どうも(^^)v
今回はリクエスト頂きましたカタログのアップになります。
で…今更ながらリッチ編集なるヤツを用いてブログを書いてみようかと…。
試してみたら、コッチのがスゲェ編集しやすい(笑)
今度からコッチにしよう♪
さて、今回は後輪駆動をお題に特集してますが…
70年代と80年代の狭間を駆け抜けたピュアスポーツ。
いや~イイですよねぇ♪
ってコトで…
SA22CサバンナRX-7中期
6PI改良後です♪
このカタログは近年手に入れたヤツなんですが、とにかく内容が凝ってて、もう写真集さながらと言ってイイでしょう…コレをディーラーで配布しちゃうマツダって結構ヤバイ(笑)
個人的にSAは前期SEリミテッドのマッハグリーンの、垢抜けようと思ってもイマイチ野暮ったいあの感じが最高に好みな訳ですが、この中期以降も中々に捨てがたい♪
印象に残るのは、キャッツアイで来生三姉妹の乗るアレです…後にポルシェ928になりますが…(爆)
しっかし、盗んだハインツの絵画は転売しないハズだから、ドコで生計を立ててたのか…コーヒーの単価がムッチャ高いのだろうか??
大体あの指令室みたいな部屋自体が結構かかるぞ…施工はドコの業者がやるのだろうか…。
なんてどうでもイイ想像ばかり膨らむのですが、そんなコトはさておき、劇中に登場するサバンナがアニメながらもカッコイイなぁ…なんて思いながら再放送を見ていた次第です(笑)
反面、トシのNコロなんて結構なポンコツ扱いを毎度されてます…時代ですねぇ(笑)
さて、そんなSA22CサバンナRX-7は1978年にデビューしています♪
ご存知の通り、通称:RX-3と呼ばれ、ハコスカGT-Rキラーとなったサバンナのモデルチェンジ版は、低公害&低燃費といった時代の要求に応えるように、燃費を従来比40%低減させると共に、国産ではトヨタ2000GT以来となるリトラクタブルヘッドライトを採用した近未来的なフォルム…そんなコトもあり、この手のスポーツモデルとしては比較的ヒットに恵まれたモデルとなりました(*'▽')
そして1980年のマイナーチェンジで中期型へ…丸味を帯びたフロントウレタンバンパーに、リアの一文字ブラックテールで一気に垢抜けた印象へと変わりました♪
更に今回アップします1982年の改良では主にエンジンへメスが入り、6PI化されたのが特徴となります(*'ω'*)
そんなSA22CサバンナRX-7中期のキャッチコピーは…
「走り」に還る。
いや~もうとにかくこのカタログって内容が濃くて…(汗)
もうこのキャッチの後には各種改良点やら細かいコトがベラベラと書かれてる上に、ココから数ページに渡り、各開発担当が1ページずつ、このような感じで進化点やら改良点について大量に書かれてまして、1ページを読破するだけでも結構な時間を費やす内容(笑)
中には、ミスタール・マン…寺田陽次郎じきじきにコメントがビッシリ書かれてたりととにかくスゴイ(笑)
しかもコレが一部改良やらマイナーチェンジやら、改良が入る度に内容が変更されるんです…SAのカタログって…(汗)
ロータリー6PIエンジン搭載。
ファイナルギアレシオ3.909、ポテンザRE47、リミテッドスリップデフ…。
黒い精悍なシルエットでサバンナは「走り」に還る。
New RX-7誕生。
なんだろうか…もうコレだけでワクワクしてしまう。
今回は6PI改良直後となる、1982年3月の内容となります。
ってコトで写真からしてスゴイでしょ…コレ(笑)
雨中にダッシュかましてるトコからのスタート(笑)
しかもこんな感じでシルエットっぽい感じで、ややぼやけたトコからのスタートっていうね。
この写真…何がスゴイって、ドライバーが寺田陽次郎、そしてカメラマンの名前に使用しているカメラ、撮影のモードと言いますか…詳細まで書いてるという…(汗)
凝り方がパネェ(笑)
そして砂煙を上げながら疾走するSA…鉄チンってのが妙にマニアック(笑)
ソレにしても、当時の国産スポーツカーの中では、フロントミッドシップだったりとレイアウトに拘っているコトもあり、比較的オーバーハングもライバルに対しては小さめ。
そしてエンジンはコンパクトなものの、強調されたロングノーズという対になる要素にも関わらず、コレがカッコイイという…(笑)
先程の1枚を除き、他のカットを撮影するのは、有名なモータースポーツカメラマンである、ジョー・ホンダ。
さて…今やこういう凝ったカットやら構図やらで構成するカタログはどれだけあろうか?
