグルグル巻にはしています。

コレ…土台と固定方法をどうにかせなマズイな…(汗)


で…後日…。



いつもの板金屋さんへジャマしに…。

「価格なりの程度」という太鼓判?を頂くと共に、純正色で1度オールペンしているトコまで判明(笑)

但し、ルーフはその後の経年でクリア剥げ、そして右フロントドアがややくすみ(磨きで復活するかも…)、フロントバンパーは上面の塗装ボケが激しいので、ルーフはまぁイイとして(E24定番だし…)、ココは1本どっかのタイミングで塗り直そうかとは思ってます。

で…コンパウンドを駆使し…



「危」との決別(爆)

(ココから更に磨いて跡は消してます)。

ソレとハッチ右下にあった、ドコぞの兵庫の見知らぬ板金屋のステッカーをも決別(笑)



帰路につき、GW中のキャラバンの作業はコレで終了。

さて…次回はキャラバン以外のGWでの話題でもチョロチョロしますか…。

ではまた。
Posted at 2024/05/12 13:43:11 | コメント(6) | トラックバック(0) | E24キャラバン | クルマ
2024年05月11日 イイね!

シーサイド育ち



どうも(*'▽')

今回はみん友さんの愛車紹介でアップされているクルマのカタログになります。

え~と…今回は中部の人ですが、クルマだけお見掛けしたコトがありますね…。

で…恐らくもう手放されてるのではないかと…(^_^;)

地元のイベントで恐らく同一と思われる個体を見るんですよ…(汗)

明らかに目立つ仕様なので、恐らくそのままオーナーさんが変わったんじゃないかと。

ってコトで、今回は明らかに目立つクルマですよね~。



N13エクサ
L.A.バージョン追加時です♪

今見ても明らかにクセの強いクルマだと思います(笑)

コンセプトがどう見ても思いっきりマニアック。

同クラスで比較すると、92レビンやCR-X、エチュード(コレはコレで…)、ミラージュなんてある訳ですが、エクサはその中でも明らかに異端児。

特に日本はオマケ要素が強い気もします…当時の世相を見てもターゲットユーザーを見出すのも難しいですし、台数を売りたい感じも無いです(笑)

個人的な思い出としては、ダイヤペットのエクサキャノピー持ってました…赤いヤツ。

自分で選んで買ってもらってないと思います…恐らく親が買ってきたか、親戚のアニキがくれたか…その辺り。

子供心にキャノピーより断然クーペ派だったので、毎度クーペにしたいと思ってた1台ですね…(苦笑)

もちろん、今になるとキャノピーの良さも分かる訳ですが…(笑)

さて、そんなN13エクサは1986年にデビューしています♪

エクサとしては2代目で、従来のパルサーエクサより名称が独立。

先代はクーペのみでしたが、このN13では、ハッチバッククーペ(アプローズみたいですよね…)、そしてステーションワゴン風のキャノピーが用意されました(*'▽')

最も、コレはリアハッチがそれぞれで互換可能!というのをウリで開発してたものの、日本では法規の絡みでボディ形状が変わるからと却下。

コレって恐らく車検証が「箱型」と「ステーションワゴン」で異なるんでしょう…。

対して、輸出モデルでは、このコンセプトを見事成立させるコトに成功しています♪

かと言って商業的に売れたかは別として。

で…このN13エクサは、パルサー、ラングレー、リベルタビラと兄弟車でデビューしたのもあり、同時にカー・オブ・ザ・イヤーも受賞…してるんですってマジで!

だからと言ってやはり商業的に売れる保証は何も無いんですが…(汗)

そして1988年に今回のL.A.バージョンなるヤツを追加。



L.Aの意味は言葉通りのロサンゼルスの略…まぁナゼそうなるかは後程。

そんなN13エクサL.A.バージョン追加時のキャッチコピーは…



シーサイド育ち

悪そうなヤツらが大体友達なのかは不明。

今回はL.A.バージョン追加より数か月後となる、1988年9月の内容です。



ってコトでまずはクーペから。

L.A.バージョンはフロントバンパーが北米仕様の大型バンパーになるのが特徴。

大型…と言うモノの、全長はノーマルと同様で、エアカットフラップで下に延長しているのが大型という意味ですね(*'▽')

ソレとエクサってレッドのボディカラーっていうイメージが強いので、黒って新鮮だったりします(笑)



テールランプはダイアゴナルスリットと呼ばれる、独特なデザインを採用♪

クセが強いものの、いかにもエクサ!という感じで一目で分かります(笑)

他にも縦型のドアハンドルなんてのも特徴的ですね(*'▽')

写真は、Tバールーフとクーペのリアハッチを展開したトコになりますが、もう見る限りで剛性なんて絶対ソッチのけ…スッカスカと思われ…(汗)



そしてコチラがキャノピー…一回り小さいアコードエアロデッキ日産版って感じでしょうか(*'▽')

ちなみにデザインは日産のアメリカデザインセンター…NDIのデザインなので、日本車らしくなく、ややバタ臭い。



インパネは絶壁から曲面基調に変化している最中のデザイン。

外観に負けず劣らず、各所が独特…ソレはまた後程。

コレ…デジパネだったら、もっと近未来感が出て面白いような気もします(^_-)-☆



フロントシートは平板なシートバックが特徴的なバケットシート。

ヘッドレスト×シートバック感の黒い装飾は、何か機能的な意味合いを兼ねてるんでしょうか??

ソレともただの意匠なのか??



リアシートはCR-Xのワンマイルリアシートを意識したのか、エクサは2マイルリアシートという名称…(苦笑)

2マイル=つまり3.2㎞までは辛うじて座れるなんていう、エマージェンシーシートな訳でして、あくまで補助席扱いという感じですね~。

そんなN13エクサに搭載されるエンジンは1機種のみ…。



・CA16DE…直列4気筒1600㏄ツインカム、120馬力、14.0kg-m。

当時の4A-Gや、ホンダツインカムと違い、コチラは実用域重視という感じ♪

過去にサニーRZ-1ニスモに乗った際の感じでは、街乗り領域の低回転でのドライバビリティを重視した、扱いやすいツインカムという感じですね(*'▽')

反面、高回転のパンチや伸びはライバルに比べ明らかに乏しい感じはあります…(汗)



コレに組み合わされるミッションは、全車5速マニュアルと4速オートマ。

足回りは、パルサー譲りの4輪ストラットとなっています(*'▽')

そしてL.A.バージョンタイプSにはビスカスLSDが標準で組まれます♪



装備としましては、コレが結構珍しく、マグネットロック付集中ドアロック♪

キーレスが普及する以前のチャレンジングな機構で、鍵をかざすと恐らくドアロックのキャッチ部辺りに磁力でロックが掛かるように機構が仕組まれてるんじゃないかと…。

つまり、このカギじゃなくても何かしら磁石を近付けると、ロック出来ちゃうんじゃないですかね(笑)??

