どうも(^^)v
今回はカタログのアップになります…
ホントに20年前までは結構走ってたんですよ…
E12AギャランΣタクシー前期です♪
恐らく結構モデル改良されてるんでしょうが、モデルライフが長すぎてドコで区切ればイイかもよく分からない…(苦笑)
それにしても分かりやすいカタログです。
表紙は右手のアップ。
コレだけでタクシーと分かる潔さ…ロケも都心のビル群で分かりやすくやって、衣装も上半身だけでいいし、モデルさんも手のモデルだけでOK。
ってかロケ場所も合成かもしれない。
ホントに昔は広島の方で結構走ってましてね。
中学~高校位までだったか、広島駅から祖母の入院する病院まで年3回はタクシーに乗る訳ですが、来るのは大概このギャランΣかカスタムキャブでしたね(^^)v
ウロ覚えですが、よっこらしょ!って感じでゆ~っくりで深いロールをしながらややギヤノイズ交じりの加速をしていたような気がします。
で…原爆資料館前にある病院まで行く訳ですねぇ。
そういえば、昨年ミナミの帝王を見てたら竹内力がソコの病院に取り立てに来るシーンがあって驚きましたが…(爆)
しかも時代的に祖母が入院してる真っ只中でした…なんでアソコに来たのか…(爆)
さて…そんなE12AギャランΣは1983年に5代目のギャランとしてデビューしています♪
その中でも今回アップするタクシー仕様はやや遅れて1984年11月デビューです。
従来モデルからの大きな違いは駆動方式がFRからFFになったコトですね。
今回のカタログは1984年11月のモノでして、そのデビュー当時のモノです。
そんなこんなで初期モノのギャランΣのタクシーはハニカムグリルで気持ち程度でスポーティ…しかし他はシンプルなもんでして、意外や営業車然としています。
リア周りは写真が無くて割愛。
恐らく…ですが、初期モノのタクシーも左右テールの間にナンバープレートが入り込む形式かな~っと。
インパネはいかにも当時の乗用車然としたもの。
乗用車として乗る分には、機能美に溢れていてイイのでしょうが、カタログ写真のままのタクシー用架装にしちゃうと、グローブボックスを外した視認性の悪い場所にタコグラフと料金メーターがあって非常に使い辛そう…(苦笑)
実際に自分が乗ったギャランΣタクシーでこんな場所に料金メーターを設置したのは見たコト無いですね…(^-^;
シートはタクシー用途…ってのもあるんでしょうが、奇をてらっても無く極めてオーソドックスなスタイル。
敢えて言うなら前席のヘッドレスト形状が個性的かなと。
運転席には1日中乗車するドライバーの為に、気持ち程度ですがランバーサポート。
シート生地はフルビニール…夏はベトついて暑いでしょうが、おおよそタクシーの運転席と言えば数珠のようなツボ押しみたいなアレ(名前が出てこん…)だったり、他のシートにドアトリムには透明ビニール。
そしてハーフレースのシートカバーなもんだから、別にコレでもいいじゃない…と
昔は車内に芳香剤代わりで、ネットの中にリンゴ入れてるタクシーとかいましたね…最近はもう見た記憶が無いです…(苦笑)
そんなE12AギャランΣタクシー前期に搭載されるエンジンは1機種のみ…
G37B…直列4気筒1800㏄OHC LPG、85馬力、13.6kg-m。
よくよく考えたらグロスなんですよね…ネットでおおよそ70馬力チョット。
自分は三菱車には疎い方なんですが、コレ…元を辿ると4G30っていうコルトギャランからのエンジンなんですね…(汗)
写真見る限り、横置きでもエンジンが通常のFFと違って左右が反転…
ホンダ車みたい。
ソレとアッパーホースがこんなにも長いとは…(笑)
で…タクシーらしくLPGですね。
コレに組み合わされるミッションはなんと4速マニュアルのみ…(汗)
コレはツライなぁ…80年代の時代背景を考えてもせめて5速は欲しい…(泣)
足回りはフロントがストラットでリアが3リンクのコイルリジッド。
ブレーキはフロントにベンチレーテッドディスクを奢り、リアはドラム。
メカニズムは変に凝ったり新機構を投入せずに、オーソドックスで確実な機構を取り入れています…車種が車種だけに当たり前でしょうが…(^-^;
さて…装備としては、懐かしいなぁ…このメーター(笑)
このタクシーに乗りますと、タコメーターが無い代わりにこの大きな時計が目に入っておりました(^^)v
ソレとタクシーだけあって実用一辺倒ですね。
日報の入るドアポケットにお馴染みのオートドア。
運転席にはアンダトレイを。
競馬新聞をひっそりと忍ばせておくのもOK(ぇ
リアの熱線は10分でOFFになるタイマーがあるのは意外や豪華な感じ。
実用的なモノは削らないという良心が見える気もします(^^)v♪
さて…そんなギャランΣタクシーは、なんと1999年まで比較的ロングスパンで販売されています。
しかしながら、コレを街中で日常的に見るコトが出来たのは2005年位まででしたね…(^-^;
そして99年まで販売されていたとは言え、元からタクシー専用で開発されたクルーやコンフォートと比較するとやはり設計年次が古い上に実用性でもやや厳しく、更に耐久性にも正直不利なFFではさすがに厳しかったコトでしょう…(汗)
現在はタクシー乗り場を見てもコンフォート、プリウス、JPNタクシーとほぼほぼトヨタの車種で客待ちをしてる姿が大半となりまして…
稀にNV200バネット、Y31セドリック…そしてそろそろ絶滅近いクルーと。
昔はタクシー乗り場と言えば各社色んな車種が溢れかえってたのが今やこんな風になるとは思ってもみませんでしたよ…(汗)