どうも(^^)v
今回はカタログのアップになるのですが、実は前回のR360クーペからリクエストで来てなくて人数割れした為、手持ちのヤツでアップしております(^O^)
で…リクエスト無くて意外だったのが今回アップするヤツになります…
510ブルーバードSSS 70モデルになります♪
そう…510もですが、今回は意外や310からのブルのリクエストが無かったのです。
で…510ブルは整備士時代に多店舗の先輩ではありますが、2ドアセダンの1300DXに乗られてる方がいらっしゃいました(^O^)
後は子供の頃にトミカのセットで買ってもらったりとかですね…クーペだけどラリーカーのカラーだったり。
さて…そんな510ブルーバードは1967年にデビューしています♪
当時は最大のライバルであるコロナと共に「BC戦争」と言われる程に販売台数で戦っていた2台ですが、多数のボディバリエーションにスタイリッシュなデザインで売れていたバリカンコロナに対し、日産が出した回答がこの510ブルーバードになります(^O^)
510ブルーバードは当時としては珍しい三角窓を排したスタイリッシュなデザインに粘り強く逞しいエンジン、そしてこれまた当時としてはハイメカニズムな4輪独立サス…とユーザーのハートをガッチリ掴む1台となりまして大ヒットした訳です(^O^)
で…そんな中でもSSSは「スーパー・スポーツ・セダン」の略でして、最もスポーティな仕様な訳ですが…
1968年に追加されたクーペでもSSSという…(爆)
クーペでもSSSな訳です。
で…この510ブルーバードのCMがコレまたドラマティックでベタな感じがいい訳ですよ…えぇ♪
心に残る 男の車。
このベタなシリーズ…ってか今もこんなCMやっていいんじゃないかなぁ…。
っつかCMにメッチャベンツ出てるっていう(爆)
にしても味があるなぁ…。
今回はそんな中でも1800㏄モデルが追加された1970年のカタログです。
まずはクーペモデルから。
スタイリングのテーマは、新時代の超音速ジェット機をイメージしたくさび型の「スーパーソニックライン」!
半世紀後の現在の目線で見てしまうとカックカクかもしれませんが、室内空間を確保することと、ヘッドルームの解放感を演出する為にドアガラスには2500Rのカーブドガラスを採用していたりと、まさに「技術の日産」と言えるさりげないエンジニアの努力がソコにあります(^O^)
クーペのテールは横長で、ハミング・ランプを採用していますが、それに関しては後述…それにしても伸びやかなデザインですね♪
で…コチラはセダン。
基本的にはセダンの方がメインとなる車種ですが、このカタログではクーペがどちらかと言うとメインと言えるでしょう(^^)v
クーペとセダンは全く別ボディのようにも見えますが、実は側面はドアが2枚か4枚かの違いで後は同じ!
なんとピラーより上のデザインで造り分けしています!!
インパネはスポーティな丸型6連メーターが印象的ですし、スイッチ類やラジオ等の各種操作スイッチ、ノブの類は全て扱いやすい上部に配置!
実に機能的!!
そしてステアリングはウッド風ではなくて、本物の木です!!
お茶碗のようなホーンパッドが特徴的ですね♪
シートは金具のアクセントが入っていたりと何かと凝ってる上に、今回の70年モデルから写真の明るいベージュ系内装がボディカラーによってラインナップされるようになりました♪
そしてリアシートはシートバックが両面クッションになっております(^O^)
なので…
クーペでもフラットで快適なスペースが出現!!
こういうのイイですね…クーペでも抜かりが無いのです♪
まぁ…なんでこんなガン見するのか分からんが(爆)
そんな510ブルーバードSSSの70モデルに搭載されるエンジンは3機種…
L18…直列4気筒1800㏄OHC、SUツインキャブ、115馬力、15.5kg-m。
L型と言えばL28やL20等の6気筒をイメージしますが、4気筒のL型もあります♪
最高速度175km/h、ゼロヨン17.5秒。
レギュラー仕様もあるのですが、コチラは110馬力で最高速170km/h、ゼロヨン17.7秒になります。
ハイウェイでも市街地でも自ずと王者の貫禄を示さずにはいられないらしいです…だってカタログにそう書いてあるんだもん(爆)
L16…直列4気筒1600㏄OHC、SUツインキャブ、100馬力、13.5kg-m。
最高速度165km/h…抜きん出たレスポンスの良さ、低速から中・高速までのすばらしいのびの良さ。無類のタフネス…
L16…直列4気筒1600㏄OHC、キャブ、92馬力、13.2kg-m。
最高速度155km/h。
これらに組み合わされるミッションがポルシェタイプの4速フルシンクロのマニュアル。
そしてニッサンフルオートマチック…フロアセレクター!!