実験してみたいけど、試す個体がいない…(爆)

そしてワイパースイッチは80年代車あるあるのサテライトスイッチの一部としてレイアウトされてまして、もう使い勝手よりも完全に見栄え重視ですよねコレ…(笑)



肝心のルーフやハッチはこんな感じで開きまして、Tバーはトランクへ格納。

ハッチも外せばピックアップ的な感じで乗るコトも出来ちゃうと…。

確かに個性的…ではあるんですよ…。



更にディーラーオプションでキャンバスハッチなるヤツも用意されてて、もうココまで来るとハッチのままでイイじゃねぇかと(爆)

そしてリアハッチはとても大人1人で持てる一品でも無ければ、取り外しがワンタッチで容易な訳では無く、トドメに外したハッチはドコにも置けないもんだから、オプションのスタンドを購入してね♪っていう…(苦笑)

余程好きじゃないと買わんだろ…(汗)

まず日本の世帯数の何割の家に外したハッチを置ける家やガレージがあるのか??

どう考えてもこのクルマは海外に目を向けてます(笑)

そしてココまで脱着可能部位があると、日本の気候では絶対に雨漏りに泣く…(汗)

恐らく、ロサンゼルスやカリフォルニアとかなら、雨季も少なく低湿な気候だから気にならないんでしょうけど、日本だと増々厳しい上に、神経質な客層が多いので、クレーム対応でディーラーが泣く…(苦笑)

そういえば、シーマ芸人の伊藤かずえって最初エクサ買ってるんですよね。

恐らくルーフを外したとはとてもじゃないけど思えない…(苦笑)



話題はやや前後しますが、先程のワイパースイッチ同様、ヘッドライトやリトラの操作もこの通り集中クラスタースイッチ。

電圧計と油圧計も装備し、ややスポーティなキャラクターを見せ、コレがインパネ中央上段に配置。

ただ、ナゼかうっすらと開口してて、視認性がやや怪しい…(苦笑)

他にはリトラクタブルベンチレーターなんてのは面白いアイデア!!

ペダルパッドもこの通りでメタルパッドだったりで結構凝ってます♪

Tバーの脱着レバーもコスト掛けてますね~♪

ノブもしっかりメッキ加工…AW11のレバーなんて簡素なもんでしたよ…(苦笑)



リトラクタブルヘッドライトもこれまた凝ってて、開いた際に先端が水平になるように設計…しかもこのNISSANのロゴがこれまたイイんですねぇ(*'▽')



細かいトコではリアスポイラー一体型ストップランプが日本初!

しっかしこのテールランプは個性的…一目でエクサと分かるポイント♪

JBLスピーカー装着車がN13系は多いイメージですが、エクサの場合はディーラーオプションなんですね(*'▽')



で…グレードはこんな感じで、まずは通常グレードから。

・クーペタイプA
・キャノピータイプA

このエクサってクルマはグレードの上下が少々分かり難い…(苦笑)

しかし、装備内容からして一番ベーシックなのは、このタイプAだと思います(*'▽')

■タイプAの主な装備
〇視界
・可倒式電動リモコンドアミラー
・ライズアップ付セミコンシールドワイパー
・間欠ワイパー
・熱線リアウインドウ
〇運転席まわり
・タコメーター
・パワーステアリング
・チルトステアリング
・リアハッチオープナー
・フューエルフィラーリッドオープナー
・スポーティペダルパッド
〇オーディオ
・オーディオレス+2スピーカー
・ダイバーシティガラスアンテナ
・ルーフアンテナ
〇シート・内装
・平織スポーティバケットシート
・防眩式インサイドミラー
・リッド付センターコンソールボックス
・ラゲッジ&フロアカーペット(コードニードル)
・ハッチルーフ格納ボード
・リトラクタブルベンチレーター
〇外装
・コンシールドTバールーフ
・脱着式リアハッチ
・デュアルエキゾースト
〇メカニズム
・4輪ディスクブレーキ
・前後スタビライザー
〇タイヤ・ホイール
・185/60R14タイヤ(ポテンザ)+ホイールキャップ

▲タイプAの主なオプション
・ダイバーシティ付AM/FMマルチ電子チューナーラジオ+4スピーカー


・クーペタイプB
・キャノピータイプB

通常版上級グレード。シリーズ中、唯一アルミホイールが標準。

■タイプAにプラス、またはグレードアップする装備
〇視界
・無段間欠式ワイパー
〇運転席まわり
・ワンタッチパワーウィンドウ
〇外装
・マグネットロック式集中ドアロック
〇タイヤ・ホイール
・195/60R14タイヤ(ポテンザ)+エアロアルミロードホイール



次いでL.A.バージョン。

・クーペL.A.バージョンタイプX
・キャノピーL.A.バージョンタイプX

L.A.バージョンのベーシックグレードになります♪

■タイプAにプラス、またはグレードアップする装備
〇視界
・無段間欠式ワイパー
〇運転席まわり
・ワンタッチパワーウィンドウ
〇オーディオ
・ダイバーシティ付AM/FMマルチ電子チューナーラジオ+4スピーカー
〇シート・内装
・バイアスジャージスポーティバケットシート
〇外装
・車体色共色リアハッチ
・マグネットロック付集中ドアロック
・エアスポイラー一体式フロント大型カラードバンパー

□タイプAより省略される装備
・リアディスクブレーキ
・185/60R14タイヤ→185/70R13タイヤ+ホイールキャップ


・クーペL.A.バージョンタイプS
・キャノピーL.A.バージョンタイプS

L.A.バージョンの上級グレードで、LSDを唯一標準装備。

■L.A.バージョンタイプXにプラス、またはグレードアップする装備
〇オーディオ
・カセット一体ダイバーシティ付AM/FMマルチ電子チューナーラジオ+4スピーカー
〇メカニズム
・ビスカスLSD
・4輪ディスクブレーキ
〇タイヤ・ホイール
・195/60R14タイヤ(ポテンザ)+ホイールキャップ



で…ボディカラーは通常グレードが4色で、L.A.バージョンはブラックとクランベリーレッドを足した計6色♪

自分でしたら…この後のヤツを…。



ソレがこのL.A.バージョンタイプSE♪

89年に追加された特別仕様車で、エクサの各装備をイイトコ取りした総決算のようなグレードですね(*'▽')

特別仕様車と言っても、限定車という訳でも無く、リッパにカタログモデルだったり。

で…コッチは89年4月の内容で、このタイプSEが追加されたばかり時ですね。



このL.A.バージョンタイプSEは専用色のライムグリーンパールが目立ちます♪

自分はこの色好きですね(*'▽')



そしてクーペもあれば、しっかりとキャノピーもあります(*'▽')

ミッションも他と同じく5速マニュアルと4速オートマの設定あり。



基本がL.A.バージョンなので、シート地はバイアスジャージ。

フロントのボカシガラスやCDデッキ、JBLスピーカーまで装備!

更にタイプBでのみ標準装備だったアルミホイールまで装備されます♪

ベースはどうやらタイプSのようなので、LSDも標準♪

つまり全グレードの総決算的な内容になりますね(笑)



ボディカラーはこのように全7色を展開♪

自分でしたら話題にした通り、ライムグリーンパールの5速マニュアル。

ソレと今のライフスタイルを考えたらキャノピーにするでしょう(笑)

さて…そんなエクサですが、やはりクセが強過ぎたか…(汗)

日本の市場では受け入れられず、1990年にモデル消滅。

サニーRZ-1と統合されるカタチで、後継車はNXクーペになります。

そう言えば今になって思い出しましたが、90年代後半に極少数ながらもローライダーベースで弄ってる人もいましたね(*'▽')

ワイヤーホイール履かせて、キャノピーをラグトップ風にして、ミューラルペイントでド派手にって感じで。

今じゃそういう弄り方をする人も見掛けなくなりましたね…(汗)

当然ながらエクサも今や見掛けないクルマとなってます…(苦笑)
Posted at 2024/05/11 13:02:41 | コメント(3) | トラックバック(0) | カタログ~日産~ | クルマ
2024年05月08日 イイね!

