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惰眠のブログ一覧

2005年07月29日 イイね!

無精髭

無精髭「無精髭はやめろ」と祖父に一喝されたことがある。
僕は髭が薄いほうなのでついズボラをしていると、いつの間にやら貧乏ったらしい無精髭面になっているのだ。入院中の祖父を見舞いに言ったときが丁度そんな具合で叱られたわけだけれども、以来およそ15年、意識して無精髭はしないように気をつけているつもりではいる。余りしげく言葉を交わしたわけではないけれども、その言葉の中に仕事に向かう姿勢だとかの含意があったのだろうと、僕なりに受け止めたからだ。
その祖父が亡くなって、もう14年になる。

 以前、救命救急関係の調べ事をしているうちにたどり着いたウェブ上のコンテンツに、次のような一文があった。
「一般の方の中にも霊の存在を信じている方と信じていない方がいるように医者の中にもやはり信じている人間と信じていない人間がいます。
信じている人間にその理由を尋ねると『信じていないと虚しくてやっていけない』と答え、
信じていない人間は『そんなもの信じていたらやっていけるか』 と、
いいました。
どちらも真実のような気がします。
私はというと、信じているとか信じていないではなく
知っていると言うべきでしょうか。

 これ以上ないくらい適切な表現だと思った。なぜなら、そう、僕はそれを知っているから。

 14年前、当時の職場に電話がかかってきて課長が僕を呼んだとき、僕はその電話の内容を予め理解していた。その日、僕は自分の背中のすぐ後ろで、僕の仕事の様子をじっと観察している「人の気配」を濃密に感じていたから。お別れにきたのかな…?と思っていたから。
 後日、母から聞いた話によると、その日海に遊びに行っていた弟も、誰とも知れぬ「人の気配」が、少し離れたところからずっと弟を観察しているのに気づいていたそうだ。他にも、似たような事例や全然種類の違う事例を経験して、信じるとか信じないとかではなくて、僕は「知った」。

 週末来、14年前に祖父が「訪問」したときとよく似た気配を背中に感じることがある。或いは何かがあるのか。単に、仕事の暇に任せて、こんなモンちろちろと書いてる孫の情けない仕儀に憤慨しているのか。
そのどちらであるにしても、ピッと背筋を伸ばして気合を入れにゃいかんことには違いがないだろう。
Posted at 2005/08/01 15:35:09 | コメント(1) | トラックバック(0) | ふと思ったこと | 日記
2005年07月29日 イイね!

太田哲也元選手の和解

太田哲也元選手の和解豪雨の富士スピードウェイ(当時)で太田哲也選手の運転するフェラーリが爆発・炎上したのは7年前のゴールデンウィーク中のこと。その日のニュースで放送された事故の模様は余りにも衝撃的だった。太田選手の車が一瞬にして焔の塊となったことは勿論だが、その後の救護の想像を絶するお粗末さ加減が何よりも衝撃だった。

 太田選手が生命を失わずに済んだことは奇蹟と言うより他ないことは、当時の専門媒体(ネコ・パブリッシングのTipoや二玄社のNAVI)の記事に詳しい。しかし僕は、事故に衝撃を受けた以上にレース主催者側の無責任さ、卑怯さに怒りを覚えた。

 03年の東京地裁判決で事実認定された「先導車(ペースカー)が時速150キロ/時まで加速したあと1コーナー手前で急減速した」ことが事故の直接の誘因であり、このことはペースカーの直後を走行していた各車のデータ・ロガーにも記録されているにも関わらず競技長以下の主催者側は「ペースカーの速度超過や急減速は一切ない」の一点張り、痔子が起きたのは太田が視界ゼロの中レースのスタートも確認せずに暴走したことが原因だと言いつづけた。
 のみならず、炎上車両の消火も、負傷者の救出・搬送も全て遅れに遅れた状況をして「十分に安全対策を講じていた」と言い放ち、太田車の消火を行った山路選手へのペナルティまで正当化しようとしたのだから開いた口が塞がらなかった。また被告側は太田の大火傷の原因を、彼が防火服を正しく着用していなかったためだなどとも主張していたようだが、裁判において「そのような事実は存在しない」と一蹴されている。卑劣もここまで来るといっそ天晴だ。

