どうも(^_-)-☆
今回はみん友さんの愛車紹介にアップされてる車種のカタログになります…。
え~と…地元のみん友さんですね…ココ数年お会いしてませんが、またタイミングありましたら(笑)
ってコトでコレも色々ありましたよ…えぇ(笑)
U13ブルーバード後期 一部改良時です♪
ソレこそ1995年頃か…当時の我が家はフェスティバの後釜を考えておりまして、まさにこのカタログを親に見せつつ候補の一つとして話題にしておりました(笑)
一般的にこのU13はSSSがトコトンズッコケましてね…ハードトップのARXの方はソコソコ売れてたんですが…。
けど自分が親に勧めたのはSSS…理由はリミテッドアテーサなるバカッ速モデルがあったからという(爆)
しかし、別に飛ばし屋でも無い、近所のスーパーの買い物への使用が大半という両親に燃費という概念が欠けている小学生はこんなクルマを勧めるコト自体が大体ムチャで、何より雪も降らないのにアテーサが必要な理由も無く…(苦笑)
それよりも何よりもインターネットもマトモに無い時代に中古のタマは近隣で出てこなかった訳です…結果的にソレで良かった訳ですが。
そう言えばU13ブルも生産終了から約30年近くが経過する訳ですが、未だに頻繁に見る機会がありますよね…全国的に…。
しかもソコソコ売れたARXでは無く、ズッコケたSSS。
そう!事故の再現CG(爆)
アレ…なんなんすかね…未だにニュースで事故の再現CGはナゼかU13のSSS(笑)
まぁ汎用のシミュレーションソフトみたいなの使ってるんでしょうが、なんで車種をコレにした??ってどうしても思ってしまう訳です。
さて…そんなU13ブルーバードは9代目ブルーバードとして1991年にデビューしています♪
主なボディタイプはアクが強いデザインで国内よりも海外で好まれそうな4ドアセダンのSSS系、そして日本人好みの安定したデザインが特徴の4ドアハードトップのARX(アークス)の2系統で登場しています(^_-)-☆
そして1993年には後期型へマイナーチェンジ。
デザイン面で大きな変更は無いものの、バブル崩壊の煽りを受け全体的に装備がドカンと落とされてコストダウンされたものの、時代の変化に応じた改良が入った内容になってます。
で…1995年に今回の一部改良モデルが発表。
時流に応じ、運転席エアバッグの標準装備化や各種装備、グレードの改廃が実施されてますね(^_-)-☆
月間販売台数目標は5400台と、不人気ながらもソコソコ強気な設定となってます。
今回はそんな後期一部改良時でも1995年7月の内容となります。
ってコトでまずはハードトップのARX。
日本人好みの無難なハードトップのスタイルで、伸びやかなデザインですね(*'▽')
後期型になってハニカムグリルでスポーティな雰囲気に…そして一部改良でグリーンガラスが採用され、よりスッキリとした感じになっていますね♪
そう言えばバンパーのデザインも、ウインカーがクリアレンズで大型化され、フォグランプと横並びになってスッキリしました…見た目は後期のが好きです(*'▽')
リア周りは後期でテールレンズ同色のガーニッシュが入り、見た目がこれまたスッキリとした印象に(*'▽')
但しバックランプがナンバーポケット横に独立。
個人的にはリアテールはもっと横長の方が重厚感が出て好みですけどね…そうしたらローレルみたいになっちゃいますが…(爆)
インパネはやや運転席を中心としたスイッチの配置。
使用頻度の高いエアコンパネルをインパネ上段、2DINのオーディオスペースをインパネ下段に配置するデザインはナビが普及していない90年代ならではの感じですね(*'▽')
見た目のアクセントとしてインパネを上下に分断するように一直線に配置される木目調クラスターリッドが印象的です(^_-)-☆
各スイッチ類は比較的大きく扱いやすい上、数が少なくシンプルです♪
ちなみにU14よりもバブル期設計で質感も高くデザインも好きですね…U14は全体的にプラスチッキー且つ超保守的で正直アッチの方が旧型かと思う位です。
シートはバケットタイプとノーマルタイプがあるんですが、写真はバケットタイプ。
着座姿勢は90年代の典型的なハードトップあるあるの寝そべりスタイル(爆)
リアシートもヒップポイントがやたらと低く、ケツをドンと沈ませて座ります。
シート生地やトリムの質感…正直最近のクルマより好みなんですがね(笑)
また、最上級グレードのスーパーツーリングZには本革シートが選べます!!