それなりの中古車を作る方法…その1



どうも(^^)v



さて…GWは来客以外に特段外出も無く、カミさんに小言を飛ばされながらアッという間に終了。

クルマとしての話題はコレに尽きる。



やはり写真はウソをつく。

ココからでは分からないが、33年の月日により、車内では至る所に多数のシミ、穴、ホコリが蓄積する。

ソコで、今回のGWを駆使し、まずは前席周りの天井を降ろしてみよう…と(笑)




現状は問題無いものの、恐らく過去に雨漏りしたんだろうと…。

比較的明るめの内装なので、ヘッドライニングには広大に拡がったシミが目立つ訳です…(汗)



更に経年でヘッドライニングの接着剤が劣化し、表皮が浮いているという…(汗)

家の掃除と同様、まずは重力に逆らい天井から仕上げて行こうって訳です。

しかし…経験上結構な車種で、ヘッドライニングからでは無く、スカッフプレートからバラしてアクセスするコトが多いんですよねぇ…(苦笑)

とりあえず、キャラバンのヘッドライニングは前後2分割構成♪

まずは面積の狭いヘッドライニングに近いトコからバラして行こうというコトで、フロント側から着手します…しますが…



作業中は集中してて、意外と写真を撮るの忘れてたり…(苦笑)

コレはドコかって言いますと、リアの電動カーテンのレール。

取り外しがココからスタート。

コレを外さないとBピラーのトリムが外れない…。

しかし…今度はBピラートリムで苦戦…(苦笑)

ナゼか助手席側のエンジンフードを固定するフック…コレの根本のボルトが全く外れない…(汗)

こういう時は大概ムリをすると、ネジ山を潰したり、トリムを割ったりと、ロクなコトが無いので、他を優先してバラします。



ってコトでアシストグリップを外し、ピラートリムを外す。

外した部品がガレージに置いて、後日見えない部分も含めて磨き直して装着する。



コチラのピラーはまだキレイですが、部位によってはホコリが溜まってたり…(汗)

溜まってる場合は当然掃除します。



助手席のサンバイザーを外すと、成田山のステッカーが…(爆)

恐らく初代のオーナーなのでは無いかと…。

思うに、今回のキャラバンは近年までメカ周りは徹底的に整備をされている。

この手のステッカーから推測するに、長期間に渡り、高齢の方が所有していたのではないかと…。

そして、ココ数年の間に高齢で手放し、恐らくその次のオーナー以降で、あからさまにお粗末な素人配線が割り込まれたり、多数の純正部品を取り外し、廃棄、処分されたと思われる。

ソコに9か月位前に自分の前オーナーが購入し、数か月遊び倒してウチの元にやってきた…恐らくコレが正しい。

今まで目にした部品や改造箇所は実際に取付から数年が経過したであろう、汚れや劣化が見られるので、少なくとも前オーナーの仕業では無いと予想…あくまで予想。

つまり最低でも自分で4オーナー。

ちなみに今回、この成田山のステッカーは強力に貼られていたので、敢えてこのまま。

サンバイザーはこれまた磨きます。



コレは恐らく最初のオーナーであろう、最早マトモな仕事は絶望的にしていない温湿度計…(爆)

ルームランプもこの通り…変色、シミが蓄積。



コイツをバラす為、レンズを外すと、中からLEDの球が1つ…。



ユニットを外して行くと、そのLEDは1つのコードで繋がれ、サンルーフに貼り付けられていたソーラーユニットに辿り着く…。



なんなんだろうね?コレ…??

全く光らないし、何も機能しない…一体なんでこんなモノを仕組んだのか??



更にルームランプユニットの土台、ルームミラーを外して出てきたのがコレ…。

変色して真っ黒になったトリム…そして謎に噛みこまれたエレクトロタップ…。

こういう素人配線のやり残しが出火の要因になったりするので、エレクトロタップは取り外し、配線が剥き出す箇所は、配線処理用の低粘着絶縁テープで対処♪



その他、ヘッドライニング×ルーフパネルを固定するクリップもドンドン外します。

しっかし…コスト掛けてますよね…こんなクリップ1つさえ植毛処理してます…。



前後ルーフトリムの繋ぎを隠すガーニッシュはワニ口クリップで挟まれているだけだったという…(苦笑)

凄いなぁ…こんな造りは今じゃ絶対にしない…(汗)



今回この部品は宙ぶらりんで対処。



苦戦したBピラーガーニッシュも外れました…汚れてるなぁ…(苦笑)

ちなみに助手席側の外れなかった+ネジ…太い+ドライバーの柄を思いっきり押しながら、ドライバーの六角部分にレンチを掛けて回し、ようやく外しました…異様に固かったなぁ…(苦笑)



ちなみにこのヘッドライニングはリアクーラーユニットも覆っているのですが、恐らくエアコンドレンから過去に漏れたんでしょうね…(E24あるあるらしい…)。

ココも清掃予定。



その他、リアクーラーの各吸込み口と噴出し口を外し、後は降ろすだけ…

だったんですが…




外れない…(苦笑)


と…いうより構造上外したら終了…。

つまり…外せないが正解…(苦笑)

コレ…サンルーフのウェザーストリップとオープニングトリムが一体溶着という何とも面倒な構造…(汗)

オマケにどうやらこのウェザーを外すには、サンルーフをチルトアップさせるレバーユニットと、サンルーフガラスを前方で固定するヒンジ…つまりはサンルーフユニット一体を外さないとどうしようもないという…(苦笑)

で…このヒンジを切り離すと致命的。

ウェザーストリップも併せて交換なので致命的。

新品出ないから致命的。

コレさせ外せれば、リアクーラーユニットも全部掃除出来るのに…(泣)

ってコトで、今回はあくまで掃除…エアコンが死んだとか、致命的なヤツならレッツチャレンジで外すけど、そうでは無いので、バラすのはココまでとします。



と…いうコトで時津さんやらボーブラオイサンにも相談して、ルーフを降ろすのは止めたものの、雨染み跡ははどうにかしたい。

ソコで手持ちのこのクリーナーで試すコトとしました(^_-)-☆

コレ…トライアルとかで数百円で売ってる割に、結構落ちます♪

けど…最近クイックブライトが気になりだしたので、買ってみようかと思案中。



で…案の定ヘッドライニングの表皮とスポンジ部の糊が溶けて分離…(苦笑)

大丈夫??想定内。

ってか、プリウスはココまで掃除する気にならないし、ローレルだと気を遣う。

額も額だし、程度も程度…実験に最適…実はココでこのキャラバン気に入ってたり…(爆)

気兼ねなく色々試せるし、試してみたいと思っちゃうし…(笑)

アイはキレイ過ぎて、チョット手を出しにくいトコがありましたので…(^_^;)

とりあえずルーフトリムの浮きは後日対応するとして…



この噴出口のスキマからしか掃除出来なくなったリアクーラーユニット。



スキマを覗くと33年分のホコリが堆積していたのであります…(苦笑)

まぁ当たり前なんだけど。

とりあえず、手が入る箇所だけでもキレイにしておこう。



息子のストックから奪った新品のおしりふき(爆)

アカチャンホンポのヤツは、昨年途中から1枚毎がどうもスムーズに取り出しにくく、連続で出てくる…変更したんでしょうかね…(汗)



マイナスドライバーに巻き付け、手の届く範囲まで拭いて…拭いて…

で…気付く。



リアクーラーユニットのブロアに(爆)

コレは天井部に4つあり、ウチ3つはアクセス可能と見た。

内部はホコリまみれで、各フィンにはホコリが積層…ハハハ…取りたい(爆)



まずは歯ブラシ作戦を実行!!