どんなスポーティドライブも思いのままの3速オートマ。
ガンさんの折り紙付き(ぇ
このオートマチック車で実践をたたかってみたい。
ぜってーウソだろ`;:゛;`(;゚;ж;゚; )ブフォォ!!
けど、私も既に愛用者って書いてる…プライベートでオートマのコレをホントに乗ってたのでしょうか…どうも想像出来んです…(苦笑)
足回りは国産車ではカローラに次ぐ採用となったフロントがストラット。
リアは世界初だったBMWに倣ったセミトレーリングアーム。
当時のこのクラスではかなり豪華な設計♪
タフなエンジン!卓越した足回り!
そんなブルーバードはサファリラリーで3年連続総合優勝!!
まさに「ラリーの日産」と言っても過言では無い状況だったんだと思います♪
もうコレだけで感動もんだし、泣ける…今の日産どうなってんだと。
さて…ものものしい装備をめくれば、いつも見かけるブルーバード…(CM引用)
1800SSSクーペの方はハミング・ランプという、現在のシーケンシャルターンを採用♪
セダンの方もこのモデルでテールレンズのデザインが変更されてます。
そしてこの年代の日産車はサニーエクセレントとかもそうでしたが、ヘッドライトスイッチ等にファイバースコープノブという、スイッチは光ファイバーで点灯する仕掛けがありました(^O^)
この辺り、80年代でもコーナーマーカーで応用されてたりしますね♪
更に換気性能も力を入れていまして、この時代では三角窓を廃止するという思い切った設計!
代わりに採用されたのが写真のフレッシュエアシステム。
冷房や暖房の吹き出し口ではなく、あくまで走行風を取り入れる換気口…なんですが、50km/h走行時で2㎥/分の風量で換気。
窓を閉め切って走行が可能となり、空力特性においてのメリットが出ます♪
そして収納に関しては、1800SSSクーペにマガジンラックがある位ですね(^^)v
で…豊富なオプショナルパーツ!
ドレスアップ用品が多いですね(^^)v
この前の門司港のイベントでこのオーナメントを装着してるブルが実際にいました♪
更にレザートップを用意しているとこにも時代を感じます!
手入れ…結構大変だろうなぁ…(汗)
このカタログに掲載されているのは写真の5グレードのみ。
・1800SSSクーペ
・1600SSSクーペ
・1600クーペ
・セダン1800SSS
・セダン1600SSS
SSS専用カタログですが、1600クーペというSSSが付かないヤツが入ってたり。
ボディカラーは全部で10色…見慣れたカラーからこんなのもあったのかというのもありますね!
更に室内色はこの年式でベージュも追加。
自分なら1800SSSクーペの4速でハワイアンブルーメタリックがイイですね(^^)v
さて…そんなブルーバードですが、この1800SSSクーペが僅か1年のみの販売でして、1971年にはより大きくなった610型のブルーバードUがデビュー。
しかし、一回り小さかった510ブルもグレード構成を縮小しながら1972年まで併売されるコトになり、実質な後継車は実は初代バイオレット(710)だったりしますね(^^)v
この辺りは今度の新型カローラが3ナンバーになっちゃったんで、従来モデルが縮小されて併売されている感じと似てますね(^^)v
510もそうですが、ブルと言えば個人的には後は910とU12の印象が強く、また同時にその時期は日産にエネルギーがあったように見えます(あくまで販売台数がソレに繋がったかどうかは置いといて)。
リーフやeパワーも興味はありますし、現在の日産のクルマも確かに乗るとイイクルマなんですが(今度のスカイライン400Rも気になるコトは気になる)、どうもユーザーの日産に対するイメージとメーカーの提供する商品のイメージの剥離が他メーカーに比べて大きい気がするのはどうも否めません…(^-^;
やっぱりこうやってマジマジ見ちゃうといいですねぇ…510ブル。