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惰眠のブログ一覧

2004年07月10日 イイね!

二度あることは三度ある

二度あることは三度ある同じ車に長く乗っていると同じところが何度も壊れる経験も、一度や二度でなくなってくる。
 ユーノス500のバッテリーがある日突然前触れもなく上がることや、プロジェクターヘッドランプの端子が自家発熱で焼けて導通不良になりやすいのは、ユーザーの間ではよく知られている。この他にも運転席側キーシリンダーの泥除けシャッターが真っ二つに割れてしまうなんて「持病」を持っていて、僕の車でこいつが割れたのは、今回で3度目だ。

 このシャッター、金属板で作られているのが普通なのだけれど、ユーノス500の2リッター車の場合、シリンダー内側に仕込まれたムギ球でキーホールを裏から照らし出して暗闇でも迷いません、なんてギミックを仕込んでいる関係上、半透明の樹脂で作られている。樹脂であるからには、いつかは割れる。
 厄介なのは、これがキーホールの中に詰まってしまうことがあることだ。
 燃費がついにリッター5キロを割り込むと言う危機的状況を迎えたため、行き付けのディーラーに相談に行った折、車から降りてドアロックしたあとでこの面倒に見舞われた。
やれやれ。エンジンのチェックに先立って、まずこいつの手当て――と言っても、割れたシャッターの残骸を除去するだけだが――をして貰った。

 エンジン関係を見てもらっている間に、最近登場した小型車「ベリーサ」で試乗コースを軽く散歩したが、いやぁこれいいわ。なんかちょっと、上等な感じがする。13年前にプレミアムを目指したとか言うユーノス500の、今となっては粗雑極まりない乗り心地に心底ガックリ来るくらい色々洗練されている。
 泣き売のサクラじゃないが「おぅ、こいつぁ~上等じゃねぇか。よし、俺が一つ買ってやろう。で、幾らだ。140万?えらい格安だな」なんて口走ってみたくなる。

 それにしてもマツダは最近、車名に造語を使いすぎるんじゃないか。「ベリーサ」ってなんじゃらホイと思っていたら、公式ホームページに【「VERISA」の由来:イタリア語の“Verita(真実)”と英語の“Satisfaction(満足)”からの造語。「ほんとうの満足」を感じていただきたい、そんな意味が込められています。】なんて書いてあった。
そういやバブル期の高級車「センティア」も2ケ国語のチャンポン造語で、「かんじるばしょ」と言う意味です、なんて、聞きようによっちゃ随分とヒワイな説明がついていた。
 耳で聞いたときの音感だとか既存の登録商標との競合だとか新鮮さだとかを勘案して命名しているんだろうけど…この手の造語って、なんだかドラクエやファイナルファンタジーに出てくる魔法の名前みたいだ。

 それはそれとして燃費悪化の原因だが、結局確定的なことは判らなかった。エアフィルターの汚れが割と目立っていることは確かなんだけれど、リッター4.7とか8なんて燃費になるほどには見えない。電気系統の自己診断機能は依然として「問題なし」と表示される。
 結構汚れていたらしいスロットル・ボディのクリーニングと、いつのまにか2度ずれてしまっていた点火時期の調整を実施して、これで燃費が改善するかどうか改めて様子眺めをすることになった。
 偽薬効果かもしれないが、この施術で加速が多少スムーズになったような気がしないこともない。これでダメなら…「エンジン載せかえる(笑)?」とはお世話いただいているHさんの弁。「開けてオーバーホールするくらいならリビルト買った方が安いよ」。いや流石にそれは…。でもそれも一つの選択肢か。
 常識的には、ここいらで老骨に鞭打つのを諦めて、そろそろ代替を考えるのが妥当な線なのだろう。
シャッターの割れてしまったキーホールが恨めしげにぽっかり穴になっているけれど、何だかいまさら直すのもどうだかなぁ、3度目だしなぁ。と、こちらもしばらく「様子見」を決め込むことにした。様子を見たところで破損箇所が変化するわけじゃない。変化するのは、僕の心境である。直すべきか直さざるべきか、それが問題だ。
Posted at 2004/07/12 18:44:05 | コメント(0) | ユーノス500関係 | 日記
2004年07月09日 イイね!

