どうも(*'▽')
今回はリクエスト頂きましたカタログのアップになります…お題は「後輪駆動」ってコトで。
ただ、このクルマは4駆のイメージのが強いので、この車種が出て来るとは結構意外な感じ(笑)
ってコトで…
2代目デリカスターワゴン前期
1982モデルです♪
三菱は毎度の如く年次改良のモデルイヤー制なので、こんな表記としています♪
正直、自分の人生では箸にも棒にも掛からぬ1台…まるで縁が無いです…(苦笑)
敢えて言うと、やはりジャッキーチェンの映画に出てきそうなコト。
ソレとカトケンのコントで、このデリカからヤクザ役が数十人降りて来るコントで使われた位の記憶しかありません…(苦笑)
後はどうしてもスターワゴンっていうと4WDですよね…コッチの2駆モデルはどうしても地味に見えがちではあります…(^_^;)
ただ、今見るとこの野暮ったい感じが実にイイと思っちゃったりする訳です♪
さて…そんな2代目デリカは1979年にデビューしています♪
バン/トラック、そしてこの乗用モデルとなるのがスターワゴンでして、大きく分けてこの3タイプが同時に登場。
当初は9人乗りの1600㏄のみでしたが、翌年には1800cc、ハイルーフ、サンルーフを追加。
そして1981年に今回の1982モデルへと一部改良。
各種装備の追加や、ATも搭載され、より快適性をアップさせる内容となっています♪
そんな2代目デリカスターワゴン前期の1982年モデルのキャッチコピーは…
もっと遠くへ出かけたくなる。
基本的にはレジャーカーですから、このようなキャッチになるのも至極当然。
今回はそんな一部改良実施後の、1981年12月の内容となっています。
ってコトで、典型的な絵にかいたような、角で構成されたスタイル…ってワンボックスなんで、そういう感じにならざるを得ませんね…( ;∀;)
どうも自分はこの型っていうと角型2灯のヘッドライトをイメージしますが、コレは前期なので丸型2灯となります♪
しかし、4WDのイメージが強いと、やや華奢な…エレガントと言いますか、そんな感じ。
ソレとグラスエリアの何と広いコト…視認性に解放感と抜群だと思いますね~(*'▽')
この辺り最近のクルマより好印象なポイントだと思ってます。
写真のモデルは最上級グレードになりますが、ソレでも全体的に地味目で、リアゲートに仰々しいガーニッシュも装着されるコトも無く、やはりアッサリ系♪
コレがバブル経済になるに従い、ガーニッシュやらメッキモールがテンコ盛りとなって行き、豪華絢爛オンパレードのミニ観光バスと化して行くのです…寧ろソッチのが好きですが(爆)
サイドストライプのデザインやカラーリングは、いかにも70年代のテイストを引き継いだまま、1980年代の幕を開けた感じです。
全長は3990㎜と、意外や短くギリギリ4mを切るので、フェリーにも比較的安く乗船可能なのはメリットですよね~(^_-)-☆
インパネは直線基調で、空調関係はセンターレジスターが3連ながら、比較的上下幅が薄いせいか、コンパクト且つシンプルに見えます♪
各操作系は直線状に横並び…少々ラジオのリーチが遠め。
ワンボックス特有ですが、視界は抜群(笑)
ソレとインパネ下部にドカンと大きなアンダートレイがあるのは収納面でのメリットですね(^_-)-☆
シートはいかにもワンボックスという感じの平板なタイプで、この改良から助手席シートもリクライニング可能となってます。
ヘッドレストはこのように3列目に移動させて4個付けるコトも出来る…けど異様だなぁコレ(笑)
そして日産はバネットから採用され、話題を呼んだ回転対座シート♪
デリカにもこの改良より採用されています(*'▽')
20年位前までは、2列目と言えば補助席が付いてましたね。
正直、フル乗車で一番座りたくない席…メリットと言えば乗降時に跳ね上げてウォークスルーしやすいという位。
今では8人乗りグレード自体が少なくなりましたが、あったとしても幅広い…平等の権利と言いますか、ゆったり座れるヤツになりましたね(笑)
自分はアッチのが好きです。
で、このデリカの場合はコレをジャンプシートと呼ぶようですが、ケツが痛くなりそうなシートだ…(苦笑)
そんな2代目デリカスターワゴン前期に搭載されるエンジンは全部で2機種…。
・G62B…直列4気筒1800㏄OHC、キャブ、100馬力、15.0kg-m。
ハイパワー版?は1800㏄になります。
三菱お得意のサイレントシャフトを組込み、4気筒ながらも低振動&低騒音を目指したヤツです。
通称:シリウス80エンジン。
・G32B…直列4気筒1600㏄OHC、キャブ、86馬力、13.5kg-m。
コチラは1.6リッター版で、通称:サターン80エンジン。
コレらに組み合わされるミッションは、全車にコラム5速マニュアル。
実はワンボックス初の5速マニュアル採用車らしいです♪
また、最上級グレードのXLスーパーのみですが、この改良で3速コラムオートマも設定されてます♪
足回りはフロントがコイルスプリングのダブルウィッシュボーン、リアがリーフリジッドの定番スタイル。
駆動方式は当然ながら?FRですね~(*'▽')
また、XLスーパーのみですが、この一部改良でパワーステアリングも採用♪
今や当たり前…そして油圧から電動へと主導権が握られるまでになったパワステですが、当時はホントに高級グレードしか無い装備でしたね~。
特にフロントヘビーになりがちで、操舵力が求められるワンボックスにこそ光る装備かと♪
装備としましては、この改良でマルチサウンドコンポの設定があります!
