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2013年01月06日 イイね!

3代目アテンザに乗ってみた

3代目アテンザに乗ってみた販社に足を運んだついでに、クリーンディーゼルで気を吐くマツダの旗艦、3代目アテンザに乗ってみた。発表前から見ずてんで全国4千数百人が注文し、それに加えて発売1ヶ月で新たに3千近くの受注を得たという注目商品であるだけに、乗せてと言ってすぐにハイどーぞとは行かない。それなりに待たされた。そういえば注文を正式に入れてから納車までも、たしか2ヶ月待ちぐらいだと聞いた気がする。

 ともあれ、乗ったのは添付写真のクルマではなく――というか、写真に撮った白のアテンザはどうもお客さんの所有物っぽい――グレー・メタリックのワゴンだ。原動機は注目の2.2リッターディーゼル。これワゴンがカッコいいんだよな、積載性を犠牲にしても形のほうに振ってるから……という感想はともあれ、寸法はでっかい。なじみのHさんに拠ると「デカいですよ。高さはともかく、長さと幅はMPVと一緒ですから」とのこと。所謂CDセグメントとしちゃ、ほとんど上限のサイズである。CDの上限どころか、パーソナル・カー一般として一番でっかいEセグメントと差がないぞ。

 運転席に座ってみると、先端まで割とフラットに伸びたボンネットのせいで鼻先がどこにあるのか見極めにくいのと、身体周辺が「高く囲われてる」という感じが強い。尤も、前に試乗した人が僕よりだいぶ小柄だったみたいだから(サイドミラーがひどく下を向いてたことからの推測)、これは座面を上げれば解消することだったかもしれない。それよりも、相変わらずマツダだなぁ、と感じずにいられないのがインテリアの樹脂の品質感だ。勿論マツダにしては頑張っているし文句言うほどのもんでもないのだけれど、「見た目」の演出がすごく上手なトヨタやホンダ辺りと比べると、どうも二歩も三歩も追いつけていない感じになる。ま、それを言っちゃうとヨーロッパの有名メーカーでも同じことなんだけど。

 それはともかく一番の注目は排気量2200ccのくせに42.8kgmなんていうとんでもねートルクをひねり出すディーゼル・エンジンなのだが、停止状態からの動き出しでは若干ダルなところがある。恐らくエンジン側じゃなくて変速機のセッティングなんだろうと思うが、手動変速の車でクラッチ繋いでポーンと飛び出すような動き方は(普通のアクセルの踏み方をしている限りは)しない。まあ安全を見ているんだろう。僕の好みで言えば、もっと敏感に反応してくれたほうが気持ちいい。

 そんな文句を心の片隅でブチブチ呟こうが、しかし一旦走り出してしまえば、とてつもねートルクの恩恵には与りっぱなしで、普段乗ってるガソリン車の気分でアクセルをやや強めに踏み込もうものなら、R32スカイラインのGTS-tタイプMがいきなり最初からターボがかかってるような按配でぐいぐいスピードが乗る。そのうえ、ディーゼル・エンジンだってのに5000回転まで回るってんだから。

 80年代90年代の、僕の記憶にあるディーゼル乗用車と比べると、原動機が発する音は、随分と大人しい。あのガラガラゴロゴロいうのを想像していると、拍子抜けだ。アクセルを踏み込んで回転を上げても、回り方も音もSOHCのガソリンエンジンみたいな感じ(音のほうは多少癖があるけれども)で不快じゃあない。ああ、なるほど、こういう仕上がりならば確かに商品力があるな、と納得した。

 試乗車は自動変速だったのだが、3代目アテンザはしぶとく手動変速もラインナップに残している。お邪魔した販社では、まだ1台しか出ていないそうなのだけれど、全国的には月あたり5台(=年間60台)想定でいたところ、すでに900台余のMT車が注文されているそうだ。よくぞこのクラスの国内販売モデルにマニュアル・ミッションを残してくれたとマツダに対して拍手を送りたいのと同時に、国内市場にはこのクラスのモデルで積極的にマニュアル・ミッションを選ぶユーザーがいることに快哉を叫びたい気持ちになった。

 で、アテンザ買うかと言われると。いまの車庫だと入らないんだな、これが。
Posted at 2013/01/06 18:14:32 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日本の車 | 日記
2013年01月06日 イイね!

旧い車には色々起こる

旧い車には色々起こるユーノス500を定期点検に持っていった。先ごろ、信号で止まる時に時々エンジンがすとんとストールする(ブレーキもサーボを失って危うく止まりきれなくなりそうになる)症状があったのを、アイドリング用のバイパス路の清掃などの対処で乗り切り、基本的には大きな不安はない筈であった。

 ところがディーラーに向かうべく、一際冷え込んだ街中に乗り出すと、またぞろ件の症状に見舞われた。今回はクラッチを切るなりストールするのではなく、速度がゼロに近づくのに引っ張られるように回転計の針が落ちる。んー、そういえばこのところ、何となくだがクラッチがきちんと切れていないんじゃないかというようなモヤモヤした感触が付きまとってるんだよなぁ……。

 で、見てもらったところ「幾つか見つかりまして。まず、ドライブシャフトのブーツにくるりと一周亀裂が入ってます。パックリ行くのは時間の問題です。それから、クラッチのオイルが漏れてます。シリンダーの中がいっちゃってるようですね。ペダル踏み込んでも油圧が維持できなくなってますから、早晩まったく切れなくなるおそれがありますよ」との診断が下った。あー、やっぱりか。今度はクラッチか。

 あっちの違和感とこっちの不具合とが、綺麗に繋がった。クラッチ・ペダルを踏み続けていてもジリジリ繋がっていってしまうんじゃあ、そりゃあ停止時にエンジンが止まるわけである。理由がはっきり判って、スッキリである。別に嬉しかぁないが。しかも「オイル注ぎ足してしばらく様子を見るって手もなくはないですが、結構リークひどいですから、いつリザーブがなくなって完全にクラッチが切れなくなるか、予想できません。案外、早いかも」とのご託宣である。補修部品がないかもしれない、という旧い車(もうデビューから20年だもんなあ)に付き物の問題を残しつつ、車はそのまま即入院と相成った。

 僕が出入りしているディーラーでは、今現在まだ僕を含め4~5台のユーノス500ユーザーと付き合いがあるという。先日名古屋で聞いた全国の生き残り台数から考えると、相当な集中度だと言える。でも「ボディパネルが生産中止で欠品なんです。この前は、後ろから追突された500のお客さんが、トランクのリッドが修正不能なくらい曲がっちゃって、交換部品がないものだから泣く泣く乗り換えられました」。

 社外品でも代替可能なパーツなら純正が欠品になったところで大した問題じゃあない。しかしユニークの部分で物がなくなっちゃうと――特にこの車種は新車時点からそんなに数が出たわけじゃないので、リサイクルパーツもあまりあてにならない――にっちもさっちも行かなくなってしまう。うーん、クラッチの油圧部分なら、なんとかなるんじゃないかとは思うんだが……。
Posted at 2013/01/06 16:53:08 | コメント(0) | トラックバック(0) | ユーノス500関係 | 日記

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「フェアレデーって本当に呼ばれてたの? http://cvw.jp/b/9433/47108671/
何シテル?   07/24 21:51
曲面の綺麗な旧い車が好き、エレガンスのある車が好き。そんなこんなでユーノス500に乗りつづけ、もう……何年だ?  気がつけば屋根のない車まで併有。いつまで乗り...
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