どうも(^^)v
今回はカタログのアップになります…
コレもチョコチョコ扱ったな~
ってコトで…
B15サニー後期です♪
ディーラーに居た頃に入庫してましたが、B15は後期より前期の方が圧倒的に多くて、当時からそんなにいませんでしたね…(^-^;
後継のディーダラティオの方がよく売れてましたね~造りも良かったし。
さて…そんなB15サニーは1998年に9代目サニーとしてデビューしています♪
「新世代プラットフォーム」なんてCMで謳ってた割には、最上級グレードだろうが無塗装のバンパーモールで地味なもんだなぁ…なんて思ったもんです。
で…地味ながらもネームバリューがあるもんで、シニア層のユーザーが多かったと思います♪
意外やモデルライフは長く、デビューから4年後の2002年に今回の後期型へとマイナーチェンジしています。
当時のキャッチコピーは…
クリーンなセダンで出かけませんか。
うわ…ピンと来ねぇ~(苦笑)
もう2002年位になると低排出ガス車なんて特段珍しくも無かったしなぁ…(^-^;
今回のカタログはモデルライフもほぼ終盤となります、2004年4月のモノです。
この後期になると、前期にあったV字な感じのデザインのフロントグリルや、安っぽく見えていた無塗装のバンパーモールが廃止になりまして、両方ともスッキリとしたデザインになりました。
が…無味無臭と言うか、何の特徴も無く更に無個性な感じになってしまった感じもします…(汗)
リア周りもバンパーがフルカラードになった位。
テールレンズはウインカー及びバックランプの部分が薄く赤みの入ったクリアに地味に変更されてたり。
とにもかくにも無味無臭なオーソドックスなセダンな訳です。
インパネは凄まじくコストダウンされた感も無いですが、高級感があるかと言うとコレまた…(^-^;
何気にオーディオがDIN規格では無く、交換となるとチトややこしい…(汗)
新車時にオーディオレス仕様にしておかないといけません…(泣)
シートは色使いや見た目こそ90年代初期のような感じもありますが、意外や座り心地は固め。
アクティブヘッドレストなんてモノがありますが、ソレは後述。
このB15サニーで個人的に要らないと思うのがシート座面横のスカッフプレートに付く小物入れ(写真でも助手席側に付いてるのが見えますよね)。
ナゼこんなトコに付けた…(汗)??
乗り込む時に砂とか巻き上げてココに溜まるんです…(泣)
物を置いてても汚れちゃう。
窓を拭いたりするのかタオルとか置いてる人は見たコトありますね…汚れるけど。
そんなB15サニー後期に搭載されるエンジンは全部で2機種…
・QG15DE…直列4気筒1500㏄DOHC、109馬力、14.6kg-m。
このクルマ最大の魅力がこのエンジン…
とにかく日産車にしては異様に丈夫で壊れない(笑)
他のQRとかCRとかは電スロがすぐにぶっ壊れたりカーボンが溜まってエンストしたりするのに、このQGは実に優秀♪
性能としてはトルクフルでもパワフルでも無くて非常に平均的な性能。
下が全く無い訳でも無く…ホントにトゲが無い。
バランスが良いとも言うんですかね。
・QG13DE…直列4気筒1300㏄DOHC、90馬力、12.2kg-m。
1300も乗ったコトある…ハズなんです。
正直街乗りじゃ200㏄の差はそんなに感じなかったんだと思います。
コレらに組み合わされるミッションは4速オートマのみ!!
なんとモデル末期のサニーにもうマニュアルの設定は無かったのです…(泣)
時代を感じますねぇ…(汗)
前期は5速マニュアルも有れば、ハイパーに壊れるCVTもあったのに。
ちなみにエンジンも前期はディーゼル1600に1800にと色々あったのに、極端に整理されていたり…(泣)
足回りはフロントがストラットでリアがマルチリンクビームというリジッドサス。
4駆はリアサスもストラットになって4独になります。
B14と足回りの構造は変化無い…と思いますが、乗り心地はB14程のソフトさはなくて単純に固くなってます…単に固いだけですが。
ただ、車重が1100㎏にも満たないので、動きが軽いです♪
装備としては時代の流れか安全装備の充実が図られています!