大半はCGで構成され、紙媒体どころかメーカーによっては電子媒体のみでの展開になるのも時代の流れ…。
便利で低コストではあるものの、実態はドコか味気なく、そして人間臭さや温かみを感じとるコトの出来るカタログはもう無いんじゃないでしょうか…。
人に請求していくものなのに、年々機能説明ばかりで、無機質なモノになっていくようにしか思えてならないのです…(泣)
このカタログに一連のストーリー構成は無いものの、なんだか見ていて面白い(笑)
そして、スペシャリティ要素だったり、GTとしての一面のあるクルマなのに…ダート(爆)
先程までのRX-7と違い、コレはSEリミテッドという最上級グレード♪
ボディカラーと相まって、一気に高級感がアップした感じがしますよね(*'▽')
尚、ドアミラーが標準化するのがこの翌年となる1983年になるので、まだフェンダーミラーな訳ですが、今見るとフェンダーミラーもカッコイイと思います(*‘ω‘ *)♪
で…このカタログはフロント周りのカットばかりで、リア周りがまるで掲載されておりません…。
唯一載っているのが背表紙だけという…(爆)
インパネはコスモスポーツからのマツダロータリーの伝統となるT型コンソールが印象的♪
メーターの一等地に空調、オーディオ、大き目の灰皿と、手探り操作性に優れたレイアウト!
しかし…時計がかなり下方に設置されており、運転中の確認はどう見ても困難ですね…(汗)
写真では見えませんが、助手席側の着座位置に直面したインパネ部分にスピーカーグリルがあるのがSAのインパネ上での特徴…正直チョット安っぽい…(苦笑)
シートは当時の日本車の中では結構気合の入った方のバケットシートになります♪
よく見るとヘッドレストもやや前方にセリ出ていて、当時のクルマの中ではしっかりシートしているかと思います(*'▽')
最上級グレードのGTリミテッドは本革シート!
一気にラグジュアリー感が漂います♪
ちなみに国内版のSA22Cは全て4人乗り…どうやら北米では2シーターもあるようですが、日本では妙にスポーツし過ぎると、お役人さんがウルサイ的な事情より4シーターらしく…(汗)
まぁ日本の需要的にも4シーターを選ぶ人が圧倒的でしょうね…(汗)
そんなSA22CサバンナRX-7に搭載されるエンジンは1機種のみ…。
・12A…直列2ローター573×2㏄、キャブ、130馬力、16.5kg-m。
当時としてはソコソコのスペックのように見えますが、車重はなんと最もヘビーなモデルでも995㎏と1tを切りますので、実際は結構速い…というか、今でも十分通用するスペックです(^^♪
で…このカタログはホントにマニアックで、先程のエンジンの写真で1ページを使用(爆)
その他、こんな感じでロータリーエンジンの作動図が載るのはモチロン、エンジンの解説だけで事細かにもう何ページ使ってるんだと…(汗)
で…今回アップしている一部改良から、エンジンが6PI化…。
コレは吸気ポートに従来のプライマリーポートとセカンダリーポート、ソレに新たに回転数に応じてバルブ開閉をする補助ポートを追加!
