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惰眠のブログ一覧

2007年09月29日 イイね!

諸行無常~COSMOS第9夜・星の誕生と死~

諸行無常~COSMOS第9夜・星の誕生と死~星はやがて死ぬ。僕らの太陽の寿命はあと50億年程度とされている。したがって弥勒菩薩の救済は、6億7千万年ほど間に合わないことになる。いや、太陽が主系列星でいられる期間は50億年よりも短いから、地球の寿命は50億年に届かない。

 カール・セーガン博士は「その頃には我々の子孫は(恒星間を旅する技術を確立して)他の星に移住しているだろう」と慰めを言うが……もう、こう、ガックリくるのである。なんと言うに、営々として築き上げてきた人類の英知も、いずれは無に帰すと言う平家物語の書き出しのような虚無感に打ちひしがれてしまうのだ。

 うーん、ここ2夜分のコスモスはどうも僕は苦手だ。ただ考えようによっては、空の星の残骸から生まれたうたかたが再び星に還るだけ、とも言える。生物の進化における突然変異の原因のひとつには空から降り注ぐ宇宙線も挙げられる。宇宙船は、彼方の恒星が爆散した際の余波だ。やはり、生命は宇宙とつながっている。

 さて、DVDも残すところ2枚。10月中には見終わるだろうか。
Posted at 2007/10/05 18:43:06 | コメント(2) | トラックバック(0) | 芸能・文化 | 日記
2007年09月23日 イイね!

時間と空間の旅~DVD「COSMOS」の続き~

時間と空間の旅~DVD「COSMOS」の続き~一。十。百。千。万。億。兆。京……。アポロ打ち上げの映像に重ねて、重々しい口調で数詞を読み上げるナレーションのCM(日本IBMだった)が強烈な印象を残した『コスモス』の、今夜は第8話。アインシュタインの特殊相対性理論が取り扱われるのだが、それに先立って持ち出されるのが「数の大きさ」の話。

 見ていておや?っと思ったのは、セーガン博士が紹介した「グーゴル(Googol)」なる数だ。アメリカの数学者、エドワード・カスナーが9歳の甥っ子に命名させた「10の100乗(1の後ろにゼロが100個並ぶ)」のことだ。
 なにが「おや?」かと言うと、もちろんこれの語感が米国発の検索エンジン「グーグル(Google)」ととても似ていること。途方もなく膨大な情報を一手にデータベース内に収めようとするグーグルのイメージとも重なる。
 気になったので後で調べてみたら、やはり関連があった。関連と言うか、僕の見た記事に拠るとグーグル創始者はもともと「グーゴル」と名づけるつもりでいたところ、登録の際につづりを間違えて「-gol」ではなく「-gle」としてしまったのだと説明されている。
 何となく、惑星探査衛星に「ホイヘンス」とか「カッシーニ」などとかつての偉大な天文研究者の名を与えるのに通底したセンスを感じる。

 それはそれとして。番組中では俗にウラシマ効果なんて言われる「時間の伸び」についても思考実験の映像化を通じて触れている。「もし世界が100人の村だったら」じゃないが、「もし光の速度が時速40キロだったら」だ。
 時速40キロ近く出るバイクで村を一周して戻ってきたお兄ちゃんは、広場で待っていた歳の離れた弟が老人になっているのに出会う……。これは、子供だった頃の僕は「探検者の孤独」とでも言うべきものを知ってショッキングだった。

 そのショックについては多少説明が必要なのだけれども、例えば大航海時代の探検家などは、おのれの見聞を伝えるべき相手がちゃんといる。無事に生きて戻れれば、そして故郷に不慮の出来事さえなければ、彼の土産話を待っている人にそれを語ることができる。
 ところが、光の速さに迫る船で宇宙への航海に漕ぎ出す探検者は、出発の時点で必然的に土産話をするべき相手と今生の別れをすることになる。仮に光の速度で宇宙を諸国漫遊したとすると、先の「時間の伸び」の効果で船内の時間は、人一人の寿命が(長生きすれば)尽きる前に出発地点に帰ってくることができるのだが、その時には最早、太陽系そのものの寿命がはるか前に尽き果ててしまっている――。

 アーサーCクラークの「幼年期の終わり」で、全てを知ることができたが最後の一人の人類となった男の、一種絶望から開き直ったかのようなやけっぱちな歓喜とか、星新一の「ひとつの装置」を読んだときの持って行き場のない虚無感にもつながる、いかにしても埋め合わせ得ない「孤独」に――多少大げさだが――打ちのめされたような気分になったのだ。そのことを、第8夜を見てまざまざと思い出してしまった。
 小松左京が短編「すぺるむ・さぴえんすの冒険」でチョロっと提示したが、仮に「人類」と言う種の一個体が、世界の真理とでもいうべき全知を得るに至ったとして、それを共にする同胞が誰一人いないとするならば、その『知』にいかなる値打ちがあるのだろう、もしくは、それでもその『知』を求めて探険家は進むべきなのだろうか――なんてことを思ってしまった。……哲学の秋、である。
Posted at 2007/10/03 14:14:04 | コメント(2) | トラックバック(0) | 芸能・文化 | 日記
2007年09月21日 イイね!