ちなみに水を含ませただけですが、メッチャ落ちます…(苦笑)



しかし、どうにも歯ブラシの柄が短いのと、フレキシブルに首先が動く訳無いので、奥まで取れずど~うにも気になる…(汗)

ってコトで近所のホームセンターで物色…。



ローコストでそれなりのクオリティを…(ぇ

ってコトで購入したのは、先端にマイクロファイバーが付いた、ボトルの中栓洗い3本入り…お値段200円也。

コレだとなんとか奥まで届くぞ♪

よし…やれるだけやってみよう…(実際かな~り狭いです)。



手が入る合計3つのファンを掃除すると、コレ位そこそこにキレイにはなりました(笑)



バケツの水はこの通り真っ黒…コレを顔に平然と浴びる訳ですねぇ…。

知らぬが仏なのかもしれませんがね(爆)

さて…次回は後半戦で、フロント周りのヘッドライニングの組付けになります。

ココでも波乱…波乱ですよ…(苦笑)

ではまた。
Posted at 2024/05/08 20:57:37 | コメント(8) | トラックバック(0) | E24キャラバン | クルマ
2024年05月06日 イイね!

ブラックマスク



どうも(*'▽')

今回はみん友さんの愛車紹介でアップされてるクルマのカタログになります。

東北のみん友さんになりますね…1度お会いした事があります(*'▽')

で…このクルマは、子供の頃近所の駐車場に停まってた記憶だったり、高校に入る位だから2000年辺りまで、これまた近所に放置車両で長年乗り捨てられていた記憶位しか無いですね…(苦笑)

ってコトで…



A60セリカ後期です♪

実車は当時からそんなに見かけるって感じでは無かったですね…どうしてもXXに目が行きがちってのもありますが…(^_^;)

で…このカタログは構成が実にカッコ良くて、今回改めて見て「おぉ~ぅ♪」となった1冊。

ちなみにXX前期のMターボが追加された時のカタログもカッコイイんですよ(*'▽')

そんなA60セリカは3代目モデルとして1981年にデビューしています♪

日本車で唯一のライズアップライトと呼ばれる、ポップアップ式のヘッドライトが特徴で、通称:ヒラメセリカなんて呼ばれたもんですが、正直結構クセの強いデザインでしたね…(^_^;)

そんなコトもあり、トヨタとしては商業的にコケたかと…(汗)

ソコで1983年に今回の後期型へマイナーチェンジ。

ヘッドライトがリトラクタブル式に改められましたが、これまた特徴的なフロントマスクは、通称:ブラックマスクと呼ばれるのはご存知の方も多いかと♪

ってコトで今回のブログタイトルはベタに攻めてみました(爆)

で…特にキャッチコピー的なヤツは掲載されてませんが、カタログをめくるといきなりコレですよ…



見よ、フルコンシールドヘッドランプに変身した精悍なマスクを。
聴け、ツインカム16バルブの咆哮を。
セリカよ、きみはいつの時代も新しい。


いちいちワードが熱い(笑)

そんな感じで、カタログ写真のロケーションやら、コピーやらが妙に気合入っててカッコイイ…(笑)

今回はそんな後期マイナーチェンジ直後の1983年8月の内容です。



どんなスポーツにも、
ウィナーはひとりしかいない。

もうこんなコピーがたまらない♪

ってコトでまずは2ドアクーペ…なんですが、もうこのカットだったらクーペでもLBでもドッチでもイイじゃねぇかと…(爆)

このシチュエーションもなんだかナイトライダーチック。

で…このヘッドライトとフロントグリルが面一に黒々としたガーニッシュで覆われているのがブラックマスクたる由縁ですよね(*'▽')



走ることが、
男たちの存在を証明する。

ってコトでコチラは2ドアクーペGT-R♪

いかにも80年代初頭の直線基調の出フォルムが印象的…リアピラーが結構立ってますね(*'▽')

子供の頃はこのセリカ…結構大きく見えたものですが、何気にエンジンだけで言うと、GT-Rは1600㏄…ってか、ハチロクと同じ4A-Gなんですよね(*'▽')

あ…ちなみに前期は2T-Gだったので、ハチロクより3ヶ月程度遅れて搭載エンジンがマイナーチェンジと共に切り替わったカタチです。



オイルの匂いだけが、
今日の長いドラマを物語る。

ってコトでコチラはSXというお買い得系グレードですが、このグレードになると電車トレッド感が目立ちます…(^_^;)

リアテール周りはあまり変わってないように思ってましたが、今回見比べるとかな~り変わってます…(汗)

テール間には黒のガーニッシュ、テールも別体だったバックランプが一体化されてたりしますね(*'▽')

しっかし…このボディカラーのSXなんて現存してるんでしょうかね…(^_^;)



いいマシンほど、
ドライバーの心を知っている。

1つ1つのキャッチコピーがホントに凝ってまして、自分はツボでしかありません(笑)

ってコトで今度はリフトバック…LBですね(*'▽')

フロントマスクはクーペと特に変わりないですが、ホイールが変わるだけで正直結構野暮ったい感じが…(^_^;)



目を閉じると、
サーキットの歌が聴こえてくる。

LBの後期はテールランプのバックランプの位置が上部から下部に変更されてるのが大きな違い…今回見比べて新たに気付いた次第です…(^_^;)

パッと見た感じではそんなに大きく変わらないですね(*'▽')



インパネも80年代トヨタ車では典型的な直線基調を採用♪

メーターが大きく、いかにも良さそうな視認性、そして各エアコンレジスターが僅かながら縦長の長方形になっているのが特徴。



シートはグレードによりますが、上級グレードですと、サポートが大きく、ヘッドレスト一体のシートがこれまた80年代トヨタのスポーツモデルという感じの内容。

正直、デザイン面だけで言いますと、昨今のモデルよりもスポーツなキャラクター性が濃いように思えます…。



で…ココからはエンジンの話題…。

TWINCAM16VALVEか、TWINCAMTURBOか。

80年代初頭に派閥が確立した、ツインカムかターボか論争を打ち破ったのが、このトヨタのツインカムターボ…但し、1気筒辺り2バルブ…。

ソコにツインカム16という新たな回答をトヨタは出してきた訳で…。

ココではそんなコトなんてどうでもよく、個人的には表紙を開けて真っ先に出てくるこのカットに気になったという…カッコイイじゃないですか…メカメカしてて♪

そんなA60セリカ後期に搭載されるエンジンは全部で3機種…。



・3T-GTEU…直列4気筒1800㏄ツインカムターボ、EFI、160馬力、21.0kg-m。

日本初のツインカムターボは、ツインプラグという、少々特徴的なエンジン。

但し、コレが今となっては非常に難儀で、デスビ終了=もれなく終了という、ユーザー泣かせのユニットにもなります…(最近はリプロ品とか出てないのか?)



