どうも(^^)v
今回でみん友さんの愛車紹介にアップされてるクルマのカタログは一旦区切りを付けましょう(*'▽')
ってコトで…馴染みは無いんですがね…
プログレ前期です♪
今回は本カタログだけではなく、Bカタログにしか載ってないカットもありますので、並行して話題とさせて頂きます(*'▽')
そしてこのプログレ…個人的に思い入れ等は何も無いのですが、コレがまだデビューする前に思っていたコト…。
いつになったら出るんだ??
と…言うのも、95年位だったかのマガジンXでスクープされて、当時は「ニューロン」って車名でデビューする予定だったんですよね(*'▽')
なんでも5ナンバーサイズの小さなFRセダンの高級車で、マガジンXは縮尺こそ分かりませんが、模型まで作ってシミュレーションしてました(全然似てなかったけど)。
で…スクープから実際にデビューするまで3年位掛かってましたね。
免許を取った時の自分達の間ではまだ現行車だった訳ですが、全然話題にかすりもしなかったのがこのプログレ。
正直ジジくさ過ぎた…(汗)
ブレビスの方がまだミニセルシオ的な感じだったものの、アフターパーツも無いし、どうせ同じ排気量買うなら中古でクラウン買うわってなってましたし…(汗)
つまりはドストレートな高級車を好んだ…と…(苦笑)
今ならこのクルマの良さも分かる訳ですが…当時の自分達には大人過ぎた1台。
さて…そんなプログレは1998年にデビューしています♪
コンセプトは前述の通り「小さな高級車」。
5ナンバーサイズのボディにやや排気量の大きい3リッターまたは2.5リッターを搭載した上、当時のトヨタ車の中でも異例な位にコストの掛かった内容を盛り込んだクルマです。
その内容はまさに縮小版セルシオと言って過言ではないクオリティ。
そんなプログレのキャッチコピーは…
「進歩」という名の高級車。
当時のCMキャラクターには、後の「おくりびと」な人が、夏目漱石に扮したキャラクターで演じておりました(*'▽')
ちなみにこのカットはナゼか本カタログには一切無く、Bカタログだけなんです!
なんでココが本カタログで掲載されなかったのか…(苦笑)!?
今回はデビュー当初の1998年6月の内容になります。
ってコトで好みの問題もあるのでしょうが、自分はこのヘッドライトとフォグの離れたデザインが正直好みでは無かったんですねぇ…(^-^;
ボディサイズは全長が僅か4500㎜、全幅は1700㎜ジャストでまさに5ナンバーサイズ!
バブル崩壊後にデビューした車種としては、異様なレベルでコストが掛かっていて、パッと見た感じでも高級感が伝わってきます♪
う~ん…当時はこの良さが分かりませんでしたが、今見るとイイですねぇ。
リア回りは縦長のテールに、ナンバーガーニッシュ左右にバックランプが付いて、当時のマジェスタっぽいテイストがありますね(*'▽')
ただ…全幅が狭い上に全高がこの時期のセダンとしては高い方なので、やや腰高なフォルム…コレより一昔前のセダンにありましたシャープな感じはしませんね…(苦笑)
インパネは木目パネルを境にツートンカラーとなっています(*'▽')
液晶はインパネの一等地に備え、電動で収納するコトも可能。
基本的に全体が直線基調で新鮮味には欠けるものの、質感はとても高いモノです♪
インパネの高さと並行して、ベルトラインに沿うカタチでグレーのトリムは入り、他は上下にベージュという配色。
オプションでブラックの内装とシートにするコトも出来ます♪
内装の質感はまさにミニセルシオという感じで、内容を考えますとコスパに優れた1台だったのではないかと思います(*'▽')
そんなプログレ前期に搭載されるエンジンは全部で2機種…
・2JZ-GE…直列6気筒3000㏄DOHC、215馬力、30.0kg-m。
この車体に3リッター…車重は1480kgと当時では重めではありますが、ソレでも動力性能は十分でしょう(^_-)-☆
・1JZ-GE…直列6気筒2500㏄DOHC、200馬力、25.5kg-m。
どっちだろうと名機JZ系…中にはコレをターボに載せ換えてドリ車にしちゃう人もいるとかで(笑)
確かにボディはキレイな個体も多いし、人気もそれなりで相場も比較的安いから、乗せ換えた方が面白い個体は出来るかもしれません(^^)v♪
コレらに組み合わされるミッションは4速オートマのみ。
この4速オートマは日本初のナビ協調シフト制御が入ってまして、ナビからの情報を元に、コーナー等に差し掛かると事前にシフトダウンをしてドライバビリティの向上を目指すという、21世紀に向けた新技術と言えるような内容です(^_-)-☆
しかし…コレってナビが最新ならともかく、道路が変わったりした場合どうなるんでしょうかね…(汗)!?
勝手にギクシャクと訳の分からない動きにならないように、さすがに何かしら細工はされてるんでしょうけど…(^-^;
で…足回りは4輪ダブルウィッシュボーン。
基本的にクラウンの足回りがベースになってるようですね(^^)v
で…安全性も結構気合が入ってまして…
世界初のカーテンエアバッグ!
今や当たり前のように装備される車種も多いカーテンエアバッグですが、このプログレが世界初♪
但し、この展開具合からフロント席のみを保護するようなカタチですね(^^)v
他にもブレーキペダル後退防止機構なんてのもあります。
コレ…修理ってなるとペダルユニットとかステーとかを交換しないとダメなんですかね…(^-^;!?