 サーキットを使うレースでは、俗に「死の誓約書」なんて呼ばれることもあるもんを書かされる。スクーバ・ダイビングでも類似の誓約書があるようだけれども、要するに「仮に主催者側の瑕疵により自分が死んでも一切文句は言いません、損害賠償もしません」と言う内容で、流行の表現を使えば「事故で死ぬのも自己責任」と誓うわけだ。
 まあ、自動車なんてもんは殊更競争してるわけではない一般の街中でも事故を起こすものだし、レースともなれば走っている車がこぞって我先に前に出ようと鎬を削るのだから何らかの事故が起きるのは寧ろ必定、それによって最悪生命を失う可能性があることも覚悟しなければ参加出来ないのは仕方ないだろう。

 その意味では「死の誓約書」にも一定の理がある。しかしながらこれは、主催者側が十分な安全対策を講じないことを容認するものでは断じてありえない。太田裁判において東京地裁判決は、まさにその点 ――ペースカーの「暴走」と急減速が事故を引き起こす引き金となり、国際規格に定める救護体制を講じていなかった―― において主催者側を有責としている。
 太田選手がスピードを上げなければ…と言う部分で原告側に4割の過失を認定していることについて、個人的には「それじゃレースにならないし、太田が追突されるリスクを度外視しちゃいないか?」との疑問はあるけれども、誰がどのように責任を負うべきなのかと言う部分に関して東京地裁の判決は極めて妥当なものだと感じていた。

 だから、あれだけ物的証拠が揃っているにも関わらず高裁に控訴した被告側の姿勢には非常に不快だった。三審制を採用しているこの国で、原審の判決に不服があれば上訴することは原告・被告ともに認められた当然の権利だが、それにしたって常識的な限度ってものがある。こういう無責任な連中がレースを主催しちゃあダメだろ、と思った。

 それで、今回の和解である。
一審の東京地裁判決の言い渡しである約9000万円の支払いで決着したと新聞などは報じて記事を終えているが、太田選手が提訴に踏み切った際に述べた理由を考えると、本当に報じて欲しいのは金銭補償以外の和解条件だ。被告側は、裁判所の事実認定を受け入れたのか否か。
 和解事案では、和解条件を当事者間のみの秘密として公開しないことが多々ある。この裁判でも同じだったのかも知れないけれども、それでも「モータースポーツをよくしたい」「死人に口なしで、事故の責任を全てドライバーにひっ被せられては何も改善しない」と起こした裁判なのだから、どういう条件で折り合ったのかこそが本当は一番知りたいところである。次号のTipoあたりには掲載されるかなあ。もしそうなら、久しぶりに購読してみようかとも思うのだが。
Posted at 2005/08/01 13:07:42 | コメント(1) | トラックバック(0) | 事件・事故 | 日記
2005年07月28日 イイね!

な~んか違うんだよなあ…

な~んか違うんだよなあ…高級ってなんだっけ、なんだっけ、とポン酢醤油の明石家さんまみたいなことを思ってしまうのは、先日公開された日本向けレクサス各車のプレス・フォトを目にした時に「なんか、違うような気がするぞ」と感じたからだ。
 高級とはなんぞやなんてことを定義しようとすると、神学論争と言うか、哲学方面の話になっちゃうので踏み込みたくないんだけど…。バケガクなら高級・低級の定義は分子量の大小のこと(シャンプーや洗剤に使われている「高級アルコール」は、品質のよいアルコールって言う意味ではない)だから簡単なんだけどなあ。

 それはそれとして、何が「違うぞォ」と感じたのか考えてみると、ベクトル…僕が漠然と抱いている「高級」の概念とベクトルが微妙に違っているようなのだ。
 要するに僕は「高級品」って奴は、実際に使用者がそうするかどうかは兎も角として、一生モノになり得る雰囲気を湛えているようなもんだと認識しているらしい。万年筆とか時計とかカメラとか。ガタが来ても製造元がきちんと営繕のサービスを初めから織り込んでいて、そのつもりなら本当に生涯使いつづけられるような。年代ものになって古びてきても、それが味わいとか年輪とか歴史として積み重ねられ得るような。

