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惰眠のブログ一覧

2013年01月06日 イイね!

旧い車には色々起こる

旧い車には色々起こるユーノス500を定期点検に持っていった。先ごろ、信号で止まる時に時々エンジンがすとんとストールする(ブレーキもサーボを失って危うく止まりきれなくなりそうになる)症状があったのを、アイドリング用のバイパス路の清掃などの対処で乗り切り、基本的には大きな不安はない筈であった。

 ところがディーラーに向かうべく、一際冷え込んだ街中に乗り出すと、またぞろ件の症状に見舞われた。今回はクラッチを切るなりストールするのではなく、速度がゼロに近づくのに引っ張られるように回転計の針が落ちる。んー、そういえばこのところ、何となくだがクラッチがきちんと切れていないんじゃないかというようなモヤモヤした感触が付きまとってるんだよなぁ……。

 で、見てもらったところ「幾つか見つかりまして。まず、ドライブシャフトのブーツにくるりと一周亀裂が入ってます。パックリ行くのは時間の問題です。それから、クラッチのオイルが漏れてます。シリンダーの中がいっちゃってるようですね。ペダル踏み込んでも油圧が維持できなくなってますから、早晩まったく切れなくなるおそれがありますよ」との診断が下った。あー、やっぱりか。今度はクラッチか。

 あっちの違和感とこっちの不具合とが、綺麗に繋がった。クラッチ・ペダルを踏み続けていてもジリジリ繋がっていってしまうんじゃあ、そりゃあ停止時にエンジンが止まるわけである。理由がはっきり判って、スッキリである。別に嬉しかぁないが。しかも「オイル注ぎ足してしばらく様子を見るって手もなくはないですが、結構リークひどいですから、いつリザーブがなくなって完全にクラッチが切れなくなるか、予想できません。案外、早いかも」とのご託宣である。補修部品がないかもしれない、という旧い車(もうデビューから20年だもんなあ)に付き物の問題を残しつつ、車はそのまま即入院と相成った。

 僕が出入りしているディーラーでは、今現在まだ僕を含め4~5台のユーノス500ユーザーと付き合いがあるという。先日名古屋で聞いた全国の生き残り台数から考えると、相当な集中度だと言える。でも「ボディパネルが生産中止で欠品なんです。この前は、後ろから追突された500のお客さんが、トランクのリッドが修正不能なくらい曲がっちゃって、交換部品がないものだから泣く泣く乗り換えられました」。

 社外品でも代替可能なパーツなら純正が欠品になったところで大した問題じゃあない。しかしユニークの部分で物がなくなっちゃうと――特にこの車種は新車時点からそんなに数が出たわけじゃないので、リサイクルパーツもあまりあてにならない――にっちもさっちも行かなくなってしまう。うーん、クラッチの油圧部分なら、なんとかなるんじゃないかとは思うんだが……。
Posted at 2013/01/06 16:53:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | ユーノス500関係 | 日記
2012年12月05日 イイね!

生き残っていた「見ず知らずのユーノス500」

生き残っていた「見ず知らずのユーノス500」先月下旬、見ず知らずのオーナーのユーノス500と街中でばったり出くわすことなんてトンとなくなったと書いた舌の根も(?)乾かぬうちに、これである。向こうの路地を曲がってこっちに走ってくる、あの紺色の車は!ユーノス!500!ではないかッ!!

 いやぁー残してる人は残してるんだなあ。すれ違い様にチラッと横目で追った運転席には、恐らく20代と思われる(30代には乗っていない感じ)女性の姿。うーん、だとすると、逆に車にそれほど思い入れがないから却って残っている、なんて可能性もなくはない。思い入れたっぷりに残しておくのもいいけれど、そうではなくシレッと生き残ってると言うのも悪くないな、なんてことを考えた。
Posted at 2012/12/17 11:51:21 | コメント(1) | トラックバック(0) | ユーノス500関係 | 日記
2012年11月24日 イイね!