・4A-GEU…直列4気筒1600㏄ツインカム、EFI、130馬力、15.2kg-m。

AE86同様の名機4A-G♪

アイドルから8000回転へのレーシングが僅か0.98秒というレスポンスの良さをウリとするエンジンでしたね(*'▽')

確かにパンチこそ無いものの、高回転まで俊敏にふけ上がるフィールは確かに気持ちのイイものですし、可変吸気システムのT-VISもこれまた特徴的で、4000回転を境に特性が変化するのも見物です(^^♪

・1S…直列4気筒1800㏄シングルカム、キャブ、100馬力、15.5kg-m。

ツインカム16か、ツインカムターボか。

なんて言っておきながら、実はそのドチラでも無いヤツが1番ベーシックなユニットとなります(*'▽')

元が軽量なので、コレでも街乗りには十分な性能でしょう(*'▽')

初期モノはタイベルが切れやすい…なんて話は耳にしたコトがあります。



コレらに組み合わされるミッションは、全車に5速マニュアル。

また、ツインカムターボと1800㏄のSVを除きOD付4速オートマになりますね。



で…足回りのカットでこれまた面白い構成(笑)

フロントマスクと下回りの別カットを合成したような演出♪

コレは面白いです(*'▽')!!

最近のカタログ…いや…カタログ自体が無くなるのか…(汗)

しかし、こういう演出やってもイイじゃんって思う訳です…。



そして肝心の足回りはフロントがストラットで、GT系はリアがセミトレーリングアームという、80年代前半では典型的なFRの足回り。

対して、GT系以外のモデルはコイルサスの4リンクリジッドになります。

なので廉価グレードは極端にトレッドが狭くなると…。



このエアロダイナミクスを表現するカットも80年代っぽい演出でこれまた…♪

cd値はLBで0.33と、前期より0.01アップしてます(*'▽')

恐らくミラー周りの影響が大きいかもしれませんね。

当時としてはトップクラスの性能かと思います(^_-)-☆



で…セリカと言えば、初代から続くラリーの血統があります(^_-)-☆

最終モデルのZZT231を除き、サファリラリーやWRCでの活躍してきたコトは、セリカの歴史を語る上で欠かせない話題かと…。



サファリラリーも3年連続優勝する訳ですが、このCMがまた何度見てもカッコイイという(*'▽')♪



装備としましては、言葉通り内部にウレタンが入ったバンパー。

このバンパーだけで恐らくかなり重いハズ…GX61のはリーンフォースまで含めると、大人1人で持つの結構重たいんだなコレが…(汗)

ソレでも恐らく嘗てのショックアブソーバーを内蔵した5マイルバンパーより軽量なんでしょうけど…(^_^;)

そして後期ではクセの強かったライズアップライトから、一般的なリトラクタブルヘッドライトに改められた訳です…今となってはココは好みですよね(*'▽')



メーターも当然のようにエレクトロニック・ディスプレイメーター…要はデジパネの設定もあります(*'▽')

走りには向きませんが、デジパネは装備したくなるアイテムですよね~(∩´∀`)∩



サンルーフは電動スライド式で、当然ながら?気になるアイテムですし、運転席はスポーツシートも装備♪

この時代ならではのエア式ランバーサポート等を装備した8ウェイ・スポーツシートになる訳ですが、いかに作動点数を多くするかのアピール合戦だったかと…(笑)

実際に乗ったらギミックばかりで全然しっくり来ないシートもあったり…(苦笑)



燃料計はゾーン表示式で拡大表示も可能!

そして設定速度でアラームが鳴る、スピードアラーム…この辺りの機能はまんまセリカXX同様になります(*'▽')



この型のセリカとカリーナ、あとコロナはエアコンが特徴的で、左右の風量を調整するレバーが装備されます…。

コレ…ナゼか上級のマークⅡやクラウンは無いんですよねぇ…(汗)



更にトレンドに合わせ、ドアミラーを採用したのが後期でのポイント♪

フェンダーミラー車が大半の中でのドアミラーはインパクトが大きかったでしょうね(*'▽')

細かいトコでは、アームレストにポケットを装備…コレは何気に便利がイイと思います。



で…グレードはこんな感じで、全グレードにクーペとLBの設定があります♪

・SV…(5MT)

最もベーシックなグレードとなるSVは無塗装バンパーが特徴。
しかし、今まで見たコト無いんですよね…このグレード…(汗)

■SVの主な装備
〇タイヤ/ホイール
・165SR13タイヤ+4.5Jスチールホイール
〇視界
・ミスト付セミコンシールドワイパー
・ドアミラー
〇ステアリング
・2本スポークウレタンステアリングホイール
〇オーディオ
・AMラジオ+2スピーカー
〇内装
・分割可倒式リアシート(LB)
・塩ビレザードアトリム(成形なし)
・ループパイルフロアカーペット
・コンソールボックス
〇その他
・フットレスト

▲SVの主なオプション
・フェンダーミラー
・エアコン又はオートエアコン


・ST…(5MT/4AT)

1800㏄の中間グレード。

■SVにプラス、またはグレードアップする装備
〇外装
・カラードウレタンバンパー
・サイドプロテクションモール
〇視界
・間欠式セミコンシールドワイパー
〇計器盤
・アナログクロック
・フューエルウォーニング
〇オーディオ
・AM/FMマルチラジオ+3スピーカー
〇内装
・運転席ドアポケット
・レザードアトリム(成形ボード)
・ポケット付フロントアームレスト
・フューエルリッド&トランクオープナー


・SX…(5MT/4AT)

1800OHCでは最も豪華なグレード。
装備も豊富で、このグレードのみの豪華装備があります(*'▽')

■STにプラス、またはグレードアップする装備
〇タイヤ/ホイール
・樹脂製ホイールキャップ
〇視界
・ウォッシャー連動時間調整機構付セミコンシールドワイパー
・間欠式リアワイパー(LB)
・電動リモコンドアミラー
・ハロゲンヘッドランプ
・熱吸収合わせ色わけガラス
〇計器盤
・デジタルクロック
・スピードアラーム
〇ステアリング
・回転数感応型パワーステアリング
・チルトステアリング
〇オーディオ
AM/FMマルチラジオ+5スピーカー
〇内装
・前後調整式ヘッドレスト
・シート上下アジャスター
・前席シートバックポケット
・分割可倒式リアシート
・ファブリックドアトリム(成形ボード)
・カットパイルフロアカーペット
・助手席バニティミラー
・フタ付コンソールボックス
・イグニッションキー照明

▲STより更に選択可能なオプション
・ツートーンボデーカラー
・電動サンルーフ&パーソナルランプ
・AM/FMマルチ電子チューナーラジオ
・ワンタッチ式パワーウインドウ



・GT…(5MT)

4A-G搭載のホットモデル。但し、装備はSTとSXの中間って感じです。

■STにプラス、またはグレードアップする装備
〇タイヤ/ホイール
・185/70R14タイヤ+5.5Jスチールホイール
〇外装
・マッドガード
・テープストライプ
〇視界
・間欠式リアワイパー(LB)
・ハロゲンヘッドランプ
〇計器盤
・デジタルクロック
〇ステアリング
・3本スポーク革巻風ステアリングホイール
・チルトステアリング
〇その他
・四輪独立懸架
・4輪ディスクブレーキ