続・事実は事実なんだろうけど…

続・事実は事実なんだろうけど…前回の日記で疑問に思った点、すなわち「ニュースではどうして三菱車ばかりが燃えるのか?」を、マスコミ某社で社会部デスクをやっている友人Hにメールを出して尋ねていたのだが、先だって返信がきた。それによると、「三菱車ばかりが燃えている」のは矢張りニュースの中だけの現象であることを彼も認めていて、視聴者の印象に偏りを生じさせてしまうのはマズいと認識しているとのことだった。

 Hデスクは、先ごろ国土交通省が公表したデータを引き合いに「年間およそ1万台の車が燃えている(放火を含む)ことがわかった。メーカーは14社なので、特定メーカーの車が毎日1台ずつ燃えたとしても計算上何らおかしくはない。なお、車両火災の主要原因はユーザーが自分で加工した電気配線からの出火である」と書いてきた。
 個人的には、官製情報を待つまでもなく警察担当の記者あたりにネジ巻いてちょっと調べさせれば、精度はともかくとして特定ブランドだけに火災が多発しているのか否かの傾向性くらいはつかめてた筈だと思うし、この程度のことは気がついて欲しかったとも思うのだけれど。

 とまれ「A社の車が燃えればニュースにするがB社やC社の製品だったらニュースバリューが低い」などの判断があったとすれば、それは先に年金未納議員が次々明るみに出た折にJ党議員の未納はニュースにするがD党やC党所属議員のケースは見てみぬ振りをするのと同じことで、大きな問題だ。

 まぁ尤も、メディアだけを責めるのも酷だと言う気もしている。交通事故関係の発生もの取材だと、報道各社が情報を覚知するのは一般的には警察からの公報発表だろう。
警察公報は、原則的に全ての発生事案を(可能な限り即時に)発表することになっている。
 そうは言っても当局関係者だって人の子だ。自分らの活躍をカッコよく報じて貰いたいとの願望だってある。となれば、報道各社の食いつきを意識した公報――事実関係のほかに例えばなお書きとして「炎上車両は三菱自動車製」と付け足しておくような――が出されていた可能性だってあるわけだ。実際どうか確認したわけじゃないけども。

 でもこれは世論誘導だとか偏向報道だとかではないのだと僕は思う。結局のところマスコミが大きく扱う事柄と言うのは、読者や視聴者が見たい知りたいと思っているものだけなのだから。
笛を吹けば踊ると言う期待があって、実際に吹いてみたら案の定みんな踊りだして、笛を吹く側も一層熱のこもった演奏になって、そうすると踊りもどんどん白熱して…そんなスパイラルが思い浮かぶ。
 だからこそ笛を吹く人たちには、常に冷静さと客観性を失わないでいて欲しい。それらをなくしてしまったら、「報道」ではなくなってしまう。


友人Hからのメールは、次の一文で締めくくられていた。

「しかし、三菱自動車が、「走る凶器」を平気で販売し続けていた、犯罪集団である点は、偽りのない事実でしょう。」

それは――その通りだ。
隠された犯罪は暴かれ、裁かれるべきである。けれども、だからと言って、メディアによる私刑を容認することにはならない。その辺りHはわかっている男なので、少なくとも彼の所属する会社のニュースは、バランスを失ったりしないだろうけれど。
Posted at 2004/07/09 17:07:09 | コメント(0) | 事件・事故 | 日記

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「フェアレデーって本当に呼ばれてたの? http://cvw.jp/b/9433/47108671/
何シテル?   07/24 21:51
曲面の綺麗な旧い車が好き、エレガンスのある車が好き。そんなこんなでユーノス500に乗りつづけ、もう……何年だ?  気がつけば屋根のない車まで併有。いつまで乗り...
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