ユーノス500発売開始から20年

ユーノス500発売開始から20年僕の記憶が確かなら、というか間違ってない筈なんだけれど、ユーノス500が国内で販売開始されたのは1992年(の2月)だった筈だ。ちょうど、大学を出て最初に就職した会社を辞めた直後のことだったから、間違いないと思う。つまり販売開始からことしは丸20年にあたったということ。その節目の年と言うこともあって、いまおそらく日本国内で『一番ユーノス500が多く残っているエリア』である東海地区に、オーナーズクラブ仲間で集まろうと言うことになったのが、今回の名古屋訪問のきっかけだ。

 呼びかけに参集したのが、添付写真の19台だ。うーん、パノラマ撮影機能を意味ある形で使ったの、これが初めてかも知れん。宣伝・営業に失敗して、そもそも国内の登録台数がはじめから決して多くないユーノス500だけれど、そして「古い車を廃棄して新しい車に買い替えるなら助成金を出すよ」政策に直撃され一気に数を減らしたユーノス500だけれど、今回の幹事の一人によると、国内にはまだ1000台弱が残っているらしい。
 47都道府県に均等に存在すると仮定して、大体1県に20台程度が残っている勘定になる。もうここ何年か、街中で見ず知らずのユーノス500とばったり遭遇するなんてこともすっかりなくなってしまったけれど、この数では仕方ないことなのかもしれない。

 で、いずれ僕もユーノス500を手放して別の車に乗り換えるのかというと……どうも、なんだか、そうはならないような気がしている。ここまで来ると、執念というよりも最早「惰性」に近いんじゃないかすら思えてくるが、よくよくどうにもならない状態にでもならない限り、なんだかんだと直して乗り続ける気がするのだ。

 ところでデビューから20年というのを、僕が免許を取った時期を基準にさかのぼってみると、あの頃の僕の目から見たコロナ・マーク2だとかスバル360の年式にあたるのだった。ユーノス・ロードスターが新車デビューした時期の、コロナ・マーク2である。20年、人間ならその年に生まれた子供が成人になる程度の時間だが、車の世代交代で見ると「隔世の感」という表現も、あながち大げさではないように思えてくる。
我ながら、物持ちよく乗り続けたものだと、いささかの呆れも混ざった感慨を覚える。
Posted at 2012/12/17 11:41:27 | コメント(1) | トラックバック(0) | ユーノス500関係 | 日記
2012年11月24日 イイね!

「夢と想い出のミュージアム」

「夢と想い出のミュージアム」東海地区在住のユーノス500仲間の企画で、名古屋の金城埠頭にあるリニア・鉄道館を訪れた。昨今、所謂『鉄道オタク』に対する社会的認知(と受容?)が進み、鉄道関係の博物館もあちこちに作られているようだ。これもまぁ、多分そういう施設の一つなんだろう、と想像する。

 車に限らず乗り物は全般に好きではあるけど特段「鉄分」が多いわけではない僕は、混雑がすごいと言う話もあって、鉄道関係の展示物は進んで見に行こうと言う類のものではなかった。が、足を運べば楽しめてしまうもの。ともあれ最初の驚きは、このリニア・鉄道館の集客力である。小さい子供をつれた親子が多いのは、まぁ当然想像が付く範囲。
 しかし実際には、僕と同年輩である四十がらみの女性グループや、デートに来たらしい若い男女の姿が結構目立つのである。そして、漏れ聞こえてくる会話を聞いても、特別「鉄」の人という感じは、しない。

 僕は確か街ネタのニュースか何かでチラッと存在を知った程度でしかなかったので、精々「リニアモーターカーの実用化に血道をあげる旧国鉄(もちろん現在は民間企業グループJRである)が、国鉄的センス――車で言えば旧東欧車のスタイリングセンスみたいな――でブツを野暮ったく並べ立てた展示空間」としか思っていなかったのである。当然、血中『鉄』成分の多い人ばかりが来場するのだろうと思っていた。ひどい話である。

 で、展示の内容なのだけれど、1970年代に少年期を送った僕なんかにとっては「とっても懐かしい景色」だとか、その「懐かしい景色より少し古い時代の風景」が――景色や風景と言っても、電車の車内のことだが――が広がっているのだった。実際、僕と同年齢か少し上くらいの女性グループは、わー懐かしい!と歓声を上げていた。

 特別、お金を掛けて演出に力を入れたと言うわけではなさそうな施設の割には十二分に『楽しい』のだけれど、一つ苦言があるとすれば、その集客力に見合った食事のスペースを確保して欲しい、ということだ。食堂がなくて館内で販売する駅弁風の弁当をかって食べてください、と言うのは別にいい。それも趣向だ。けど、わーっと大勢訪れた来館者が昼時その弁当を広げるのを、現状のスペースじゃ明らかに捌けてない。そこは一考の余地があるだろうな、と思ったのだった。

 ところで「夢と思い出のミュージアム」と言う表題は、JR東海がリニア・鉄道館につけた公式のキャッチコピーだ。うん、夢=未来志向ではリニアの実験車両や次世代新幹線の実験車両の先頭車両(ともに実物!)が展示されてる。でも、まぁ、やっぱり「想い出」のウェートが、すっごく重い配分なのであった。
Posted at 2012/12/17 11:02:44 | コメント(0) | トラックバック(0) | ユーノス500関係 | 日記
2012年03月12日 イイね!

