どうも(^^)v
今回はカタログのアップになります…
いや~イイねぇ!!実にイイ!!
メッチャ好きなクルマだったりします(^_-)-☆
ってコトで…
S15シルビア グレード改編時です♪
今回のS15シルビアは一部改良やマイナーチェンジは無いものの、年次でグレードの改廃を行ってまして、今回は一番グレード改編が多かった時になります。
いや~S15はもうデビュー時からして自分の中では衝撃的でしたよ!!
アレは1999年の1月22日だったか…中2の3学期で中間テストがあった日。
もうすぐあの日からもう22年も経つのか…(汗)
と…とりあえず時を戻して中間テストの時ってお昼で学校終わるんですよね。
試験が終わったその足で、同級生と日産のディーラーの前を遠回りして寄り道したんですよ…(笑)
すると発表されたばかりの新型シルビアが展示されていた訳です。
確かあの日は日産が休みの日だったか…外に置いてあって舐め回すように見たハズ(爆)
ヘッドライトにさりげなく入った「Silvia」のロゴにメッチャときめいたモンです♪
寒い中ジロジロ見回したモンで、一緒に見に行った同級生は翌日カゼをこじらせ学校休んでましたね…えぇ。
そして時は流れ専門学生へ…2期生の自分達の実習車には、まだ販売終了されて間もないブルーのS15のスペックSが5台♪
なんせ1期生しか扱ってないもんで、走行距離は僅か30㎞(笑)!
この新車同様の実習車のミッションを降ろしたりとかしましたね…懐かしい(泣)
但し…実習車だから登録されてない訳で、乗り回すコトなんて出来ない訳です。
なので、パンタリフトで車体を浮かせて5速全開!
…なんてやるのが精一杯な訳でして…(苦笑)
実際に運転する機会が訪れたのは整備士になってからでした(^^)v
自分はブルーステージだったので、シルビアは中々入庫して来なかった訳ですが、車検で新車5年オチのスペックRを仕事帰りに預かるコトになりまして、家に帰る途中にチョコッと踏んでみたんですが、SR20ターボはそりゃ快感でございました♪
話が長くなった…(苦笑)
つまりはソレだけS15には思い出があるってコトです…高くてホント手の出るクルマじゃなくてですね…大好きでしたよホント。
さて…そんなS15シルビアは1999年にデビューしています♪
従来型のS14が3ナンバーサイズ(…とは言っても全幅の違いは僅か30mm)で大きいという不満が多発(…でも後期はソコソコ人気ありましたよ)しまして5ナンバーサイズへと回帰♪
更に1240㎏のスペックRには史上最強の250馬力にパワーアップされたSR20DETを搭載してまさにS13の再来を狙うかのように登場してきた訳です。
当時のキャッチコピーは…
動イズム。
ココが実はS13と大きく違うトコでして、S13は元々打倒プレリュードなデートカーとしてデビューしたんだけどFRターボだったもんで走り屋の兄ちゃん達に絶大な支持を受けちゃったという偶然の産物がある訳です。
対してS15はハナからS13では言わば棚ボタ人気となった走りへのキャラクターをモロに出してきた訳です。
だからカタログを捲った途端(合成ながらも…)走りの良さをアピールするようなカットから始まってたりする訳です…(^-^;
今回アップするのはS15のモデルライフの中で特にグレードの追加が激しかった2000年10月のグレード改編時。
その中でも今回は2001年4月のモノをアップします(^^)v
そうそう…今更ながらシェリル・クロウのCMソングすら懐かし過ぎて涙モノ…(泣)
デビュー当初から一貫してイメージカラーだったスパークリングシルバーがホントカッコ良くてですね~(涙)
欲を言えばフロントグリル…とも言えるようなヘッドライト間のダクトを無くしてフラットなノーズでも良かったと思える位です。
特にカッコイイのが、前述の通りで写真では分かりませんがヘッドライトインナー両端にある「Silvia」のロゴ。
フォルムはいかにもな流線形…塊感も十分にあります♪
リア周りはエアロ無しの方が好み♪
スペックRエアロ等は逆三角形のハイマウントが特徴的なリアスポが付きますが、自分としてはアレが余り好みじゃなくてですね…(苦笑)
リアフェンダーのコーナー部を覆うように配置されたウインカーレンズが印象的です♪
インパネはS15ならではのピラーメーターと、各種割り切って配置されていながらもシンプルな配置のスイッチ類が特徴♪
助手席側のロゴも一役買っています(^^)v
イタ車あるあるなフルシャット付きのエアコンレジスターもスポーティムードの演出には馴染み易いかと…(^-^;
シートはサイドサポートの張り出しはソコまで大きく無いものの、十分にスポーティで座り心地も適度に固めなバケットタイプ♪