▲STより更に選択可能なオプション
・195/60R15タイヤ+アルミホイール&ホイールアーチモール&パワーステアリング
・電動サンルーフ&パーソナルランプ
・LSD


・GT-R…(5MT)

4A-G搭載の上級モデルで装備も更に充実♪
現在残存する大半がこのグレード。

■GTにプラス、またはグレードアップする装備
〇タイヤ/ホイール
・195/60R15タイヤ+6JJアルミホイール
〇外装
・ホイールアーチモール
〇視界
・電動リモコンドアミラー
〇計器盤
・スピードアラーム
〇ステアリング
・回転数感応型パワーステアリング
〇オーディオ
・AM/FMマルチラジオ+5スピーカー
〇内装
・前後調整式ヘッドレスト
・シート上下アジャスター
・8ウェイスポーツシート
・前席シートバックポケット
・分割可倒式リアシート
・両側ドアポケット
・ファブリックドアトリム(成形ボード)
・カットパイルフロアカーペット
・フタ付コンソールボックス
・イグニッションキー照明

▲GTより更に選択可能なオプション
・ツートーンボデーカラー
・エレクトロニックディスプレイメーター+レオスタット
・AM/FMマルチ電子チューナーラジオ



・GT-T…(5MT/4AT)

当時ではステータスとなる、ツインカムターボ搭載グレード。
装備はGTと大差無い感じですね(*'▽')

■GTにプラス、またはグレードアップする装備
〇視界
・電動リモコンドアミラー

▲GTより更に選択可能なオプション
・ツートーンボデーカラー


・GT-TR…(5MT/4AT)

豪華最強グレード。
但し、現在維持するには難しそうではあります…(汗)

■GT-Rにプラス、またはグレードアップする装備
〇視界
熱吸収合わせ色わけガラス

▲GT-Rより更に選択可能なオプション
・ワンタッチパワーウィンドウ


自分でしたら、ココは4A-Gを堪能したいので、GT-Rにするかと思います♪

オプションでサンルーフ、デジパネ、マルチ電子チューナー付ラジオ、オートエアコン、LSDって感じでしょうね…ややナンパな仕様(笑)

さて…そんなA60セリカは今回のモデルの後に改良が入るコトはどうやら無く、1985年にモデルチェンジ。

次期モデルはFF化された流面形セリカとなります(*'▽')

FF化されて…なんて思っちゃいがちですが、この流面形セリカがハンドリング抜群でイイクルマだったりします♪

で…肝心のブラックマスク、今やレアですし、なによりサラリーマンの自分じゃ手が出ません…(苦笑)

4A-Gってコトで、どうしてもハチロクの影に隠れがちになっちゃったり…ブラックマスクもカッコイイんですけどねぇ…('Д')
Posted at 2024/05/06 20:54:47 | コメント(13) | トラックバック(0) | カタログ~トヨタ~ | クルマ
2024年05月03日 イイね!

間違いしかないサードカー選び 三菱 アイ M



定期的に運転する機会に恵まれた際、軽く印象をブログにアップしているが、今回は手放してしまったアイについて、詳細を久々に残しておくこととした。

このような形式で話題とするのは、2021年に代車で借りたラパンSS以来であるから、実に2年半ぶりである。

■概説

2006年に三菱が世に問うた、新しいカタチの軽自動車がまさにこのアイである。

この手の定石として、大半は前輪駆動であり、全高を1700㎜前後で纏めたトールワゴンとしている。

そしてこれまた限られた枠で最大限の室内空間を求め、各車コレでもかと言わんばかりのスクエアなフォルムで構成されるのが一般的なトールワゴンに求められる条件にもなっている。

しかし、三菱はこの当時、新しいスモールカーの提案として、スタイリッシュな卵型のフォルムにミッドシップレイアウトを採用してきた。

それはまるで初代エスティマを軽自動車の枠に凝縮したコロンブスの卵的な軽自動車であり、何とも言えぬ愛嬌までをも併せ持った言葉通りの名車である。

■パッケージング、スタイル



全長×全幅×全高=3395×1475×1600mm、ホイールベース2550㎜。

一見、丸味を帯びているデザインは、まるでそら豆やハムスター、ウサギのように丸っこく、愛らしさしか無いようなファニーカーのように思えてしまうが、実のところはこれに全ての機能美が詰め込まれていると言ってもあながち間違いではないだろう。



ミッドシップ故、車体の前後目一杯に取られたホイールベースは、なんと同社のコルトよりも長い。

また、現在まで販売されてきた軽自動車の中でも圧倒的に長いのである。

このように真横から見ると、その長さがお分かり頂けるであろう。

そして全高は1600㎜と、ライバルに比べやや低いので、洗車も脚立要らずで出来てしまうのも有難いことである。



ミッドシップモデルのアイは、後輪が太い為、非常に見た目での安定感がある。

そして、ほぼほぼ全てのディテールが円で構成されており、見た目の纏め方がとても軽自動車の寸法枠に収めたものだと思えない程にスッキリとした感じが持てる。

更にこのデザインは古臭さを感じさせず、未だに近未来感を持ったままだ。

これをパッと見ただけではとても2006年式とは思えないのである。



ヘッドライトはインナーがブラックアウトされたプロジェクタータイプなのだが、コイツの照度が致命的に低く、夜間の運転が億劫になるレベルである。

このMグレードはハロゲンヘッドライトの仕様なのだが、上級となるGグレードはディスチャージタイプなので、恐らくこの心配は無用かと思われる。



筆者所有では初代トゥデイ以来の1本ワイパー。

払拭面積は大きく、作動音もトゥデイのようなノイズも無く、ダブルリンクの効果か絶妙の拭き具合あであった。

但し、ウォッシャーの噴射面積がやや足りず、末端まで届きにくい為、噴射量が自ずと多めになってしまうのが玉に瑕である。



ガラス上端を起点に一体化したようなガーニッシュが装着されるのがデザイン上のポイントと言える。

センターアンテナは脱着することも無く、デザイン上でも、まるで動物のような共愛感が持てるポイントとなっている。



リア周りの各ディテールもまた特徴的で、ハイマウントストップランプ、テールランプ、リアガラスが一筆書きでオールインワン化されたような一体感がある。

リアワイパーはRレンジ連動となっており、三菱らしいギミック感が入っている。



エンブレムは至極シンプルで、メーカー(このクルマからは三菱らしさを全く感じないが…)シンボルと車名エンブレムのみ。

グレード感の隔差は少なく、一目でグレード判別を行うのは、所有者や余程のファンでない限り分かりにくいものとなっている。

■装備、インテリア



所有していた仕様は、Mという中間モデルであったが、このモデルでもキーレスオペレーションなる、スマートキーシステムが標準なのは驚異的で、プレミアムスモールを感じることが可能な一面である。

