どうも。
う~ん…今日は一日脱力感がハンパなかったです…。
あ…ちなみに月曜日の話で…カタログをアップする時は1日で作る時間が無い時は何日かに分けてやってまして…(^-^;
で…理由はモチロン、30~50代の方は同様かと…。
ただウチのブログでは敢えてフツーにいつも通りな感じでやっときます。
今回はカタログをアップしようと思うのですが、リクエスト頂きましたヤツを行こうと思います。
まさに日本が生んだ日本のコメディアン…悲しきタイムリーな話題ですが、クルマだとこう!?ってか。
沈んだまま…ってのもなんですからいつも通りに行きましょう!
C210スカイライン前期2000GTです♪
子供の頃に街中でフツーに見るスカイラインで一番古かったのがこのジャパンの前期です(^O^)
物心付いた位だからおおよそ昭和63年~平成元年位ですかね…。
当時は10年超えは1年車検でしたから、もう自分が4歳位の頃にケンメリがフツーに走ってるってコトは無くて、旧車だなんて言われ始める頃でした。
オマケに地方とは言えバブル真っ只中…R32がニューモデルで発表される前後ですから、ソレこそ10年超えなんてもう珍しい位だった訳で。
そう言えば小学校1年位の時だったか…我が家が借りてた月極駐車場。
ナゼか買い物から帰って来るとジャパンが止まってる…持ち主のオバちゃんだかもココが駐車場だと…(汗)
どうやら手違いで二重契約されてたっていうコトがあった気がします…薄~い記憶。
ソレから約25年…ジャパンは後期のGTターボを運転する機会に恵まれます。
ATのL型ターボは予想よりカッタルかったものの、ジャパンというだけで感慨深いものがありました(^O^)
さて…そんなC210スカイラインは3代目スカイラインとして1977年にデビューしています♪
自ら「日本の風土が生んだ名車」と掲げ、そのキャッチコピーは…
SKYLINE JAPAN
通称:ジャパン
もう有名過ぎるネーミングですね(^^)v!
ちなみに当時のCMにはまだ免許すら取れない16歳…後のヤキソバンと自分は馴染みが無いのですが、朝比奈マリアっていうモデルさんが出ておりました(爆)
そしてジャパンの出た1977年は排出ガス規制で牙を抜かれたスポーツカーの多かった時代…勿論新型と言えどそのメカニズムはキャリーオーバーだったスカイラインもそうだった…
しかし…
・精悍なダンディズム
・「走ること」に歓びを感覚できるGTの真髄。
・もはや「味」の領域をはるかに超えた「魂」のメカニズム。
・日本が生んだ真のツーリングカー
イチイチカッコイイ…(涙)
この時の時代背景を考慮しますと、排出ガス規制対策でメーカーは各々必死だった訳です…日産はNAPSで500億円かけたとか云々…(汗)
とても車体に開発費を回せない中、必死のモデルチェンジを行い、足りないトコはカタログやCM等のイメージによる演出を行ったのだと思います。
だからか、とても味のあるカタログ…ソコにCGや合成の無いのもあるのでしょう…凄く見応えのある内容です。
今回のカタログは1978年5月のモノになります。
おぉ…なんか近年イベントとかで見るジャパンはモロに族車って感じだからか、こういうノーマルが凄く味わい深い…(笑)
シルバーが映えるボディですね…丸目4灯にスポーティなハニカムグリル。
ハコスカからテイストが続いている感じがあります(^O^)
6気筒モデル故の200mm長いノーズ…流れるようなサーフィンライン。
そしてボディカラーでかなり印象が変わりますね(^^)v
この写真の個体は違いますが、前期にはブラッキーやシティボーイなんていう限定車も存在します…(確か2台共2日間限定の特別仕様車じゃなかったかな…ブラッキーは確か2年位前に中古車で出てて驚いた…SLVとか専用エンブレム付くんだよね…)
こういう一文が刺さる。
GT界を震撼させる生粋のGT…
最近も色々なスポーツモデルのカタログを見ますが、ココまで言い切るカタログを見たコトが無い!
ココまで言い切ってイイと思うんですよ…ハッタリも大事。
で…リア側から見ますと歴代のテイストをちゃんと残してるんですよね…それでいてハッキリと70年代後半から80年代への橋渡しとなるスカイラインはこうあるべきだという主張があります!