長距離に乗った際の疲労度はともかく…自分としてはS13のモノフォルムバケットシートの方が見た目は好きですね…(^-^;
通常モデルではジャージ生地ですが、コレがLパッケージとなると本革シートになります♪
座面とヘッドレストの接触面はパンチングメッシュが施され、通気性をアップさせています。
サイド部は光沢のあるシルバー色ですが、経年劣化で染料が剥げそうな気もします…(苦笑)
また、bパッケージではスウェードトリコット生地のやたらと目立つブルー色のシートが特徴です♪
デビューし立ての頃は更にド派手なオレンジもありましたね(笑)
そんなS15シルビアに搭載されるエンジンは全部で2機種…
・SR20DET…直列4気筒2000㏄ツインカムターボ、250馬力、28.0kg-m。
オートマ車は225馬力になります。
4気筒2リッターなんで下からのトルクもソコソコありますし、ターボが効くと実に痛快♪
車重もスペックRで僅か1240㎏と軽量なのもあってホントに楽しいんですよね♪
しかしながら、体感的に250馬力は正直出てはいないかと…イイトコ220馬力も出てたら御の字な位かと…(^-^;
・SR20DE…直列4気筒2000㏄ツインカム、165馬力、19.6kg-m。
オートマ車は160馬力、19.2kg-mになります。
そう言えばSRってフロントカバーのOリングから漏れるんですよねぇ…(^-^;
5年オチのスペックRでも当時既に漏れてました…(苦笑)
コレらに組み合わされるミッションは、ターボ車が6速マニュアルと4速オートマ。
NA車は5速マニュアルと4速オートマ。
特にターボ車の6速マニュアルは、ポン付け…とまでは行かないものの、アルテッツァやNBロードスターと同じミッションだそうで…(^-^;
しかもコレが300馬力オーバーの出力には対応してないモンで、軽くチューンしただけでミッションブローなんてケースが多いようです…(泣)
シルビアで…6速で…絶対弄る人が多いだろうに、300馬力少々でミッションブローしちゃうだなんてらしくないなぁ…と…(苦笑)
ちなみにアイシンA&W製。
足回りはフロントがストラットでリアがマルチリンクという、S13から構造的にはまんま踏襲されたレイアウト。
イイんですよ…変に凝らなくてオーソドックスな方が何かと流用効いたり、何かあっても部品入手が楽ですから(笑)
ブレーキはフロントに4ポッドキャリパーを採用♪
S13のような盲腸みたいなブレーキと訳が違います…
ってかコレってタイプMキャリパーと同じですよね…(笑)
タッチも良いし、ガッチリ止まるしホントにワインディング程度なら満足の行く一品でございます(^^)v
ローレルにも入れたいけど、入れちゃったらオフセットで厳しくなっちゃって入れるホイールがホントに限定されるんですよね…(泣)
フェンダーをムリヤリにでもシバいて叩き出さないとダメなんですねぇ。
LSDはターボ車に標準、NAにオプションでマニュアルはヘリカル式。
オートマはビスカスが入ります。
R200デフを求めて解体屋を回ってる人は結構多かったかと…(笑)
自分はソッチ系じゃないので入れるつもりも無かったですけどね…(^-^;
さて…基本的にはイイ意味で古典的だったS15。
装備に関しては特段目新しいモノは無かったんですが、ピラーメーターを純正で採用してきた辺りは衝撃的でしたね!!
スペックRタイプBを除くターボ車はブースト計。
スペックSエアロには油圧計が与えられています♪
コレがカッコ良くてときめいたもんです(^^)v
で…ホントにこの時期のS15シルビアはグレードがかなり多いです…。
ページ左上から…
・スペックR…ターボの基本グレード。
・スペックRエアロ…サイドステップとウイングが付くだけな上に10㎏重くなる。
・スペックS…NAの基本グレード。
・スペックSエアロ…そのエアロ版ですね。
・スペックR Lパッケージ…ターボで革。ヘッドライトも専用♪
・スペックS Lパッケージ…上記NA版。
・スペックR bパッケージ…ターボ青内装版。唯一のクロームホイール。
・スペックS bパッケージ…NA青内装版。
・スペックS Gパッケージ…正直存在意義が分からないんですよね…(苦笑)
・スペックRタイプB…16鉄ッチンでモータースポーツベース。けど車重変わらず。
ボディカラーは全部で7色。
自分でしたらスペックR Lパッケージの6速でボディカラーはライトブルーイッシュシルバーですかね♪
コレに腰下をダークグレーで塗ってアートフォースにしてやります(笑)
で…ラインナップはコレだけじゃ終わらないんですよね…(^-^;
オーテックバージョン!!
