7月にプラズマ故障したからの割り込みプロジェクトは結局年内いっぱいかかってもうた。
厚板切りで能力不足すぎ。原因は作動時エアー圧が静的なゲージ設定値からドロップするせいですね。クルマを塗装するときに得た知識をもとにプラズマカットに背を向けてコンプレッサーゲージを見てたらその通り。
これは10ミリ厚、枝豆形状から説明します
家のPCのデスクトップにちょい古の鍋CADインストーラーがそのまま放置してあり、これをUSBメモリにコピーしてガレージのXP機に無事インストール。
鍋CAD、体験版は保存ができなくなり、いっしょに置いてある古いバージョンは古すぎだったのが解決できてよかった。
線画や文字を配置した看板を切る、みたいなプラズマの使い方なら原図にInkscapeはよいかもしれないけど、寸法のきっちりした作図にはまるで向いてない。
SheetCamはこの形状をギリでGコードに落としこめた。ポストプロセッサはluaで書き換えないとHCがちゃんと設定できるものが用意されてなかったです。まあアーク開始行の前に手でGコード置くほうが早いですね。
GコードをMach3で実行したのが上の鉄板。
これを切ってるときにTHCが「困って」上下動を繰り返していました。そもそも10ミリ板での貫通穴開けはこのプラズマ機ではかなり困難(できてたが)なのと飛ばしきれないドロスがトーチ先端に当たり電圧に影響するるからですね。
真ん中の直線は貫通ピアシングをあきらめ、縁から開始の直線で条件を探る。
裏ドロスだらけ、飛ばしきれずにどんどん溜まっていってるからで、エアー圧不足だなと冒頭の考察になりました。
PC交換でSheetCamの最新バージョンがインストール可になりそれだけで多角形等のshapeが作れ、試しに六角形を1.6ミリ板で切ってみました。薄ければかんたん、6ミリくらいまでなら。
SheetCam使い方習得していけばよさげ。10ミリ厚切りの頻度は低いから、次のときにエアー圧上げの検証をします。
プラズマCNCを実際立ち上げてみたけど、いろんなジャンルの知恵をひとつに束ねないと完動はおぼつかない。リジッドな座標をもとに切削をする旋盤やフライスよりも多方面の知恵。つまづきやすい原因は高周波パイロットアークの中華プラズマですけど、激安が選べなかった以前にHyperthermを購入してたのでノイズエラーなかったです…プラズマトーチのホースをいじってるとカチカチリレー音がするので、トーチの防滴を考えたほうがよいかも。
発端となったのはこの動画。
こういうレーザー刻印機のしょぼいXY枠をプラズマに流用するアイディアは最近発生したことではないですが、水張りトレーに設置した上でTHCを付けて実動させたのはわたしが最初のように思います。
Posted at 2022/12/29 12:55:39 | |
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