遅すぎたのか、早すぎなのか?

遅すぎたのか、早すぎなのか?ことし2007年は東京モーターショーの開催がある、と言うことを思い出した。
03年と05年には会場となる幕張メッセに隣接するホテルに前日金曜日の夜から泊まって、往路の渋滞に巻き込まれる面倒と早起きしなければならない面倒の両面を回避してきた。

 そんなわけで今年も、お金はかかるが前泊して楽してやろうと思ったわけだ。入場券の前売りも始まったようだし……と、昨年利用したニューオータニ幕張のチケット+宿泊&朝食セットを予約しようと同ホテルのサイトを開いて予約ページを見ると。あの、空き室がないのですが。会期に入ってからの平日2箇所は「予約できます」常態になっているのだが、肝心の前日金曜夜が空いてない。

 さて。これは、皆様の関心が高くてもはや売切れてしまったのか、それともまだホテル側の情勢が固まっていないからなのか。後者であることを願っているのだが、もしもう売り切れってことだったらやだなあ。幕張メッセ自体はそんなに遠くないけど、当日クルマで行くと駐車場と会場がめちゃめちゃ遠くなるし。

 ところで余談ながら、数日前ネットの一部で「次期RX-7のコンセプトカーのレンダリング」みたいな画像が出回っているのを見た。公式リリースは何もない。そして、画像は紺色をしていたのだが、なんかちょっと見覚えがある。
 オランダ語は分からないけどautoweek.nlを見ればなんかヒントがあるかな?と思っていって見ると、あっさりタネが割れた。かつて公表された「KABURA」コンセプトの画像をレタッチして、色を変えたりライトを書き直したりキャビン高を低くした、どこかの誰かが作った加工品だったのだ。なーんだ。

 とは言え、6月に横浜のMRYで開催されたロータリー・エンジン40周年記念イベントに参加した際、「現行のロータリー・エンジンの寸法は空く前経験則でベストと判断したものに過ぎず、違うディメンジョンを与えた設計もありうる」などと、聞きようによってはコスモスポーツの10Aから連綿と続く現行エンジンとは別設計のものを研究しているようにも思える発言が出ていたことを考えると、10月末のモーターショーでは、ひょっとするとひょっとするかも、なんて期待をして見たくもなる。

 まあ、もっぱら造型面に興味のある僕なんかは「」コンセプトや「流雅」コンセプトなんかの実物を展示してくれないかなー、なんて思ってたりするわけだが。
Posted at 2007/09/21 15:13:40 | コメント(2) | トラックバック(0) | 身の回りの出来事 | 日記
2007年09月18日 イイね!

ホンダがキレた都知事の発言

ホンダがキレた都知事の発言もう、いい加減うんざりだ。
今年11月開催予定の三宅島バイク・イベントに関しては東京都も4月末に公道レース案を撤回したので、少し頭冷やして来年以降に向けて「できること/できないこと」を検討しなおすかと思いきや、だ。大きな報道がなかったので僕は気づかなかったのだが、都知事はまだ寝言をほざいているらしい。週刊誌記事に拠ると7月27日の定例会見で、石原氏は「来年からは、そこ(公道)でレースをやるつもりでおります。人が死んだから一切物事をやらないということだったら、何の進歩も何もないでしょう」とのたまった由。

 同じ記事からの引用になるが、ホンダの広報は「参加者が、最悪、死亡してもしょうがないと取れる発言をされた。我々の考える安全とは非常に隔たりがありますので、イベントには協力できないと決断しました」と三行半。あたりまえだ。ヤマハ、川重、スズキも三宅島イベントへの協力から手を引いてしまったという。あっっったりまえだ!

 例えばさー、ボクシングだって時々競技者が死ぬわけですよ。相手を殴り倒すべく体を鍛え上げた男たちが、まさに相手を殴り伏せるべくドツキあう競技なんだから、そりゃヘタ打ちゃ死にますって。
 けどさー、少なくとも近代ボクシングは人死に出すのが目的でもなければ、競技者が死ぬかもしれないから観客が興奮してるわけでもないでしょー。それどころか、思い切りぶん殴りあっても死人が出たりしないように、マウス・ピースだとか(アマチュアだったら)ヘッド・ギアの装着義務とか、いまじゃリングのロープだって死亡「事故」の原因要素だってんで見直さにゃならんかな、なんて議論もあったりするわけでしょーが。進歩ってのはそういうのを言うんじゃないのかね。

 十全の安全策を講じたつもりでやってみたら、実は不十分だったんで不幸な結果になっちゃった、次からはそういうことがないようにと知恵を絞るから進歩があるんであって、別に死人が出なきゃ進歩がないわけではない。
 だいいち、最初っから人命にかかわるヤバい要素があると明らかに分かっていて、どう対策すればいいか分かってて、でもその対策を実施することができないことも分かってて。そういう、必然的に人死にが出るようなことを敢えてやるってことと「進歩」に何の関係があるものか。

 つーか、そんなんで万が一の事態が起こったときに、一体何がどう進歩するというのか言うてみいってなもんだ。つーか、聞けよ都庁担当記者。定例会見なんだから。突っ込めっつーの。「知事の機嫌を損ねるのが恐いから一切ツッコミを入れられないとしいうことだったら、何の進歩も何もないでしょう」。キッチリ問い詰めて記事にしろよ。マスコミは都知事の茶坊主かっての、まったく。
Posted at 2007/09/20 12:41:20 | コメント(3) | トラックバック(0) | 芸能・文化 | 日記
2007年09月16日 イイね!