更にセカンダリーポートも従来より吸気流速を高めるために、開口面積を狭めるなど、マツダらしいと言いますか…地道な改良が入ってたりします(コレがカタログ上に延々と書いてある…)。
コレにより、低速トルクと燃費を改善…ホント地道な改良ですよね。
ちなみにエンジンはキャブレターというのに時代を感じます…ただ、エンジンにコンピューター制御が全く使われてない訳では無く、オートチョークの機構にコンピューターが使われています(笑)
時代を感じますねぇ…今やチョークなんてワードすら死語です。
コレに組み合わされるミッションは、全車に5速マニュアルとGT-Jを除き3速オートマ。
この改良ではファイナルのギヤ比が3.909になったがトピックだそうで。
足回りはフロントがストラットで、リアが4リンク+ワットリンク式という、コイルリジッドのサスペンション。
スプリングはバネ定数の前が1.8kg/mm,後ろが1.6kg/mmと結構ソフト。
ステアリングは何とボールナット…ラック&ピニオンかと思ってたら、まさかのコッチ!?って感じがしなくもないですが、80年代前半ってスポーツモデルでも半々位の割合でしたね。
空力性能はcd値0.34と、ソコまで驚異的な数値では無いものの、この空力性能云々に関しても、このカタログでは長文で1ページを割いて解説…昔のマツダのカタログって凝ってるの多かったんですよね…大概読破するのが大変(笑)
とにかく数値が多いこのカタログ…なんとペダルレイアウトの数値まで掲載(笑)
とにかくグラフは多岐に渡り、ステアリング特性からロール角、スラローム性能も掲載されてますが、他のカタログではこんなのが掲載されてないので、イマイチドコで比較すべきなのか??
そしてかなり詳しい人でないとその凄みを感じにくいという…(苦笑)
耐フェード性能…なんてワードは耳にするものの、コレをグラフで数値化して視える化してるようなカタログは他にそうそう無いかと…(汗)
プロポーショニングバルブ…通称:Pバルブ、いわゆるブレーキ油圧の前後配分を振り分けるバルブの制動力グラフなんてマニアック過ぎるだろって…(笑)
コレを見る限り、理想通りとはいかないまでもソレに近い…いわゆる踏力に対しての前後配分がリニアに最適化されてますよなんていう内容のマニアックな…(爆)
装備としましては、当時では豪華装備となるパワーウインドウ、そしてこの改良で新たに設定されたLSD♪
装着車はこのような感じでフォントが全く異なる、味気の無い「LSD」なるエンブレムを装着。
タイヤはグレードにより、今回の改良でポテンザRE47を装備。
リアワイパーの設定もありますが、そう言えばSAって何気にガラスハッチなんですよね(*'▽')
で…これまたこの一部改良で追加されたのが、メモリー付テンションレスELRシートベルト♪
更に定番となるリトラクタブルヘッドライトですね(*'▽')
純正アルミホイールはどっからどう見てもロータリーエンジンのローターがモチーフになってます(爆)
ちなみに、この中期までホイールのPCDは110とやや特殊…後期ではコレが114.3へ♪
また、オーディオはドルビーNR付のカセットデッキで、スピーカーも6スピーカーと、当時の内容で考えると結構豪華です(^^♪
また、誤字でCOSTって書かれてますが、オートスピードコントロール…いわゆるクルコンも設定♪
運転席フットレストを装備する車種は多々ありますが、当時のスポーツモデルはこんな感じで助手席用フットレストを装備してたりもしました(*'▽')
足を引っかけて踏ん張る…訳ですが、今だと100%アウトでしょう…場合によっては下肢障害が出そうですしね…(汗)
メーターパネル下側にはワーニングランプを横並びに搭載。
ってか水関係の警告灯って蛇口のイラストなのね…(爆)
また、スポットランプは左右首振り可能なのがユニークですね♪
SEリミテッド専用のオプションカラーでは、渋めのトーンオントーン♪
グレードにより標準、またはオプションですが、手動の脱着式サンルーフもあります(*'▽')
で…グレードはこんな感じで…。
・GT-J…(5MT)
シリーズ中で最廉価且つ最軽量のグレード…車両重量はMTで僅か965kg!!
