どうも(*'▽')
今回はカタログのアップになります…「失敗車」をお題にやってる訳ですが。
う~ん…コレは途中からズッコケ型。
クルマはカッコイイと思うんですが…(^_^;)
ってコトで…
ユーノスプレッソ一部変更時です♪
コレ…デビュー当初はこの手のコンパクトクーペとしては、凄く大人っぽい感じで、他のメーカーとは一味違ったファッショナブルな感じが良かったんですよね~(*'▽')
サンリブの新車を展示するコーナーにガンメタだったかありましたね(*'▽')
小学生ながらリアシートに座り、タイトな雰囲気と独特なシート形状に惹かれました♪
後は専門学校の時だかに高校の同級生のツレが黒のコレに乗ってましたね…。
ま~たマニアックなクルマに乗ってるなぁ…って当時思ったもんです。
まだ社外品やらマツダスピードのパーツも手に入る時代でしたから、マフラーとホイールと変わってたかな。
さて…そんなユーノスプレッソは1991年にデビューしています♪
名称通り、ユーノスブランドで展開し、このクラスでは高級志向。
特にV6を搭載していたのが最大のトピックになります。
そして姉妹車として、オートザムブランドではAZ-3も同時発表。
外観は同様なものの、コチラは1500㏄エンジンを搭載し、やや格下…入門編という感じで差別化されていたのが、姉妹車ながら個性化に繋がり良かった…
と…思ってたんですよ…(苦笑)
ところが、1993年の一部改良で、ドチラの車種にも双方のエンジンが搭載されるコトになります…。
差別化とは…(泣)。
個人的にはココで高級感を演出するユーノスブランドがもう台無しな気がしてならない…(*_*;
で…このクルマは特に大きなマイナーチェンジも無く、1996年に今回の一部改良を実施。
運転席エアバッグの標準化と、各種グレードの装備見直しが入ります。
そんなユーノスプレッソ一部改良時のキャッチコピーは…
着こなすスポーツ。
元のデザインがイイだけに分からんキャッチコピーでも無いですが、ただただ惜しい…なんでこういう軽い感じにしちゃったかなぁ…(泣)
初期のあの上質感溢れる演出とは一体何だったのか…。
今回はそんな一部改良が入る1996年4月の内容です。
そんなユーノスプレッソ…個人的にはイメージカラーにこのような淡白なシルバーを持ってくるよりも、初期のワインレッドやガンメタ等の深みを感じるカラーの方がより大人な感じがした訳です…。
しかし、双方のボディカラー共にカタログ落ち…(泣)
コストダウンで塗装品質はグッと下げたのは間違いないですよ…なんせ回転焼付のハイレフコートを採用したりと
しかし、このクルマのデザインは未だにイイなぁと思う訳です(*'▽')
塊感溢れるフォルムに、ムダにゴチャついた感じがしないライン♪
だからか、外観はモデル末期まで特に大きな変化が無かったんだと思います!
但し、ボディカラーも…ですが、正直このクルマのキャラクターにあんまり激しいエアロってどうもミスマッチな感じしかしないのです。
正直このテイストはAZ-3なら若年層をターゲットに持って行くのもアリだとも思いますが、プレッソはもっとアダルトに攻めて小ぶりなスポイラー類とかの方がソレらしい気に持っていけるような気がします。
で…どうやらこの曲面のキツイリアガラスと、バックドアの形状はかなり複雑な構成になるので、結構なコストが掛かったようです♪
どうやらコスト管理は難しかったようで、バックドアにコストを掛け過ぎた影響で、内装まで開発費が捻出出来なかったそうです…(苦笑)
なので、インパネもどうやら色分けなど出来ず、やや消化不良な感じもあった模様。
しかし、運転席側に重きを置いたデザイン等、スポーティなテイストはあります♪
オーディオは4スピーカーながらインパネセンター上部にスピーカーを置く、独特な配置。
ハザードスイッチも変わった場所にありますね(*'▽')
シートは初期モノこそ独特な形状…そしてハーフレザーだったか、出来る限り上質な感じに仕向けられていましたが、この時代になると一般的なバケットシート。
シートの柄も正直どことなく子供っぽい感じが…(^_^;)
そんなユーノスプレッソ一部改良時に搭載されるエンジンは全部で2機種…。
・K8-ZE…V型6気筒1800㏄DOHC、145馬力、16.2kg-m。
デビュー当初、
「世界最小のV6」コレが最大のウリだったんですよ!
けど数か月で世界最小終了(爆)
三菱の1600㏄V6に負けてしまうという…(苦笑)
馬力はモデル途中でハイオク化されたコトにより5馬力アップしています。
・B5-ZE…直列4気筒1500㏄DOHC、120馬力、13.5kg-m。
コレがAZ-3に当初搭載されてた1500㏄ですね(*'▽')
正直プレッソはV6専用車で良かったんでねぇの?って思ってしまう訳で。
コレらに組み合わされるミッションは、全車5速マニュアルと4速オートマ。
足回りは4輪ストラットの独立懸架♪
更にV6のGT-Aでは前後タワーバーも入ります。
で…この1996年の一部改良で運転席エアバッグが標準装備に。
この時期はどのメーカーも一気にエアバッグが軒並み装備されて行きましたね!