ココで取り上げるのはアクティブヘッドレスト…なんですが…。
コレがヘッドレストのシャフトの下に板が一枚入ってて、衝突の衝撃でシートの背もたれに体が叩きつけられると、テコの原理でヘッドレストが前に押し出されるという、なんとも単純明快でアナログなシステムだったりします(笑)
さすがに今のモノは違和感がありませんが、この当時のヤツは背もたれに内蔵されたこの板の感触が明らかに分かるモノで違和感があったもんです…(^-^;
オプションのカーナビは電動でモニターが収納されるタイプでしたが、コレが動作が遅かったり壊れてたり…。
見映えは最先端な感じで良かったんですよ(^^)v
後はシートバックに買い物フック、そしてトランクルーム内にも。
こういう便利装備は90年代後半のミニバンブームとかから出てきて、ソコからセダンに普及してきた感じがします(^_-)-☆
グレードはこんな感じで…
・1500スーパーサルーン…最上級で2駆のみ。
・1500EXサルーン…4駆有り。リアシートヘッドレスト無し。タコメーター無し。
・1500FE…PWすら無し。助手席エアバックレス仕様もあります。4駆有り。
・1300FE…完璧ビジネス仕様。
何が面白いって、実質1300FEが最下級グレード…なんですが、1300FEには1500FEにはオプションですら装備出来ない電格ミラーに集中ロック、パワーウインドウも装備出来て下剋上が可能という…(笑)
ボディカラーはなんとも地味な4色のラインナップ。
この辺りからモデル末期感しかしない訳です。
コレだとどうも選択肢に欠けます…(苦笑)
ソコで…
同時期にモデル最後の特別仕様車となる、1500EXサルーンリミテッドと1500スーパーサルーンリミテッドがあったりします♪
このカタログも2004年4月のモノで同時期なんです。
ってコトで特別に設定されたディープターコイズが非常に魅力的♪
ブルーバードシルフィの後期に設定されたボディカラーと同じだと思います。
しかも専用装備で、当時としては最先端のプラズマクラスターイオンエアコン!!
いや…コレが付いてるって当時はマジでスゴイです。
だってこのB15にプラズマクラスター付があるってのが驚きですもん(笑)
ってかこの色が設定されてたコトすら知らんかったですよ…(汗)
価格はこんな感じで…実はベースモデルに対して価格据え置き♪
しかもスーパーサルーンリミテッドには元々設定の無い4WDまであります(^O^)
更に5速マニュアルもあります!!
スーパーサルーンリミテッドの4駆以外で選べる…けど何台売れたのか…(汗)
と…言うコトでB15サニー後期の決定版はこのリミテッドシリーズで間違いないでしょう♪
ボディカラーは全部で6色。
ボルドーレッドも専用設定されてます…コレもシルフィと同じでしょう。
自分なら1500スーパーサルーンリミテッドの5速でディープターコイズ♪
オプションでサイドエアバッグと寒冷地ってトコです。
で…コッチはオプションカタログ。
外装関係のオプションはエアロパーツは一切無いですね。
ごくごく一般的な装飾品という感じで。
室内は木目調パネルが目を引きます♪
で…定番のメッキ漬け。
メッキリアガーニッシュは印象が変わるので自分なら付けたいですね♪
あとキッキングプレートも。
他に目立ったオプションはアームレストエクステンション位ですかね(^^)v
車両もオプションも…ですが、ココから感じるのはモデル終了を控えて縮小していく雰囲気がプンプンです…(苦笑)
さて…このB15サニー。
悪いクルマだとは思いませんが、保守的に走り過ぎた感があります。
ライバルのカローラはだってこの時期にNCVカローラですよ…。
アッチはフィールダーも設定してユーザー年齢層を下げるように持って行ったり、ボディの建付をセルシオ並に持って行ったりとクオリティにも徹底的に力が入っておりました!
方や…VZ-Rやらなんやらで頑張ったものの、後期でココまでの縮小。
結果は誰にでも手に取るように分かります…(苦笑)
その後、このサニーはティーダになる訳ですが(我が家にもありましたね…)アレはホントにクオリティから造りからゴーン日産としては異例な程に良かったです♪
なのになのに…ティーダがアソコまで売れたのに、日産は日本市場をアッサリと見限りホントに商売がヘタ!ヘタの極み!
何々…後継はラティオ?タイ生産の。
いや…マニア受けするんだろうけど、一般的にはどう見ても難しいだろコレ…(汗)
案の定日本市場さようならとなりました。
今や日本市場はSUV一辺倒(メーカーが勝手に持って行ってるだけでホントかよとも思いますが…そうなんでしょう時代が)。
キックス出したり今年はEVでアリアが出るのか?
なんともコレはコレでイイのではないかと思うのですが、ハッチバックで十分だと思うので、ティーダをまずは復活した方がイイのではとも思う訳で…。
話がトコトンズレましたが、B15サニーももう20年選手ですからねぇ…(汗)
興味ある人は相場が上がる前に行っといたがイイですマジで。