FORTUNAの主軸から外した丸刃を台湾製の漉き機に…
もちろん台湾製も同じようにダイヤルゲージを主軸に当てて問題ないことは確認したのだが、丸刃を装着するとそれの芯が出ない。0.1mmとか振れるし、脱着するとその値が変わるのなんだよ…
なんと台湾製主軸フランジ面は
定規を当てないとわからないくらいベベル、傘型でした。研削痕から推察するにホイール砥石を当てながら主軸を回転させて製作、砥石円周面の直角が狂って加工したな、と。この加工の場合クロスハッチ痕になるはずが一方向の跡しかない。そしてこれについていた丸刃フランジはそれに合わせたみたいに凹。丸刃は薄肉なのでフランジの平面度が高い他社丸刃をつけてネジを締めると歪むわけで。
新品丸刃外径の寸法が狂ってて使いものにならん?いやいやそれが薄肉研削のキモ、という動画です。内径に刃がつくのでそちらの研削は精度高い。脱線するけどFortunaでは15年くらい前の記事だと、中国で製造してみたけど素材の硬さなどで満足せず引き揚げたそうで、自社工場で熟練工がFortuna製の古い円筒研削盤をひとり3台とか回して削ってるそうです。機構に詳しいエンジニアの勤務時間は朝6-8昼休みをはさんで午後15-18なんだそう。ドイツ加工機械工業会での決まりだそうでむしろそこが全然日本とは違う。エンジニアたちが頭をフレッシュ状態に保ち、新しい工夫を思いつくためにめっちゃ大事なやり方なのかも。
Fortunaの主軸アンギュラベアリングを模倣してる唯一の機械であるとこは評価するけど
ダメですね台湾のコレ。あとやっぱミシン作ってるとこが手掛けてるからSingerネジが混ざってるのもしおれます。
【更新】言いがかりはやめましょう。販売元にケチつけたんですが、メーカーに伝達するというので「推察の域を出ないので確証を持てるまでメーカー連絡は待って」と。光明丹でフランジをすり合わせましょう、それともう一つ気になってたところを加工、次の記事に続く
Posted at 2021/11/30 23:49:58 | |
トラックバック(0) |
ツールとガレージ | 日記