給油口1つにしてもカッコイイですよね…単純に言えば燃料入れるフタですよ。
そのフタ1つにしてもスゲェ凝ってる。
シートは埋め込み式のヘッドレストが特徴ですよね(^^)v
やっぱり40年以上経過してるコトもありまして、現代のコンピューターやAIによる解析の進んだシートに比べると快適性やホールド性は足元にも及ばんです。
ただ…ですよ…座った瞬間にホッとする…運転する時の一体感…数値に表れない部分ではどうだろう??
この辺り自分のローレルもそうなんですよ…1度座ったら地面を掴むように馴染むんですわ…(笑)
枕みたいなもんなんでしょうね…確かにオーダー枕は数値的には抜群に体にいいんだけど、長年使った枕の方がなんか馴染む的な…不器用な表現で申し訳ないです…(^-^;
一方コチラは4ドアの2000GTシリーズ。
このボディカラーもまたイイですねぇ♪
6気筒搭載のGT系故の200mm長いノーズが強調されてますよね(^^)v
ちなみにGT系だからこその丸テール。
TI系ですと4気筒なんでノーズが200㎜短い&テールも丸じゃないんです…(^-^;
けどアレはアレでイイんです。
インパネは直線基調の中でも助手席グローブボックスは競り上がるように大きく独特の存在感を示しています(^_-)-☆
スカイライン伝統の水平指針メーターについては後述。
ちなみにコチラは4ドア2000GT系のインテリア。
グレードによってヘッドレスト埋込式と分離式って感じになるんでしょう…(^-^;
で…毎度ながらメカニズム関係には透視図が採用されます。
他のクルマでもそうですが、どうも自分は透視図が気になるようです(笑)
そんなC210系スカイライン前期2000GTに搭載されるエンジンは全部で2機種…
・L20E…直列6気筒2000㏄OHC、EGI、130馬力17.0kg-m。
さすが排ガス規制の最中…と、言いますか「名ばかりのGT」と呼ばれる由縁に…。
なんせトヨタはDOHCを持ってたもんでして…(泣)
日産は後期の最後でターボを搭載し「今、スカイラインを追う者は誰か。」と対抗する訳ですよ…クルマの性能が一気に飛躍する80年代を幕が開きます…。
・L20S…直列6気筒2000㏄OHC、キャブ、115馬力、16.5kg-m。
上記のキャブ版…L型の野太い音はたまらんですね♪
コレらに組み合わされるミッションは…
・キャブ仕様に標準の4速マニュアル
・キャブ車にオプション、その他では標準の5速マニュアル
・2000GT-E以外に3速オートマ。
ってか2000GTシリーズなのに4速マニュアルがあるのが時代ですね…(^-^;
足回りはフロントがストラットでリアがセミトレ。
日産伝統の形式でR31までこの形式になります…リアが沈んでカッコはイイです♪
ブレーキはフロントがディスクでリアはGT-ESならディスク。
他はドラムです…ブレーキもこれまた時代を感じますね…(^-^;
最近は大きいキャリパーでガッチリと止まりますが、日産車って特にブレーキの容量が小さい気がします…コントロールとかはしやすいですけどね(^^)v
装備としては、スカイライン伝統と言える水平ゼロ指針メーター。
日常領域の60~80km/h当たりで針が真上を刺しますので視認性に優れます♪
ブーストメーターはバキューム計ですね…ターボじゃねぇっす(笑)
イラストモニターは分かりやすい云々より演出重視な感じですね(^^)v
実際に見るとコレがカッコイイんですよね~(^^)v
そしてメーター照明はパネルライトコントロールで調整出来ます♪
シートも結構凝ってまして、この手のクルマで当時としては珍しくフルフラットになります♪
ジャパンはこの埋込式のヘッドレストがカッコイイんですよね(^^)v
後は70年代後半辺りから採用車が出てきたランバーサポート。
日本初は一体なんだろ…クラウンも確かMS105辺りから付いてますよね。
グローブボックス上部にはミニトレイを装備…
それよりもこのスカイラインのメモ帳?が気になる訳で(爆)
愛する人のミニアルバムを入れた人は一体何人いるのか…(苦笑)
ワイパースイッチはダイヤル式で独特ですね!