コチラは激レアで殆ど出てません(*'▽')
一方コチラはセダンのSSS…後期になってコチラはARXと逆にハニカムグリルが横桟形状のグリルになってます…SSSは前期のが好みですがね。
不人気ではありましたが、デザインの質は高く、ドアはプレスドアを採用していて非常にスタイリッシュ!
けどケツのクセが強い(爆)
Jフェリーもそうでしたが、極端にケツ下がりのデザインに、リアのナンバーポケットがやや上部の配置でコレがホントに独特…(苦笑)
自分はこのクセの強さが当時から好きなんですが、90年代当時の日本の自動車市場では明らかに突飛過ぎて売れなかったのも納得してしまいます…(苦笑)
ARXより肉厚なデザインで、重厚感が出ているとは思いますね(*'▽')
インパネと室内はほぼARXと同様ですが、どうもリアシートのヒップポイントはまだSSSの方が高いようで、比較的マトモな着座姿勢が取れると思います(*'ω'*)
但し、リアシートの座面幅はARX比で30㎜狭いです。
そんなU13ブルーバード後期一部改良時に搭載されるエンジンは全部で6機種…
うぅ…このCMいいなぁ…曲といい。
・SR20DE…直列4気筒2000㏄ツインカム、145馬力、18.2kg-m。
U13の大半で多かったのがこのエンジン。
下からトルクもソコソコ出ていて日常領域では扱いやすいものの、とにかくSRの横置きは悪夢の整備性…(泣)
バルクヘッド側のウォーターホースなんてマジで地獄。
タイミングチェーンなのはイイんですが、冷間始動時にチェーンが暴れてヘッド側のチェーンガイドに当たってガチャガチャ鳴るんですねぇ…(苦笑)
ってコトでこれまたよく漏れるヘッドカバーガスケット交換時にボルト2本で止まってるガイドを外してゴミ箱にポイしてましたねぇ…支障も無いので。
ソレとフロントカバーのオイル漏れはSRの定番。
後は熱量が高いのかなぁ…1度ラジエターのアッパーホースの取付部が付け根からパックリ割れた個体を見たコトがあります…(苦笑)
大体アッパーホースがダメになって割れるか、アッパータンクの上部に亀裂が入るかって感じなんですが、まさかそんなトコが割れるとは…ねぇ。
あぁ…デスビOリングとかも弱かったんだっけ…もう覚えてないけど。
・KA24DE…直列4気筒2400㏄ツインカム、150馬力、21.5kg-m。
歴代ブル史上唯一の3ナンバーとなるユニットはW30ラルゴ等と共通。
ラルゴに載ると、その重量からイマ一つアンダーパワーで力感が無いですが、ブルの車重でコレだとかなりパンチがあるんじゃないでしょうか(*'ω'*)
・SR18DE…直列4気筒1800㏄ツインカム、125馬力、16.0kg-m。
この1800搭載車も結構多かったですね(*'ω'*)
ブルの車体ならこの1800でもそんなに困るようなスペックじゃなかったと思います(*'▽')
・SR20DET…直列4気筒2000㏄ツインカムターボ、210馬力、28.0kg-m。
シリーズ最強のツインカムターボ仕様…爆速ファミリーセダンになるでしょうし、何より文字通りのスーパー・スポーツ・セダンになります♪
横置きSRのアテーサという時点で整備性は本気で地獄。
スターター交換とか本気でヤバイですよ…(笑)
・GA16DS…直列4気筒1600㏄ツインカム、電子制御キャブ、97馬力、13.5kg-m。
ガソリン仕様で1番ベーシックなのはテンロクの電子制御キャブ仕様。
