2013年04月02日
1215との比較で見る液状ガスケットの性状
スリーボンド液状ガスケットの比較してみた。
まず、RB26のオイルパンに使うかどうかはおいといて、1215は水回りには使えないけどミッションやデフ用に買っておくべき。今まで知らんで1207Cを使ってたし。
で、トヨタブラック1207bの良いところは硬化前は流れないけど、硬化後も柔軟性をある程度保持していることで漏れなさそうな雰囲気がわかる。1207cは硬化後固くて接着強度が高いのが特徴。
フランジ面仕上げが手削りのオレのRB26パン改には1215より1207がよさげ。bかcかは悩むけど、パン自体の重量もあるし、ホースがぶら下がってるわで、固くて接着強度の高いcで悪くないなと。
種類
○無溶剤タイプ(シリコーン系)
○性状
色相・外観 灰色ペースト状(1207b:黒色、1207c:赤褐色)
粘度(25℃)Pa・s 20(1207b:100、1207c:70)
比重(25℃)1.55(1207b:1.01、1207c:1.5)
○表面乾燥時間min 60(1207b:7、1207c:5)
○反応形態
脱オキシム(1207b/c:脱アセトン)
○硬化時耐圧性
25℃ MPa 10以上
80℃ MPa 10以上
150℃ MPa 10以上
○未硬化時耐圧性
クリアランス0.1mm MPa 0.07(1207b:0.33、1207c:0.21)
クリアランス0.2mm MPa 0.05(1207b:0.18、1207c:0.14)
クリアランス0.5mm MPa 0.01(1207b:0.07、1207c:0.05)
○硬化後の物性
硬度(JISA)45(1207b:30、1207c:60)
引張強さ MPa 1.5(1207b:1.5、1207c:4.0)
伸び% 320(1207b:425、1207c:170)
剪断接着力MPa 0.8(1207b:0.9、1207c:2.0)
○スランプ流動性
流動性(1207b/c:非流動性)
○使用温度範囲(℃)
-60~200(短時間250)
○主な特長
1215:汎用液状ガスケット。
耐エンジンオイル性良好。
耐ギヤオイル性良好。
銅・銅合金を腐食するので、密封状態での銅・銅合金への使用は不可。
1217:粘度が高く肉盛り性に優れているのでクリアランスの大きい接合面に効果あり。
耐エンジンオイル、耐LLC性に優れている。
速乾性で、塗布組付け後すぐに良好な耐圧性を発揮。
銅、銅合金を腐食しない。
未硬化のままで120℃の高温下におかれても硬化。
【追記】1217はマグネシウム合金用…R35専用つか
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Posted at
2013/04/02 21:10:32
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