ウインドウォッシャーは拡散式…70年代って拡散式が時折あって、80年代は無くなって、2000年位からまた出てきます…アレはなんなんだ(笑)
そういえばヘッドライトウォッシャーも80年代に装着車が増えて、また消えた装備ですね…(^-^;
2010年前後でまた装着車がチラホラと出てきて今に至ります。
出来ればウォッシャー連動じゃなくてスイッチ別体のがイイです…
不意に出てきて汚れるのはどうも嫌だ。
GT-EXには高級装備のパワーウインドウが標準!
何気にスカイラインってハコスカからパワーウインドウありますよね(^^)v
親戚のアニキのヨンメリもパワーウインドウ付いてましたね…後期の2000GTX。
この辺りも良心的な中ぶた付きのコンソールボックス。
何気にチョットしたメモを書く時に便利そうで欲しくなるんですよね…(^-^;
意外なのはCピラー部分にパッドが付いてて枕代わりになるんですね(^_-)-☆
触感はどんなんでしょう…柔らかいのか?
その前にこの位置って使いやすいのか(汗)?
GT-EXとGT-ESには70年代はトップグレードに採用が多かった豪華装備の証…
オーバーヘッドコンソールもあります♪
そして運転中にそんな見上げる訳でも無いのにココに警告灯を装備する不思議(爆)
リアデフォッガーは何気に凄くて湿度を自動感知して作動します!!
ところで気のせいか??経年劣化で年々曇りが取れにくくなりますよね…(^-^;
プリント配線の見た目の違いは無さそうなんですけどね…。
ソレとスカイラインはケンメリから伝統のリアワイパー。
最近はリアワイパー付いててもガラスの形状だったりで短いんだコレが…(苦笑)
最もバックモニターしか見てない人も多いでしょう…目視大事ですよ。
で…ココで話題にしたいのはドアリフレクターではなく、後席用のインサイドドアハンドル♪
コレ…実は今ブログ書いてて文章消したトコ…。
最初は後席乗員を考えた良心的な物…と考えてはいたんですが…
よく考えたら前席の人が降りてくれないとどっちみち降りられないから…
要らない気がする…(汗)
それとも自分が気付かない何かしらのメリットがソコにあるのか!?
で…2000GTシリーズは全部で8種類の展開。
ただ、2ドアと4ドアで内容同じなので実質4グレード。
あと一部にキャブかEGIか選べます。
・2000GT/GT-E…ココがベースですね。ナゼかGT-Eのみ5速しかない。
・2000GT-L/GT-EL…時計がデジタルだったりオーディオや電動ミラー付いたり。
・2000GT-EX…一番豪華。パワーウインドウ装備、ウッドステアだったり。
・2000GT-ES…スポーツタイプ。4輪ディスクにナゼかリアワイパーはコレだけ。
分かりにくいかもしれませんが、手書きの価格が書いてます。
実は高級装備のEXよりスポーティなESのが高いんです!
つまり価格だけで言えばESが最高級グレードになりますね…棲み分けが難しい。
エアコンは当時からすれば…やはり贅沢品ですかね。
車体の10分の1の価格ですからねぇ…(^-^;
さて…そんなジャパンですが、ザッパに言うと前期は70年代の味…ハコスカやケンメリの雰囲気を残したGT。
対して後期は角目になって80年代に向けた感じが個人的にはしますね(^^)v
まぁ…時代は刻々と変化する訳ですが、90年代半ば~後半位はまだまだ正直ケンメリとR30の(R30ってRS系はとにかく値落ちせずに高値安定でしたよね…)狭間で安かったイメージでしたが…
こんなに相場が上がるとは思いませんでしたよ…(汗)
コレにはスカイラインというネームブランドもゼロじゃあないでしょう♪
けどやっぱりこうやって見ると味のあるクルマです。
個人的にはジャパンってディテールに凝ったクルマですね…フード先端を金属モールで囲んだり、給油口もハコスカをオマージュしつつも金属で塊感溢れてメカって感じだったり。
日産には…いや…日本車全体かな…こういう細かいトコのテイストを大事にして欲しいです…(^-^;
対歩行者衝突時の頭部障害値とかで硬度の高い金属部品をエクステリアに使い辛いのは分からんでも無いですが、なんでもかんでも金属調やらサテンメッキ調でごまかすのはどうも…(^-^;
原価低減…勿論大事です…けどこういう素材の本質とかを表面にもっと出すのもクルマとして重要な役割の一つだと思いますね。
趣向や恰好を無くしたクルマなんてただの移動の道具なんですから。