ドアハンドル上部のボタンはドアロックのみ。

1度押しでロック、2度押してドアミラーを格納。

また、ドアミラーを格納したまま発進しても、30km/h以上で自動展開され、そのハイテクぶりに驚嘆してしまう。

アンロックはドアハンドルを引いて行うものの、アンロックしてからドアを開ける
為に、必然的に2アクションを必要とするのは少々使い勝手が悪い。



前席ドアトリムは、クロス張りも無く、プラスチック成型のみであるが、デザインが絶妙で安っぽさを感じない。

パワーウインドウスイッチは、この年式で前席フルオートで使い勝手は抜群だと言える。



前席シートは柔和な印象を持つ、丸味を帯びたシート形状ではあるが、実際の触感はやや硬め。

惜しいかなやや小ぶりで、身長168cmの筆者の体格ならフィット感も絶妙で快適に座れるが、割腹のよろしい方だといささか窮屈かと思われる。



このシートにはリフターが装備されるが、使い勝手は標準的。

但し、あまりにもシートサイドとデザインが一体化され過ぎている傾向があり、初見はやや気付きにくい。



インパネも外観同様の近未来的フォルムで、これまた古臭さを感じないものだ。



このインパネはその触感こそ、射出成型によるプラスチックそのものではあるが、デザインが非常に凝っており、外観からの見た目まで考慮されており、見栄え品質が非常に高い。

よって、チープな印象は皆無で、非常に計算された設計となっている。

また、インパネ形状や広いグラスエリアも相まって、車内は解放感に溢れ、運転視界が非常に広々としており、いつもの景色が新鮮に見える程に不思議な感覚が出て来るのが特徴である。



ステアリングはエアバッグ内蔵の3本スポークステアリング。

写真からも分かるように、ホーンパッドの建付けが悪く、右側の隙段差が目立つ。

コレはアイに関わらず、以前エクリプスクロスでも建付けの悪さが目立ったので、三菱はあまりこのような箇所の質感を気にしていないのかもしれない。

ステアリングを通してのメーター視認性は十分なものがあり、問題は皆無である。



メーターは3つの円形で構成されているのが特徴であり、そのレイアウトから、ネズミの国の白黒の輩を連想させる。

タコメーターを除き、液晶で構成されるこれらのメーターは、左側から燃料計、スピードメーター、オド・とリップ・レオスタットの切替メーターとなっている。

バックライトがオレンジのこれは、日中の視認性で一歩及ばず、最近のフル液晶メーターに見慣れた目からすると、やはり古さは否めない。



インパネ右側は、ミラースイッチ、レベライザー、その下にETC、フューエルリッドオープナーとなっているが、特に問題無く、使いやすい配置となっている。



このフューエルリッドオープナーの下には、写真の反射で白っぽく見えてしまうが、実際には黒いフードオープナーを配置。

開閉力は低く、このように短いレバーでも実際は非常に開けやすくなっている。



インパネ中央は上段より、視認性の良い位置にモニターが鎮座。

その下の噴出し口はやや小ぶりだが、中央にあるハザードスイッチが大きく押しやすいことに非常に好感が持てる。

エアコンパネルは手探り操作性に優れたダイヤル式で、驚くことに噴出口を含む全てがフルオートである。

但し、風量をオートにした際、自動的にコンプレッサーまでONになってしまうのは頂けない。



その下は左側に運転席用カップホルダー、右側にコインボックスを配置しているが、このコインボックスの手前にあるフラットな面はペットボトルのキャップ置きとなっており、非常に配慮が細かい。

しかし、使用することは1度もなかった。

また、カップホルダーは一見では右側が好ましいように思えるものの、室内幅が狭い軽自動車ではリーチの都合上左側の方が扱いやすい。



インパネセンター下面は手荷物を置くスペースとなっており、これには非常に重宝した。

しかし、トレイはやや浅めとなっている。

センターコンソール前方は小物入れとなっており、これはカップホルダーとしても利用が可能。

利便性の非常に高いものだ。



センターコンソール後方にはサイドブレーキのレバーが配置されている。

経年劣化でレバーのボタンとなるプラスチック素材が悪く腐敗する傾向にある。



インパネ左端には、格納式カップホルダーを装備。

使い勝手、配置共に上々。



カップホルダー右側には奥行のある小物入れ、そしてその上部にはなんとティッシュを取り出せるようになっている。



このティッシュ収納ボックスが絶妙で、なんと市販のボックスティッシュが入ってしまう。

このアイデアは見栄えも良く、非常に優れた機能だと言える。



その下のグローブボックスは容量も十分な上、驚くべきは閉じたままでも先程の小物入れの隙間から車検証の出し入れが可能なのである。

見た目もさることながら、機能美に溢れ、かなり凝ったクルマであり、これは普通車を含む日本の乗用車の中でもかなりのグッドデザインだと思っている。



天井側には運転席にバニティミラー付のサンバイザーを装備。

これは後年になり、助手席側にもバニティミラーが装備されるようになっている。

頭上空間は絶妙で、高過ぎず低過ぎず、ムダを感じない設計。

圧迫感は皆無で、この手のトールワゴンで感じる空虚感もこれまた皆無で絶妙なパッケージングと言わざるを得ない。



後席側に話題を移すと、リアドアトリムも前席同様で、クロス張りは皆無。

しかし、デザイン上の工夫により、然程安っぽさを感じないのは中々である。

前席同様のインナードアハンドル形状になるが、これも非常に開けやすい。



後席はやや小ぶりで、前席同様やや硬めではあるものの、レイアウトがいいのか、乗り心地は良く、寧ろ快適である。

ただ、エンジンが後方に迫る為、静粛性の劣るのは致し方無いところだ。

また、このリアシートはISOFIX対応だが、金具が非常に見やすい位置にあり、装着が容易なのがうれしい。

参考までにL175ムーヴは、この金具は非常に奥まった位置にレイアウトされ、非常に使いづらい為、チャイルドシートの装着頻度が高いユーザーからすると、このような細かい不満が意外や大きな不満となる。



アイのリアシートは車両外側にリクライニング機構が装備され、細かい調整が可能ではあるものの、レバーの配置、使い勝手が悪く、レバーを前方に倒してリクライニングをさせるものである。

手を捻るような態勢でリクライニングを強いられる為、この辺りでやや使いづらい。

また、リアフードを開けるには、このリアシート左右を前方に倒す必要があり、整備側にとっては手数が増えると共に、汚れた手でこの手のレバーに触れないといけない為、非常に気を遣ってしまうのである。

その他、ライバル比較でスライド機構が無く、荷室面での使い勝手でやや劣る。



後席側のユーティリティは、元々がコミューター的要素の軽自動車故に乏しいものがあり、右側にコートフックが1個あるのみである。

筆者は未使用のままであった為、利便性は未知数。

但し、使用頻度の高いであろう運転席側に配置している辺り、取り出しの容易性、や使い勝手に配慮したフシはある。



トランクスペースはこのように広いとは言えず、写真のバギーと呼ばれる小型ベビーカーとCDケースを2つ搭載した時点で、最早買い物で購入した生鮮食品は満足に搭載しにくい。

結果、筆者の場合は、誰も乗らない助手席や、妻が膝上に購入した荷物を持ったまま、買い出しの際は移動を行った。

これだけでは無い、子供がいると、着替えにオムツ、ベビーフード、飲料を入れたマグボトル、冬期は各自の防寒着と荷物は満載なので、これに買い物をした荷物を搭載するのは毎度至難の業であった。

かと言ってプリウスPHVがあるから問題無いだろうと思っても、同じように4人乗りな上、EVバッテリーがラゲッジスペースを占有する為、荷室容量はアイと然程変わらないのである。