緑の冒険~MRYデミオ展で聞いた話~

緑の冒険~MRYデミオ展で聞いた話~ 承前
MRYのイベントに他社から招かれていた、スバルの先行デザイン研究(「細木数子のような仕事」との仰せ)部門の女性に拠ると、消費者が商品を目にして一番最初に興味を引かれるのは色で、色に興味を持ってからどんな形をしているのか見てみようという行動をとるのだそうだ。行動心理学か何かの研究で、僕もむかし読んだような記憶がかすかにある。

 今度のデミオは、テーマ・カラー(マツダの人は「PRカラー」と言う呼び方をした)が若草のように明るい緑である。ところが緑と言うのは、車の色としては「普通使われない(談)」のだそうで、実際ラインナップに設定したところで殆んど数が出ないらしい。スバルのエクステリア・デザイナー氏も「初代RX-7の再来かとも思ったが、随分冒険すると思った」なんてことを仰る。
 そんなわけで「売れない色をPRカラーにするとは何事だ!」とマツダの社内でもひと悶着あった由。社長まで難色を示したものをいかなる理論武装をしたものか説き伏せて商品化してみると、なんとこれが結構売れているのだそうだ。グレー・メタリックがダントツらしいが、販売比率では3番手につけていると言う。嬉しい誤算だったようだ。

 ようやくデミオ本体のことを書くけれども、前よりも小さくなった「New Target」のデミオは、僕に言わせりゃデミオであってデミオでない。イベントのエントランス展示を見て、僕はその感を強くした。



 R360クーペや最初のキャロルと並べて置いたその意図。「小さいながらも一応全部そろってる」デミオは、「軽量・コンパクトを実現するために実用の場面で使用頻度の少ない部分はばっさりと切り捨て」られた車となった。
 そのこと自体を僕は悪いとは思わない。むしろ、潔い割り切りだと思う。販売開始からのスタート・ダッシュも上手く行っているようなので、とりあえずは成功したと言っていいのだろう。

 ところで僕が最初に新型デミオを写真で見たときの印象は「Bセグの小型車でコレをやるかぁ?!」だった。語尾上がりと語尾下がりの両方で。あれっぽっちのサイズの車体に、よくぞここまで濃密なデザインを破綻なく構築したものだと感心した(語尾下がり)一方で、本質的にラインナップのエントリーを担うモデルとして「小さいながらも一応全部ある」実用車であるべきものを往年のカローラⅡみたいなお姉ちゃんウケしそうなファッション重視のベクトルにシフトさせてしまったことに呆れた(語尾上がり)からだ。

 尤も、じかに話を聞いてみると(主査が発動機畑の出身で、基本的に堅実な考え方をする人――多分、だけど――なのと関係あるのだろうが)僕が勝手に思っていたよりは、ちゃんとリクツの背骨が通った上での路線転換だったことが分かった。
 ただし、だ。得心はいったのだけれども、僕がもともとネガティブな印象からスタートしているせいで感じたのは「まるで映画監督や小説家が、作品を発表したあとになって自分の作品の解説をしてるみたいだ」ということ。語るべきことは全て作品を通じて語るべきなんじゃないかな~って思うのだ。

 まあ、それはそれとして、全体を通じて透けて見えるのはコストの制約が先行のZOOM-ZOOM各車に比べて結構厳しかったようだと言うこと。傍目からの印象論だが、1巡目のラインナップでは、とにかく地を這うような商品の評価を劇的に改善するために、ある程度採算性の縛りをユルくしてでも「スッゴクいいもの」を作ろうとしていた。
 しかし企業としちゃそれじゃ食っていけないわけで、2巡目に入ってからは『サステイナブル(持続可能)』を旗印に今度はキチンと損益分岐点などの設定もシビアにして商品を開発しているかのようだ。「大人になった」とも言えるけど、僕はもっとアマチュアっぽいメーカーであってほしいと思っている。

 ところでデミオ・スポルトに試乗したときに足回りが随分と固いのに驚いたが、開発主査の話を聞いて納得した。若い頃は六甲山をブイブイ走り回っていたのだそうだ。そして夢の車といえば「トルクステアがきつくてどこに跳んでっちゃうか分からないような、とにかくやんちゃで面白い車」なのだという。ああ、なるほどな。
Posted at 2007/09/18 15:10:01 | コメント(2) | トラックバック(0) | 自動車関係のイベント | 日記

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何シテル?   07/24 21:51
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