惰眠のブログ一覧

いきなり集合場所を間違えるという失態を演じる。
待てど暮らせど一人も現れないので『もしかしてハメられたのか！？』などと人間不信が募ってしまった。
こういう心理状態になるのは、自らにやましさがあるからに他あるまい。
などと心理学的に内省し、万分の一の偶然と幸運に助けられて無事合流できた友人と、日付変更線を超えるまで歓談する。

帰りの首都高で、自爆している通称「ルーレット族」に遭遇。
富ケ谷ランプ先の右ブラインドカーブを立ち上がった先なので、
調子に乗って飛ばしていたら、きっと小僧どもにつっこんでいただろう。
事実、停車中の僕の後方で、猛烈なスキル音とタイヤスモークがあがった。

我らがユーノス500をはじめ、インフィニティQ45とか、アルシオーネSVXだとか、ユーノスコスモだとか、バブル経済期にイケイケで作ってしまったようなクルマを『バブルカー』と呼んだりする。
きょう恵比寿の駅近くで見かけたのもそんな一台。
これぞまさに、バブルカーである。
まだ残ってたことに、驚きと感動の入り混じった気持ちになった。（写真参照）

（補遺：写真の車は金沢のタケオカ自動車工芸が制作した「ミリュー」と言うモデル。同社は他に「アビー・キャロット」と言うモデルも制作している。アビーはガソリン車だが、ミリューは電気自動車との由。オーナーやコレクターのサイトもあるのだが、アビーはバリエーションが多すぎてもう何がなんやら…。タケオカ自動車工芸のサイトは下のリンク先）

昼過ぎ、お国のためになけなしの諭吉翁と金之助（本名）氏を
郵便局に差し出す。
窓口のお兄さんの「ありがとうございます」には激しい違和感を感じる。彼だって、自分が処理したのが交通反則金の納付伝票だって事くらい判るだろうに。
厭味か？と思うほど屈折していたワタシ。
しかしながら退勤する頃には今朝の出来事すら遠い昔のことのように忘れかけているのだから現金なものである。
案の定、帰路も容赦ない走り方をした。反省のないヤツである。

信号待ちから先頭で気持ちよく飛び出すと、坂の下に青い服を着た人たちがたむろしているのが見えた。
とってもイヤ～な予感がしてアクセルを緩めたが、彼らのところに近づいてゆくと、2人ほどが赤い旗を振りながら車道に飛び出してくる。
気持ちよくアクセルを開けすぎたらしい。
スピードメーターがほぼ真上を向いていたような気がするから、これはピンクのプラチナチケット（僕はいまだ触れたこともない）をプレゼントしてくれるのかと思った。
しかし、彼が提示したのは青いほう。
ちなみにチケット代は1万5千円。ちょっとしたコンサート並だ。が、まあ文句は言うまい。愚痴は別だが…

5歳児のエネルギーと言うものは、全く大人の想像を絶する。
自分にも5歳児だった時期はあるはずなのだが忘却の彼方に消え果て、果たして自分もそうだったのか思い出すことは出来ない。
夕立に遭ったかのごとき汗が流れ、幾度か、ふと意識が遠のくほど激しい立ちくらみに見舞われたのは日ごろの不摂生のつけであろうが、実際、これほど激しい疲労に見舞われたのは高校時代、通気の悪い真夏の体育館でバスケットボールをしたとき以来のような気がする。あと5歳若ければ…と思うことしきり。