ナショナル製で、前席センターシートのシートバックにデッキを搭載。
センターシートを前方に畳めば運転席から操作出来ますし、シートを立てると2列目から操作が出来るという、正直便利なのかよく分からないオーディオです…(苦笑)
2列目のトリムには、ヘッドホーンジャックも装備されるので、ラジオを聴きながらカセット、カセットで音楽を聴きながらラジオという、2系統で楽しむコトも可能…。
なんですけどいるのコレ??
実際に現在装備が無いってコトは…そうなんでしょう…(苦笑)
荷室は元々がバンなので、当然の如く広大で、当時としては十分に豪華な機能装備…電磁式テールゲートロックも装備されてます(^_-)-☆
それに電動サンルーフもアウトドア要素で売りとなるこの手では有利な装備ですね(^_-)-☆
にしても…なんでコアラ…(爆)??
サンルーフスイッチは、1列目と2列目の天井の間に装備!
デフレクターが透明ってのも珍しいですね…チョット特別感がありますね(^_-)-☆
で…グレードはこんな感じで…。
・1600DX
最もベーシックなグレードは、9人乗りであるものの、その出で立ちはほぼ貨物バンです(笑)
■1600DXの主な装備
〇エクステリア
・フューエルリッドキー
・フロントアンダーミラー
〇インテリア
・塩ビフロアカーペット
・AMラジオ
・トリップメーター
・大型パーセルトレイ
・運転席ドアポケット
・後席灰皿×2
・乗降用グリップ
〇シート
・プリントレザーハイバックシート
〇機能
・オートチョーク
・5.50-13-6PRLTチューブ付タイヤ
・1600XL-5
ココからはやや乗用的装備を備えたグレードになります。
■1600DXにプラス、またはグレードアップする装備
〇エクステリア
・.熱線プリントリアウインドウ
・ドリップモール
・サイドストライプ
・間欠ワイパー
・リアワイパー
〇インテリア
・ニードルパンチフロアカーペット
・リヤヒーター
・3針式クォーツ時計
・ウレタンステアリングホイール
・フロントドアアームレスト
・照明付シガーライター&灰皿
・後席灰皿×3
〇シート
・ヘッドレスト別体式ニットシート
・助手席リクライニング
・センターシートバック前倒れ
・セカンド&サードフルフラットシート
・ELR3点式前席シートベルト
〇機能
・アイソクランプ付リアサスペンション
・175SR13チューブレススチールラジアルタイヤ
・1800ハイルーフXL-5
ほぼ同内容ながら、ハイルーフは1800㏄にスープアップされます(*'▽')
■1600XL-5にプラス、またはグレードアップする装備
〇機能
・175SR14チューブレススチールラジアルタイヤ
・1800ハイルーフXL-スーパー
基本的にはコレが最上級グレード。
コレ以上は装着車という感じの内容になります。
■1800ハイルーフXL-5にプラス、またはグレードアップする装備
〇エクステリア
・シェードバンド付フロント合わせガラス
・間欠ワイパー(ブラック)
・リアワイパー(ブラック)
・バンパーオーバーライダー
〇インテリア
・カットパイルフロアカーペット
・AM/FMラジオ
・マルチサウンドコンポ
・シートバックネット
・防眩式ルームミラー
〇シート
・ヘッドレスト別体式ファブリックシート
・対座シート
・セカンド&サードヘッドレスト
〇機能
・電磁式テールゲートロック
・1800ハイルーフXL-スーパー パワーステアリング
先程のグレードにパワーステアリングが装着された仕様です。
・1800ハイルーフXL-スーパー オートマチック/パワーステアリング
上記グレードのオートマ仕様。
・1800ハイルーフXL・スーパーサンルーフ パワーステアリング
コレも先程のヤツにサンルーフが装着された仕様。
・1800ハイルーフXL・スーパーサンルーフ オートマチック/パワーステアリング
上記オートマ仕様で、一応シリーズ中の最高峰となります。
自分なら、1800ハイルーフXLスーパーサンルーフの5速でしょうね(*'▽')
ってか、コレでオートマは多分結構ツライ…(苦笑)
オマケ
コレは1981年の東京モーターショーで展示された、デリカスターワゴンVIP仕様というモデル。
三菱自工会長が自ら発案し、社用車として愛用したまさにVIP仕様♪
ソレを更に改良したショーモデルとなります(*'▽')
確かにこのベロア調シート…パワー機構を装備してそうですし、フロアカーペットも厚く、毛足の長いヤツを使ってますね(*'▽')
実はこの当時、各社このようなVIP仕様のワンボックスを発案・ショーモデルで提案したものの、時代はまだ早かったようで、コレから約20年後にエルグランドロイヤルラインや、エスティマハイブリッドモバイルオフィスで特装車扱いながら少しずつ市販化。
昨今では、レクサスLM、アルファードエグゼクティブラウンジ、エルグランドVIP等々、この手の超高級ワンボックスがやっと一般的にもその存在が浸透し始めた辺り、やはり時代がかな~り早過ぎたんでしょうね…(^_^;)
しかし、このスターワゴンも電動オットマン付けたら結構イイ線行きそうですよね(*'▽')
ただ、乗り心地は推して知るべし…コレだと商用バンの域を抜け出すのはムリがあるでしょう…(汗)
さて、そんな2代目デリカスターワゴンですが、その後、1982年のマイナーチェンジで4WDを追加し、悪路走破性に長けたワンボックスならデリカだ!という独自のキャラクターを確立し、現在まで続くコトとなります。
一方で、2駆のスターワゴンも丸目のヘッドライトが角型になるなどして、より近代化されていきました(*'▽')
で…さすがに40年も経過しちゃうと、2代目のスターワゴンのタマ数は壊滅的…(汗)
う~ん…こういうのもイイですよねぇ…車内にはポリスストーリーのテーマソングでも流しながら走りたいもんです(笑)