2011年7月の回顧的備忘録その2。出先でバッテリー突然死のその後。

大山鳴動して鼠一匹というか、一番心配していた電装系のトラブルは起きていなかった。単純なバッテリー上がりである。ホント、ユーノス500のバッテリーは「ん?弱ってきてるかな?」という程度の予兆から、一気に全ダウンに行っちまうからおっかない。

 バッテリー突然死の話自体はこれで一件落着なのだが、もうひとつ別件の問題が持ち上がってしまった。しばらく前からマフラーがブランブラン揺れていて、取り付けステーの固定が緩んで外れちまったかな?などと思っていたのだが、バッテリー交換のついでにちゃんと見てもらうと、タイコをボディーから吊るすステーの片方が、タイコ部分との溶接が剥離してしまっていたのだった。

 仕方ねぇなあ、と思いつつ「んじゃあ再溶接ですね」と馴染みの整備担当に言うと「それがですね」と、話の流れが不穏になってくる。「ウチと付き合いのある溶接屋さんだと、スチールはやってるんですけどステンレスの溶接をやってるところがないんですよ。で、多分、再溶接するのはムリなんじゃないかって、どこの溶接屋もいうんですけど……」。

 ユーノス500の純正マフラーであれば、材質はスチールなのだけれども、僕はマツダスピード製のステンレスマフラーに換装してしまっている。しかも、もう随分と昔に製造取りやめになった欠品(?)パーツ。純正に戻すか、別の社外品に挿げ替えるか、そういう話になってしまった。

 ゲルハートだとか、ユーノス500のオーナズ・クラブが始動した直後に知己を得たFORTHという独立系ショップが、今もって対応品のマフラーを用意できるというのだけれど、どうも踏ん切りがつかない。音量とか音質とか見た目とかが、ちょっと僕の好みとは違うのだ。

 諦めきれずネットであれこれ調べてみると、あるじゃあないですか、ステンレスの溶接を請け負っている工場(こうば)が。あちこちに。主だったところは企業間の大口取引を中心にしているようだったけれど、そんななかで隆盛工業という会社が(小さな町工場らしい)目に飛び込んできた。

 どのくらい信頼して任せていいものなのかなぁと思いながら、同社が公表している作業実績を見ると、工場(こうば)の規模はともかくとして、仕事の質はシッカリしている模様だ。たとえ仮に巧くいかなかったとしても、そのままあっさり現用のマフラーを諦めるのも癪なので、とりあえず「可能性」にかけてみることにした。電話で問い合わせてみると、引き受けてくれそうな感じ。

 そこでクルマを預けているディーラーに連絡を取り、ディーラーと取引がないので(つまり掛売りができない)僕が直接、隆盛工業に作業発注&料金払いする形で対応してもらえることになった。マフラーの脱着はディーラーが対応してくれた。

 んで、最終的に車体へのマフラーの再取り付け作業が完了して受領したのは8月に入ってからなのだけれども、仕上がりに関して言うと、さすがは専門業者。ディーラーの担当者も「いやあ、あそこ、いいですわ。取引がないから会社から仕事を投げる形にはできませんけど、今後ステンレスパーツの溶接で困った同僚やお客さんがいたら、紹介しようと思います」と太鼓判を押す。

 料金は、当初こっちが予想していたよりも遥かにリーズナブルで、この点でも懇意にしているディーラーのサービス担当は「これだけの質の仕事ができて、この料金っていうのは得がたいですねぇ」などと感心していた。いや、本当に助かりました。
Posted at 2012/03/12 14:06:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | ユーノス500関係 | 日記

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「フェアレデーって本当に呼ばれてたの? http://cvw.jp/b/9433/47108671/
何シテル?   07/24 21:51
曲面の綺麗な旧い車が好き、エレガンスのある車が好き。そんなこんなでユーノス500に乗りつづけ、もう……何年だ?  気がつけば屋根のない車まで併有。いつまで乗り...
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