またはコレ位の損傷具合になるともう廃車レベルなのか??
他にはレーダークルーズコントロールも当時としては超先進装備ですね(^^)v
トヨタではこのプログレを筆頭に…(恐らく日本初だったと思う…)後にセルシオへ展開されます(^_-)-☆
減速制御はスロットルオフとシフトダウンを用いてのエンジンブレーキのみで、ブレーキの協調制御は入っていません。
ソレでもクルコン使用時に前走車を検知してから減速をするってだけで画期的だった訳です。
ちなみに完全停止なんてのはまだまだ随分先の話になります。
さて、メカニズム面から装備面へ話題を移しますと、エンブレムはプログレの「P」をモチーフとしたデザインですが、新車情報で三本さんが、「道路公団が造り損なった高速道路みたいですね」なんてボロクソに言われてたのが印象的(爆)
塗面は5層コートとなってまして、非常に凝ったものです。
セルシオに負けず劣らずのクオリティで、このクラスにしては異様な程の凝り様が分かる箇所だったりします。
インパネ中央にアナログ時計を装備する辺りも高級感を感じます♪
それよりもプログレでスゴイのがウォールナットパッケージ。
室内の随所に木目調…ではなく、本木目を奢るのがこのクラスでは異常。
当時のトヨタ車で本木目パネルが奢られているのは、センチュリー、セルシオ、ソアラのみで、マジェスタですら木目調…その中でプログレが本木目(笑)
その下剋上具合と言いますか…ソコまでクオリティに気合が入った辺りがスゴイんですよ。
ちなみにコンビネーションスイッチはなんと無垢材からの削り出し…(汗)
正直他のトヨタ車でこんなの見たコト無いです…。
レクサスですらプラスチックのレバーですからねぇ。
他にはディーラーオプションで、コレまた当時としては珍しいブラインドコーナーモニターも用意しております(^_-)-☆
このサイズでこんな装備まで付けちゃえば見切りは抜群です♪
で…グレードはこんな感じで。
・NC300ウォールナットパッケージ
コレが最上級グレードで、グレード名称の通り各部のパネルがウォールナットの本木目になります(^_-)-☆
ちなみにNC300の「NC」はニューカテゴリーの略だそうで、クラスレスを狙って付けたのではないかと…(^-^;
・NC300
単純に違いは本木目が木目調になっただけのグレードです。
・NC250ウォールナットパッケージ
2.5リッターの本木目版…3リッター比でクルコン、セキュリティの未装備、本革シート、カーテンエアバッグがオプション化、オーディオのアンプが別置が内蔵に
という違いでそんなに大きく装備の違いが無いのが特徴です♪
・NC250
エントリーグレードですが、装備は十分過ぎます…違いは本木目が木目調になるだけ。
ボディカラーは全部で8色。
こうして見ますと、結構バリエーションに富んでる感じがあるのと、日本車には珍しくパールホワイトの設定がありません。
自分でしたらNC300ウォールナットパッケージのグリーンマイカメタリックを…まさにイメージカラーの仕様が理想ですね(^^)v
オプションで、スペアタイヤのアルミ化、マルチ、イエローフォグ、寒冷地、レーダークルコンってトコでしょう(*'▽')
おぉ…そう言えばムーンルーフの設定が無いですね。
で…1999年5月にはiRバージョンなる仕様が追加されます(^_-)-☆
このカタログは1999年9月の内容です。
ってコトで一見変わった感じが分かりにくいiRバージョンですが、以下の装備が変わります…。
・専用メッキアルミホイール
・iRバージョン専用チューンサスペンション
・フロントスタビリティブレース
・ソフトプライバシーガラス(透過率50%でUV90%、IR70%カット)
・スモークメッキフロントグリル
・スモークメッキヘッドランプ
・ダーククリスタル調リアランプ
・専用チューンパワーステアリング
・専用本革シート
シートは縁にパイピングが入る専用本革シートで、ヨーロピアンな感じがしますね(^^)v
これだと木目はダーク調の方がよりソレらしく纏まるような気もします。
エンジンはそのままに足回りは専用チューンすると共にブレースも入り剛性アップ。
そしてパワステもチューンされ、まさにセルシオeRバージョンのプログレ版って感じの内容です(^_-)-☆
で…コチラが価格表。
当時の車両価格としても、この内容で400万円を切っちゃうんですから、結構なバーゲンプライスのような気がしますね(^^)v
オマケ
コチラはNC250というコンセプトカーで、まさに発売前年のモーターショーで発表された、言わばティザー的な参考出品車ですね(^^)v
もう市販車まんまの内容で、違いと言えばエンブレムとメッキになったホイール。
このホイールも中々捨てがたい(笑)
さて…そんなプログレは販売は低調ではありましたが、意外やモデルライフは長く、2007年まで販売していますね(^^)v
途中で兄弟車のブレビスを投入するも、正直時すでに遅し。
個人的にはこのアクの強いフロントマスクはどうも好みが分かれるよなぁ…と。
最初からブレビスのデザインで出してたらチョットは違ったんじゃないかとも思ってしまいます…(^-^;
または最初から20セルシオのミニ版…ローレルスピリット的な勢いのデザインで行ってれば何かしら違ったような気もするんですよね…(^-^;
プログレは比較的程度の良い個体も多いですし、気になるなら今のウチに乗ってみるのも楽しそうな1台ですよね♪