スペックSをベースに各所をチューニング。
特に写真にも出てるように排気系はなんとフジツボ!!
外観上の違いはリアフェンダーの専用エンブレムのみという、実に通好みな仕様♪
発売前のスクープ記事では「スーパースペックS」という名称で出ていたので、未だにオーテックバージョンよりもスーパースペックSのイメージなんですよね…(笑)
搭載されるエンジンはこんな感じで…
・SR20DE…直列4気筒2000㏄ツインカム改、200馬力、21.8kg-m。
圧縮比アップにカムプロファイル変更、専用ECUからナトリウム封入バルブまで!
更にフジツボのエキゾーストシステムが加わり、リッター100馬力を達成(^^)v
コレに組み合わされるミッションは専用の軽量フライホイールと大径クラッチディスクを与えられた6速マニュアル!
欲を言えば、スーパースペックRも見てみたかった…(涙)
その他、走り関係の装備はスペックRに準じます。
ボディカラーは3色。
ちなみにコチラはオーテックバージョンを含む価格表。
スペックSの5速はなんと177万円から…今のノートより安いのでは…(苦笑)??
一番高くてもスペックRエアロの6速でハイキャス付き。それで271万円。
安過ぎやし…(笑)
考えようによっては当時倒産しかけのメーカーなのにココまで利幅絞ってイイのかって余計ながら思っちゃう訳でして…(苦笑)
で…もう一つこの時期に追加されたオーテック特装車がこのスタイルA。
キャラクターの位置付けとしては、よりアダルトに向けたエレガントな仕様。
バンパーグリルの格子状は今一つ好みでは無いものの、グリルレスへ持って行ったフロントバンパーの造形はオリジナルよりも好みではあります(^_-)-☆
リア周りは通常ではディーラーオプションとなるリアコンビランプフィニッシャーを除いてはベースのまんまでフロント程の個性は無いですね…(苦笑)
室内は専用のタンカラーの本革シートがスタイルA専用ってコトでどうしても目が行ってしまいます♪
シートだけならともかく、インパネのロア部分やコンビステアの本革部分までタンカラーで専用とされた辺りが実に贅沢ではあります♪
価格はスタイルAのターボで272万円。
ベースに対して+33万円と言うのを考えれば妥当だとも思います。
最後はディーラーオプションカタログ。
比較的奇抜でインパクトのあるエアロのページ…。
しっかし目が着くのがこの黒一色のリアガーニッシュ…(苦笑)
正直シルビアらしくない…というか…
要らないと思ったり(爆)
ソレにこのフロントバンパーは見た目からしてアクが強いですよねぇ…(苦笑)
付けてるの見たコト無い…(汗)
で…意外とエアロの種類が多いんですよ…リアスポだけでも数種類。
フロントバンパーもこのようにV-エアロなんていう、ヴァルド風のハーフがあったり。
エアロミラーは今見てもかなり派手ですよ…とても純正と思えない(笑)
ラジエタークーリングパネルや、純正では珍しいフードエンドスポイラーとホントに色々あるんです。
で…ステッカーキットにエンブレムキット…こんなのも見たコト無いです。
走りに関するオプションでは、インタークーラーのクーリングシステム♪
専用の水タンクをエンジンルームに設置するみたいですね…
そりゃそうか…ウォッシャー兼用だったら泡だらけになってしまう…(苦笑)
う~ん…
コレだったら付けない…(汗)
写真で見る限りでもシワが入ってたりで純正にしてはフィッティングがビミョーに見えてしまう本革調イージーシートキット。
恐らく最近の社外品の方がフィッティングは抜群かと思われ…(汗)
ブルーメタリック調パネルにドレスアップメーター!?
いやいや…こんなのも見たコト無いですよ(笑)!
アルミベンチレーターリングはさりげなくて好みではあります♪
こんな感じで純正オプションは豊富に用意されているのですが、どれだけのセットが販売されていったのか…(汗)
さて…そんなS15シルビア。
モデルライフはこんなにイイクルマなのに悲しいかな比較的短くて僅か3年7か月…(泣)
「夏が終わると、もう会えない。」
当時のヤンマガの裏広告で見てなんと悲しくなったことか…(泣)
その後の日産は残念ながらこのようなクルマは以後出しておりません…。
もう時代が違うんでしょうね…ホントにそうなんか知らんけど。
それにしてもスペックRは当時からずっと殆ど相場が変わらないまま(一時期気持ち安かった時期もあるけど…)高値安定。
いや…今見てもマジでカッコイイですもの。
こんな時代はもう来ないんでしょうね…(泣)