ただ…無い方がステアフィールが確実にイイ訳でして…(苦笑)
ABSはオプション…ココは標準にはならなかったようで…(^_^;)
但し、ABSを選択するとビスカスLSDもセットとなります♪
で…バブル期登場の車種の割に元々目立った飛び道具は無いんですよね…(苦笑)
元々がデザインありきのクルマという感じでして…。
更にバブル後のコストダウンで正直お買い得車と化した感じしか…(汗)
なので、敢えて目立つ装備と言えば、アウタースライド式のサンルーフ。
しかもガラスじゃなくてパネル式。
で…グレードはこんな感じで…。
・Si-スペシャルエディション
コレがベースグレードになりますが、名称からしてもお買い得車感しか…(爆)
■Si-スペシャルエディションの主な装備
・間欠フロント&リアワイパー
・デュアルエキゾーストパイプ
・電動リモコン式カラードドアミラー
・パワードアロック
・助手席バニティミラー
・運転席シートリフター
・助手席シートバックポケット
・マニュアルエアコン
・ファブリックシート
・AM/FMラジオ+カセットデッキ+4スピーカー
・運転席SRSエアバッグシステム
・185/65R14タイヤ+14×5.5JJアルミホイール
・T125/70D14スペアタイヤ
▲Siースペシャルエディションの主なオプション
◎エアロパッケージ
・大型Fr&Rrスポイラー
・電動格納リモコン式カラードドアミラー
◎セーフティパッケージ(エアロパッケージにプラス)
・4W-ABS&ビスカスLSD
・リアディスクブレーキ
・スポーツ
1500㏄モデルの上級グレード
■Si-スペシャルエディションにプラス、またはグレードアップする装備
・大型Fr&Rrスポイラー
・チルトアップ機構付アウタースライドサンルーフ
・電動格納リモコン式カラードドアミラー
・オートエアコン
・AM/FMラジオ+フルロジックカセットデッキ+4スピーカー
・GT-A
最上級且つ唯一のV6搭載グレード。リアディスクブレーキ標準装備。
■スポーツにプラス、またはグレードアップする装備
・モケットシート
・フロントストラットタワーバー
・205/55R15タイヤ+15×6JJ5本スポークアルミホイール
・T115/70R15スペアタイヤ
▲GT-Aの主なオプション
◎スペシャルパッケージ
・ビスカスLSD
・4W-ABS
・チルトアップ機構付アウタースライドサンルーフ
コレにボディカラーが5色。
個人的に今一つと思っている淡い&明るめのカラーのが多いかな…(^_^;)
自分でしたら、GT-Aの5速でスパークルグリーンメタリックを…。
コレは初代デミオと同じ色ですよね(*'▽')
コレにスペシャルパッケージという感じでしょう♪
で…価格表はこんな感じ。
最安値はSi‐スペシャルエディションの5速で140万8000円。
最高額はGT-Aのオートマで199万8000円と、200万円を割ります(笑)
コレにスペシャルパッケージを入れても218万2000円。
しかも当時は値引きのマツダ…かなりのお買い得車だったかもしれません…(汗)
コレはチョット珍しいか…オプションカタログもあります(*'▽')
メーカーオプション、その他装備の設定も少な目な車種ですが、リアスポイラーは贅沢に2種類を設定♪
個人的には断然リップタイプを!
他はエアロレスで行きたい。
けどコレってメーカーオプションで装備されるヤツですね(笑)
リアウインドウディフレクター、リアフィニッシャーは印象が変わるので気になるパーツ♪
サイドステッカーはアクが強いですねぇ…(苦笑)
キーレスは昔あるあるな赤外線式。
車内の芳香発生器…エアフレッシュなんてのも各社で似たようなのがありました♪
センターアームレストは便利な2段階コンソールボックスになります。
そして空気清浄器…カーエアクリーンは三菱製。
スカッフプレートは車格がアップする感じがするので、コレも気になるパーツ。
シートカバーは防水加工が入り、見た目が…もうコレは何と言っていいのか…(爆)
この辺りはバブルの余韻か…。
カーゴボストンなる収納バッグに、車載工具を入れる為のケースなんてのも…。
更にキーホルダーまであるんですが、コレら共にV6マークなるヤツが入ってるんですわ…。
1500買ってコレ選ぶのネタでしかない(爆)
さて…そんなユーノスプレッソは、モデルライフが意外や長く、1998年まで7年間も販売されるコトになります。
が…メーカーとしても全然やる気が無い感じしかしませんし、ほぼ投げ売り状態だったのが容易に分かってしまいます…(泣)
もっとV6をウリにして…というよりこんな感じならいっそのコト、デビュー時のまま最終型まで何もしない方が良かったんじゃないかとまで思ってしまいます…(苦笑)
発売中止から四半世紀を経た現在…相変わらずマイナーな存在で、余程思い入れが無い限りは食いつきにくいでしょうね…(^_^;)
V6一本で貫いて欲しかったですねぇ…(苦笑)