このような移動時の問題が生じ、キャラバンとの代替に至る。



荷室右側にはジャッキを装備。

スペアタイヤが無い変わりにパンク修理キットが搭載されるものの、搭載位置が特殊で、リアシートクッションを取り外すだけに至らず、更にフロアに配置された遮熱版を取り外した後にやっとご対面という有様である。

恐らくクルマに興味すら無い一般ユーザーだと絶対に分からない。

■エンジン、メカニズム



上記トランクルームのマットを跳ね上げ、エンジンフードを固定する4つの蝶ネジを取り外すと、いよいよエンジンとの無機質なご対面が待っている。



・3B20…直列3気筒660㏄DOHCターボ、MIVEC、64馬力、9.6kg-m。

車両重量が900kgと重い為、活発な動力性能では無いものの、十分な動力性能を持っている。

2000回転辺りからターボの恩恵があり、特性は非常にマイルド。

3000回転を超える辺りから、判別しにくいレベルでタービンノイズが発生する。



このエンジンに組み合わされるミッションがゲート式の4速ATとなっている。

ゲート式シフトレバーの節度感は非常に優れたレベルで、また操作力も自然なものである。

但し、このオートマは特性が少々曲者で、ギヤ比が異様な高速寄り。

60㎞/hを超えてしばらくしてから4速に入る有様で、一般道の日常走行ではほぼほぼ3速走行となる為、高回転まで回さなければならず、燃費も比例して悪化する。

そして面白いのは、4速に入ってからで、高速巡航は非常にハイギアード。

エンジンがミッドシップ配置なので、騒音が後方へ抜けていくこともあるのであろう、静粛性が高く、運転席側からでは低速域より静かに感じるのである。

このような要因で、このアイというクルマは軽自動車なのにコミューター的用途に適さず、寧ろツアラー的な用途で光ってしまうという、特異なキャラクターになってしまうのである。

1年半を所有する中での平均燃費はリッター13.33km/h。

このような特性もあり、車格を考慮すると決して燃費だけでは良いとは言い難い。



他、メカニズムで言えば、ラジエターやエアコンコンデンサーを前方に配置。

故に各種配管は非常に長くなる。

経年劣化によるトラブルは他車比較でややリスキーな傾向ではあることと、冷却系配管が長い故に、冬期は水温が非常に上がりにくく、暖房が効きだすまでにおおよそ15分は必要とする。

これに対し、三菱はオプションでPTCヒーターを用意している。

当初は、なぜPTCヒーターを用意する必要があるのか疑問しか無かったが、冬期に使用しその必要性を痛感した次第である。

価格の上昇は避けられないが、このようなことが分かっておきながらオプション化した三菱の判断は果たして正しかったのだろうか?

少なくとも、ディーラー営業マンですら新車時にこの装備を購入するであろうお客に、その必要性を理解させる説明をするのは決して容易ではないと思うのだが。



そしてこのエンジンはその特異なレイアウト故、右リアフェンダーに吸気口を備える。

i-MIEVでは、ここが充電口として備えられる。



さて、フロント側へ話題を移すと、そのスペースはミニマムではあるものの、各種のメンテナンスホールとなっている。

ブレーキマスター、ABSユニット、ウォッシャータンク、ラジエター、そしてバッテリーまでも押詰められており、整備性はとにかく悪い。

バッテリーですら交換が面倒と言える。



特にABSユニットはこのように、隅へと追いやられ、恐らく各機能部品の配置では開発陣のかなりの苦労が伺われてしまうのである。



足回りはフロントこそ一般的なストラットであるが、リアはド・ディオンアクスルと非常に凝った機構が採用されている。

乗り心地は軽自動車としては非常に良く、他車トールワゴン勢に比べ突き上げも少なく非常に安定している。

更にボディ剛性がこの手の軽自動車としては異様なまでに高い。

そして驚くことは、ミッドシップ故にフロント周りのクラッシャブルゾーンが広く、前方からの衝突に優れているのは想像にたやすいが、リア周りも軽自動車で唯一64km/hオフセット衝突に対応している。

故に、最新の軽自動車を含め、後面の衝突安全性は未だもって最強の軽自動車なのだ。


また、ホンダより特許使用料を払い、センタータンクレイアウトまでをも採用し、重量配分や、アシの特性等、非常に凝ったこれらのメカニズムは珠玉の逸品という他に言葉が見当たらない。

今後、このような軽自動車は開発コストや市場ニーズを考慮すると絶対に出てこないのだから。



タイヤはミッドシップ故に前後異型で、フロントは145/65R15と、非常に幅が細い。

このサイズでは実際に役不足で、乗り方によってはプッシングアンダーで負け気味となる。

せめて155幅が欲しいと思うところではある。



対し、リアは175/55R15で異様な幅の広さと言える。

最も駆動力を必要とするので、この太さが重要となってくる。

実際に出足のダッシュ力では、他の軽自動車とは一線を画す頼もしさがある。

また、上級グレードのGはアルミホイールを標準とするが、このMは写真のようにフルホイールキャップである。

ところが、このホイールキャップのデザインは中々のもので、ホイールの穴の部分がしっかりとアイのエンブレムと同形状になっているのである。

ホイールキャップと言うと、大半が安っぽくデザインされた何とも言い難いものであるが、このアイに限ってはホイールキャップ1つとってもかなりのチャレンジングな内容でとても面白い。

そしてブレーキの効きが抜群で、4輪が均等に安定して効くのが特徴。

制動距離も軽自動車ではトップクラスで短いものである。

■総評



昨今のスーパーハイトワゴンが人気の大半となるこの市場では恐らく理解されず、独特の設計やメカニズムにより今後はマニアライクな1台としてしか捉えられない1台である。

この独特な設計は、非常に魅力的ではあるものの、今後においては経年劣化で独特な設計が仇となり、その維持が困難となってしまう、諸刃の剣となる可能性が非常に高い。

なので、筆者のように相場が底値でコンディションの良い個体を手に入れ、尚且つ覚悟が出来たなら必死で部品をストックし、維持するのも良いだろうし、また、現在の比較的維持のしやすい、旬とも言える時期のみ手軽に所有し、ミッドシップライフを経験するのもまた良いのではないかと思っている。

高年式でユニットに拘らなければEVモデルを購入する楽しみもあるだろう。

レアではあるものの、最終の小型乗用車になったモデルだとまだ新車保証すら効いてしまう。

ことさらガソリンモデルのアイに関しては、ミーブと共通部品の箇所のみで言えば部品入手も恐らくあと10年は不安も無く、まさに今だからこそ今回のガソリンターボは特に買いだと言える。

アイの特性を考慮しながら、理想的なユーザー層を想像して行くと、長距離移動に優れたコンパクトなモデルで、単身または2人で気ままにビジネスホテルでも予約しながら手荷物程度で旅行を楽しみたい人という、かなりニッチな人物像にはなるが、そういう人にはベストではなかろうか。

1年半、約3000㎞という、使用頻度としては低いものの、かなり満足度の高い1台であった。

酒やタバコ、ギャンブルを控えれば、このような末端の1馬力家庭サラリーマンでも毎月のお小遣いで辛うじて維持出来るクルマなのだから、保管場所さえ確保出来れば、この世界を経験してみることをお勧めしよう。
Posted at 2024/05/03 06:56:47 | コメント(10) | トラックバック(0) | 三菱アイのある生活(終) | クルマ

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