ホントにスムーズな走り?なのかはさておき。
GAもこれまた整備性はそれなり…けどブルのエンジンスペースならまだマシでしょう(笑)
コレがラシーンだったら武者修行みたいな整備性…(苦笑)
・CD20…直列4気筒2000㏄OHCディーゼル、76馬力、13.5kg-m。
カムと噴射ポンプでタイベル2本のディーゼル仕様。
2リッターNAなのもあってトルクがモリモリある感じでも無く、加速はかなりのモッサリ型。
マニュアルならまだイイけど、オートマだと本気で結構カッタルイ。
いや…このCD20のオートマのU14ブルで高速教習したんですが、免許取得中でも明らかに把握出来る位の伸びの悪さだったものでして…(汗)
コレらに組み合わされるミッションは、スーパーツーリングZを除いた全車に5速マニュアル、後は全グレードに4速オートマ。
足回りは4輪ストラットで走りのブルらしい4独となってます♪
1200㎏代と比較的軽いので、往年の日産車らしく滑らかに走ります(*'▽')
但し、最小回転半径はやや大きめで切れ角が小さいようなので、舵をワンテンポ早めに入れて曲げていかないといけません…と、2019年に3万㎞の個体を乗った時のコトを書いておきます(爆)
4駆のシステムは当時の日産お得意のアテーサ♪
特にSSSリミテッドアテーサはトリプルビスカスとなっております。
安全装備で言えば、後期の一部改良で運転席エアバッグが全車標準装備♪
その他、ABSがスーパーツーリングZとSSSリミテッドアテーサに標準装備となった上、他のグレードでもオプションで選択可能となりました(*'ω'*)
他にはローレルに乗ってたらこのトランクスルー付のアームレストが地味に羨ましい(笑)
トランクスルーのリッドを開けばテーブルとしても利用可能♪
この後期一部改良で採用されたグリーンガラスはスーパーツーリングZにUVカット機能がプラスされます(*'▽')
UVカット機能は90年代半ばから採用車が出てきましたね♪
サンルーフはチルト&スライド機構付。
そしてこの一部改良でスーパーファインハードコートが選択可能となりました♪
エアコンはデジタルパネルのフルオートエアコンと、プッシュボタン式のマニュアルエアコンが用意されています。
使いやすいのは正直圧倒的にマニュアルエアコンの方なんですが、フルオートエアコンの蛍光管がこの時代の日産車はキレイなので、コッチにもそそられます(爆)
で…グレードはこんな感じ。
まずはARXの中でも後期一部改良で追加されたSVシリーズから…。
・タイプツーリング・SV
・タイプツーリングアテーサ・SV
ARXの中でも1800㏄車で、中間的な内容となる末期のお買い得車という感じです。
CDプレーヤーや本革ステア、フォグランプやスポーツシート、ブラックアウトグリルを採用し、スポーティルックな仕様となります(*'▽')
・ARX-L・SV…(1800/ディーゼル)
コレもお買い得車となりまして、カセットデッキとダークオークタイプと呼ばれる木目調フィニッシャーが装備され、やや高級感を増した仕様となりますね(*'ω'*)
ココからは通常のARXシリーズを…。
・スーパーツーリングZ…(2400)
ARXシリーズでは最上級グレードとなるモデルで、UVカット断熱グリーンガラス、高級モケットシート、15インチアルミ、ABS、LSDと専用装備が満載♪
更にオプションで唯一本革シートも選べます!