 対して、まあ車なんてものは所詮耐久消費財、大量の消耗部品の集合体だからホントに一生モノにできるかと言われりゃNoに限りなく近いのだけれど、昔のダイムラー・ダブルシックスとかロールス・ロイスとか、アストン・マーチンとか、なぜか英国車ばかり思い浮かぶのだけれども、少なくとも雰囲気に限って言えば「一生モノ」っぽいような感じがする。クラウンなんかも多少、そういう感じがあるかもしれない。

 でもレクサスの写真を見て漠然と感じたのは、そうじゃなかった。
高級=プレミアム性(高い付加価値)と言う側面で見れば間違いなくレクサスは高級なんだけれども、その「高い付加価値」は例えば4年度のモデル・チェンジを迎えたときにはゼロになってしまうような、そして次々と代替わりする新モデルに乗り換えつづけることこそプレステージ性と考えてるような気がしたのだ。

 僕が大学を出て最初に就職した製造業の会社では当時、耳にたこができるほど「高付加価値商品の開発、高付加価値商品の開発」と連呼されていた。商売としちゃ、特にマスプロ産業としちゃ何一つ間違ってない。でも僕は、そういうのをイコール高級と表現するのは、やっぱり違うんじゃないかなぁなんてテツガク的に思索しちゃう。
Posted at 2005/07/28 13:18:49 | コメント(1) | トラックバック(0) | ふと思ったこと | 日記
2005年07月27日 イイね!

もしかしたらレクサスGS

もしかしたらレクサスGS台風7号が来るぞ来るぞという天気の中、いつも通りの時間に職場をあとにした。台風上陸で公共交通機関が混乱することに備えたためか、朝はもとより帰りの時間の道路も、行き交う車の数が普段の2割増の感じがする。

 混雑を嫌って抜け裏を使い、再び幹線道路に戻ろうとしたとき、直交する太い通りにちょっと見覚えのない、白い新しいセダンがいるのが目に入った。
 パッと見の感じはマークXぽくもあったのだけれど、そうではない。と思う。ちょうど、来月末に開店するレクサス碑文谷店からすぐのところだ。だとすると、これはもしかして、レクサスGSではないだろうか。
 よくよく観察する間もなく、信号でちょっと引っかかっただけらしいその白いセダンは走り去ってしまった。

 レクサス碑文谷の店舗は、きょうもショウ・ウインドー全面に目隠しのカーテンが降ろされていて中の様子は寸毫も窺えない。でも、プレスリリースのあった26日には、スタッフがテスト・ドライブに出ていても不思議じゃないような気もする。

 それにしても写真を撮りそびれたのが実に残念だ。日曜日にはプジョー205ターボ16(ホンモノ!!)を目の前にしながら、みすみすシャッターチャンスを逃したし、ちょっと反射神経が鈍ってるかも知れない。
Posted at 2005/07/27 13:42:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2005年07月26日 イイね!

エンブレム商売

エンブレム商売8月30日からいよいよ日本でもレクサス店が稼動するけれども、そうなると写真のようなエンブレム屋さんは商売がしにくいんじゃなかろうか。
 まあ、レクサス店正規ディーラーのことだから、正統なお客様(=当店でお車をお買い上げいただいたお客様)じゃない一見さんが「バッジ売ってくれよぉ」なんて来店しても丁重にお断りしちゃうような気もしているのだけれども。

 ちなみにこのお店、碑文谷に開店する本物のレクサス店から車で5分ほどの近さに立地している。商標権とか意匠権を盾に迫られたら立場、弱いだろうなあ…。
Posted at 2005/07/26 19:52:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記

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「フェアレデーって本当に呼ばれてたの? http://cvw.jp/b/9433/47108671/
何シテル?   07/24 21:51
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