■GT-Jの主な装備
〇メカニズム&エクステリア
・165SR13スチールラジアルタイヤ+5Jデザインスチールホイール
・フロントウィンドウHPR安全合わせガラス
・熱線プリントリアデフォッガー
・ワンタッチスイッチ付2スピード間欠ワイパー(黒塗装)
・ウレタンカラーバンパー
・砲弾型ブラックフェンダーミラー
〇インテリア
・オレンジメーター照明
・パネルライトコントロール
・電圧計
・油圧計
・ライト消し忘れチャイム
・イグニッションキー照明
・フューエルリッドオープナー
・アナログ三針クォーツ時計
・塩ビ黒色4本スポークステアリング
・AMラジオ+1スピーカー
・ピアノパターンシュス織布ハイバックシート
・メモリー付テンションレスELR3点式シートベルト(運転席)
・ビニールレザードアトリム
・不織布フロアカーペット
・カーゴルームマット(ベロア風不織布)
・小型コンソール
・前席照明付灰皿
・後席用灰皿
・コートハンガー
・運転席&助手席フットレスト
▲GT-Jの主なオプション
・エアコン
・GT…(5MT/3AT)
比較的廉価…だけど、GT-J程のスパルタンさを求めない層へ。
オートマもココから設定があります。
■GT-Jにプラス、またはグレードアップする装備
〇メカニズム&エクステリア
・185/70SR13スチールラジアルタイヤ+5Jデザインスチールホイール
・リアディスクブレーキ
・リアスタビライザー
・大型サイドプロテクターモール
・ハロゲンヘッドランプ
〇インテリア
・電磁式グラスハッチオープナー
・グローブボックスランプ
・カーゴルームランプ
・スポットランプ付ルームランプ
・助手席バニティミラー
・防眩式ルームミラー
・塩ビA型デザインステアリングホイール
・ピアノパターンシュス織布ヘッドレスト埋込式本格バケットシート
・カーゴルームストラップ
・センターアームレスト付大型コンソール
▲GT-Jより更に選択可能なオプション
・185/70HR13ポテンザRE47タイヤ
・GTーX…(5MT/3AT)
LSDを装備した、スポーツ性と豪華さを兼ね備えたグレード♪
■GTにプラス、またはグレードアップする装備
〇メカニズム&エクステリア
・185/70HR13ポテンザRE47タイヤ+5Jデザインスチールホイール
・リミテッドスリップデフ
・リアワイパー
・砲弾型リモコンブラックフェンダーミラー
〇インテリア
・ワンタッチスイッチ付パワーウインドウ
・AM/FMデジタル表示電子チューナーラジオ+4スピーカー
・メッシュタイプフロントスピーカーグリル
・ブロック柄モケットヘッドレスト埋込式本格バケットシート
・シートサイドカバー
・モケットドアトリム
・高級カットフロアカーペット
▲GTより更に選択可能なオプション
・2WAYサンルーフ(ポップアップ式エアディフレクター付)
・SE-リミテッド…(5MT/3AT)
最上級グレードは、スポーツ性よりもラグジュアリー度の高いモデル!
■GT-Xにプラス、またはグレードアップする装備
〇メカニズム&エクステリア
・5.5JJアルミホイール
・フロントサンシールドウインドウ
・2WAYサンルーフ(ポップアップ式エアディフレクター付)
・サイドシルピッチ塗装
〇インテリア
・オートスピードコントロール
・デジタルクォーツ時計
・本革巻A型デザインステアリングホイール
・AM/FM電子チューナーラジオ+電子制御カセットデッキ+6スピーカー
・メッシュタイプフロントスピーカーグリル
・追加アンプ(25W×2)
・ヘッドレスト埋込本格本革バケットシート
・本革ドアトリム
▲GT-Xより更に選択可能なオプション
・トーンオントーンボディカラー
ボディカラーは全部で6色。
自分でしたら、ベタな選択?ですが、SEリミテッドの5速で、トーンオントーンでしょう(*‘∀‘)♪
さて…そんなSA22CサバンナRX-7はその翌年の1983年に後期型へとマイナーチェンジされ、コスモ譲りのターボを搭載!
約1tのボディに165馬力という、当時としては恐らく国産最強の1台になったかと思います(*'▽')
そして1985年にこれまた後々語り継がれる名車となる、FC3S型へとバトンタッチ!
さすがに生産終了から約40年が経過する車両なのと、この時期のクルマはSAに限らずとにかくサビに弱いコト、また丁度10年オチでこの辺りまでは1年車検になっていた時代なコトもありまして、中古車のタマはFCに比べると格段に減りますね…(汗)
おぉ…そう言えば今更ながら、よろしくメカドックの那智渡が一番SAと言えばって感じでしたね(爆)
現代版メカドックをやった場合、ひょっとして那智渡はMX-30のロータリーEVになるんでしょうか…。
今度の新開発ロータリーは8Cっていう、800㏄1ローター。
那智さんならコレを3ローターにして…けど駆動はモーターだもんなぁ…(苦笑)