・スーパーツーリング…(2000)
ARXの2リッターでは最上級グレードとなりますね♪
フルオートエアコン、足踏み式パーキングブレーキ、大型センターコンソールボックス、デュアルエキゾーストパイプを装備。
・スーパーツーリング…(1800)
上記の1800仕様で、これまた2000で書いた装備が省かれます。
・ARX‐G…(2000/ディーゼル)
・ARX-Gアテーサ…(2000)
ARXの中でも上記3台のスーパーツーリングシリーズでは無く、まっさらなARXシリーズと言うヤツになりますね。
2000スーパーツーリングに装備されたフォグランプ、本革ステア&シフトノブ、ブラックアウトグリル、14インチアルミが削られます。
シートもスポーツモケットがトリコットAタイプという標準シートに。
・ARX-V…(1800)
コレ、グレード構成が難解で、ツーリングSVより装備がイイトコもあれば悪いトコもあったりで非常に複雑…(苦笑)
比較するなら2000ARX-G比のが分かりやすいので比較すると…
オートエアコンがマニュアルに、手引き式パーキングブレーキ、大型センターコンソールボックス、デュアルエキゾーストパイプが削られます。
・ARX…(1800)
ARXシリーズでは最廉価仕様となりまして、以下はARX-V比。
電動格納式カラードミラーが電動の無塗装、ブラックのインパネフィニッシャー、4スピーカーのカセットデッキから2スピーカーのラジオ、シートがトリコットAからB、ランバーサポート、シートバックポケット、リアセンターアームレスト、助手席バニティミラー、センタークラスターの小物入れ、なんてのが削られます。
ココからは4ドアセダンのSSSシリーズ。
・SSSリミテッドアテーサ…(2000ターボ)
シリーズ最強仕様のまさにスーパースポーツセダン。
SSSシリーズでは唯一フォグ、15インチアルミとABS、フロントビスカスLSDが標準。
・SSS-G…(2000)
・SSS-Gアテーサ…(2000)
2000スーパーツーリングのSSS版という感じで、コチラは14インチアルミがホイールキャップになる程度の装備の違いです。
・SSS-V…(1800)
コレもARX-VのSSS版で装備は全く同じです(*'▽')
・SSS…(1800)
・SSSアテーサ…(1800)
一方コチラは1800ARX同様かと言うと若干違い、カラードミラーとカセットデッキが装備される代わりにナゼかマップランプが省かれます…(苦笑)
車両価格を近づける為にコスト調整でこうなってたりするんですかね(笑)??
で…ココからはチョット特殊。
見た目はSSSなんですが、より営業車寄りなEEX(エックス)というシリーズです。
・EEX-L…(ディーゼル)
・EEX-Lアテーサ…(ディーゼル)
ディーゼルのみという少々特殊なグレードですよね。
トップシェイドグリーンガラス、ブラック電動ミラー、車速検知式集中ロック、パワーウインドウ、マニュアルエアコン、ラジオ、トリコットBタイプシート、カップホルダー、14インチタイヤ&ホイールキャップという感じの装備です。
・EEX…(1600)
唯一のテンロクグレードで最廉価仕様でもあります。
上記EEX-L比で、グリーンガラスのトップシェイド、集中ロック、パワーウインドウ、が省かれ、ホイールが13インチのセンターキャップのみになります。
・ビジネス…(1800)
もうココまで来るとEEXでも無く、モロに名前通りのビジネス仕様(笑)
但し1800㏄。
装備はEEX比でホイールが14インチのホイールキャップ付になるのと、オプションでEEXでは選べないリヤワイパーとフロントビスカスLSDが選択出来る位。
ボディカラーは全部で7色ありまして、どうやら全グレードで選択可能(笑)
自分でしたら、ココは整備性がトコトン悪いのはともかくSSSリミテッドアテーサの5速マニュアルで、ボディカラーはグリニッシュシルバーを…。
オプションでCD付ホログラフィックサウンドシステム(6スピーカー)、サンルーフ、スーパーファインハードコートを…。
チョコっとディーラーオプションが掲載されてますが、SSS系ならややいかついクローム調のフロントグリルや張り出し大き目のフロントスポイラーがカッコイイですね(*'ω'*)
さて…そんなU13ブルーバードですが、この後期一部改良がつまり最終モデルとなりまして、約1年後の1996年初頭に時期型のU14へフルモデルチェンジします。
U14でSSS系の販売は盛り返すも、明らかなコストダウンやセダン系全体の販売台数の低迷もありまして、21世紀に突入すると最早名前だけブルーバードの冠が付いたようなブルーバードシルフィへと変化していきました。
しかしさすがに30年選手…SSSはともかく、アレだけ沢山走ってたARXなんてもう壊滅…全然見ません…(汗)
やっぱり大衆車と言いますか、こういうクルマってホントに後世に残りませんね。
そりゃそうか…爆発的に売れた910ですら滅多と見ないんですから…(泣)