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惰眠のブログ一覧

2009年10月31日 イイね!

黒部の秋

黒部の秋去年、仕事の合間をぎりぎり縫って参加するつもりでいたものの、結局土壇場でその「合間」自体が消滅してしまい行けなくなった友人たちとの旅行に、ことしは何とか参加できた。その行き先のひとつが黒部ダム。石原裕次郎の映画『黒部の太陽』でも有名な、関西電力の水力発電用巨大ダムだ。

 10月末と言う時期のこともあって、寒いだろうなあと覚悟はしていたが、やっぱり黒部は寒かった。テレビのニュースなんかで黒部・アルペンルートの道路の両側が雪の壁になっている映像を目にするが、本格的な冬ともなれば、そこまでの雪が降る土地柄なのだから当然ではある。

 流石に紅葉の見ごろは過ぎてしまっていたが、そういう「いかにも観光地的」な見所とは別に深い山間というのは――そもそも黒部は古い山岳信仰の霊地なのだが――ただそれだけで、心洗われるものがある。しかしまあ、よくもこんな山奥に、多量の資材を運び込んで、これだけの構造物を建造したものである。たまたま僕らが訪れたとき、ダムから放水が行われていたのは幸運だった。



 まぁそれにしても、だ。もう息の切れること切れること。ご一緒したREOパパさんは「高地で空気が薄いから」と仰るが、僕には自覚がある。日ごろの不摂生と運動不足が元凶なのである、と。普段、仕事をしている日に換算すれば優に3日分に匹敵する歩数を(急峻な階段や坂道の上り下りも含めて)移動したことがたたり、宿についてからは大浴場まで歩いていく気力が残っていなかった。

 ところで黒部では、日本でもはや唯一となったトロリーバスが運行されている。乗り物好きなので、そればまた物珍しかったのだけれども、トロリーバスって法律上は“電車”なのだった。架線のある新交通システム……みたいな感じだろうか。



 ここのトロリーバスは「単線」で、途中にすれ違い箇所が設けられている。2台だったか3台だったかがワンセットになって(列車のように連結はしていないので、それぞれに運転士がいる)運行され、すれ違いポイントに入ると最後尾車両の運転士が対向先頭の運転士に手信号で合図、それをもって双方が発車するという結構プリミティブな方法が面白かった。費用対効果のこともあるかもしれないが、あるいはこういう「電気」だとか「システム」だとかを介さない原始的な方法は、案外安全の保持に効果的なのかもしれないと思った。

ちょこっとフォトギャラリーにも関連の写真を載せておいた。
Posted at 2009/12/13 20:19:56 | コメント(0) | トラックバック(0) | ユーノス500関係 | 日記
2009年10月29日 イイね!

悲惨きわまる東京モーターショーを見に行った

悲惨きわまる東京モーターショーを見に行った今年は行かなくてもいいかなぁ、と思っていた東京モーターショーだが、どれだけ悲惨な按配になっているのか折角なので見ておこうと意地の悪い好奇心がむくむくと頭をもたげてきたので、例年通り会場近くのホテルに前泊して見物に行ってきた。今回は職場が変わって暦どおりの休みが取れないので、平日の観覧である。

 んでまあ、添付写真がその会場の雰囲気。平日の朝一番だというのは割り引かなければいけない条件かもしれないが、人の入り具合は惨憺たる有様だ。わずか2社の例外を除いて外国メーカーが参加しない『国際』モーターショーである。当然といえば当然なのだが……。

 ブースの並びもスゴいことになっている。トミカだとか自工会なんぞが大きな敷地面積を占有していたり例年は建物を分けて展示している二輪車も同一会場で開催している――そうせざるを得ない――のも悲惨だが、それだけやっても『空き地』が膨大に発生している。通路が広いのなんのって。

 フォトギャラリーに少し写真を載せたが、総支払額で4千万を超えるレクサスのV10エンジン搭載限定スポーツカーであるLFAだとか、不思議なひょうたんみたいなU3-Xを展示するホンダのブースはそれなりに人垣を築いてはいた。だけれども、ワールド・プレミアでアストン・マーティンやポルシェが金満新作モデルをボンボン展示していた数ヶ月前の上海モーターショーの盛況振りと比べると、或いはそれを抜きに前回一昨年の東京モーターショーと比較すると、この凋落ぶりには愕然となる。

 それはそれとして、いつものように底意地悪い感想を言うと、日産の次期フーガ。ウエスト・ラインがCピラーのあたりでキックするあの造形。担当デザイナーはよほどマセラティ・クアトロポルテが気に入ったようだ。そしてスバルのハイブリッドツアラー コンセプト。なんだってアルファ・ロメオが(正確にはジュジャーロが、というべきだが)ブレラに投入したデザイン・アイコンを、ああも丸ごと引用するのか。プライドがないのか恥を知らないのか智恵が足りないのか工夫がないのか……。

 「ああ、いい物を見たな」という風に思ったのが、先に広島市交通科学館で修復・展示されていた39年前にマツダが出したコンセプト・カーのRX500や、僕が免許取得後最初に乗り回していたGC型カペラ、というのも残念な話だ。これじゃ夢もチボーもない。ああ、U3-Xには『夢』があったが、ありゃ自動車じゃあないもんなぁ……。

 この先、世界的に景気が上向いたとして、再来年に開催される(かどうか現状に鑑みると暗い予想が先にたつが)はずの東京モーターショーは、07年のときと同じ程度には活況を呈することができるのだろうか。
Posted at 2009/11/03 21:00:56 | コメント(2) | トラックバック(0) | 自動車関係のイベント | 日記

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何シテル?   07/24 21:51
曲面の綺麗な旧い車が好き、エレガンスのある車が好き。そんなこんなでユーノス500に乗りつづけ、もう……何年だ?  気がつけば屋根のない車まで併有。いつまで乗り...
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