• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

kazuhixのブログ一覧

2021年11月30日 イイね!

台湾漉き機の主軸フランジ精度○平面度✕

FORTUNAの主軸から外した丸刃を台湾製の漉き機に…


もちろん台湾製も同じようにダイヤルゲージを主軸に当てて問題ないことは確認したのだが、丸刃を装着するとそれの芯が出ない。0.1mmとか振れるし、脱着するとその値が変わるのなんだよ…



なんと台湾製主軸フランジ面は定規を当てないとわからないくらいベベル、傘型でした。研削痕から推察するにホイール砥石を当てながら主軸を回転させて製作、砥石円周面の直角が狂って加工したな、と。この加工の場合クロスハッチ痕になるはずが一方向の跡しかない。そしてこれについていた丸刃フランジはそれに合わせたみたいに凹。丸刃は薄肉なのでフランジの平面度が高い他社丸刃をつけてネジを締めると歪むわけで。



新品丸刃外径の寸法が狂ってて使いものにならん?いやいやそれが薄肉研削のキモ、という動画です。内径に刃がつくのでそちらの研削は精度高い。脱線するけどFortunaでは15年くらい前の記事だと、中国で製造してみたけど素材の硬さなどで満足せず引き揚げたそうで、自社工場で熟練工がFortuna製の古い円筒研削盤をひとり3台とか回して削ってるそうです。機構に詳しいエンジニアの勤務時間は朝6-8昼休みをはさんで午後15-18なんだそう。ドイツ加工機械工業会での決まりだそうでむしろそこが全然日本とは違う。エンジニアたちが頭をフレッシュ状態に保ち、新しい工夫を思いつくためにめっちゃ大事なやり方なのかも。

Fortunaの主軸アンギュラベアリングを模倣してる唯一の機械であるとこは評価するけどダメですね台湾のコレ。あとやっぱミシン作ってるとこが手掛けてるからSingerネジが混ざってるのもしおれます。

【更新】言いがかりはやめましょう。販売元にケチつけたんですが、メーカーに伝達するというので「推察の域を出ないので確証を持てるまでメーカー連絡は待って」と。光明丹でフランジをすり合わせましょう、それともう一つ気になってたところを加工、次の記事に続く
Posted at 2021/11/30 23:49:58 | コメント(0) | トラックバック(0) | ツールとガレージ | 日記
2021年11月30日 イイね!

Eckold Kraftformerもやはりドイツ

シートメタルフォーミングも日本はガラパゴスで、Eckold Kraftformerみたいな機械を使わずに槌でたたき出しの手作業に依存している。新幹線車両の前後の流線形は数が少ないためほぼワンオフで作られるわけだけど、製作動画をみると床に置いた金床の上にアルミ合金板を置いて日本の工場仕事の基本であるところの風呂椅子姿勢で金槌でカンカンやって3次曲面を形成していました。絞ったり延ばしたりの叩きは片方の面が柔らかくないと作業がうまくいかないはずなんですがね。それより西洋での加工ならEckold を使うだろうなと。日本の熟練工の人件費が安いからかも、とか思ったり。


なわけでシュリンカーストレッチャーやハンマー等のアタッチメントがつくそれの歴史を調べたらWW2ドイツ中部でまあ飛行機機体を作る工場として始まったそう。立地が東西分離すると東側だったので創始者は西に開放され生産でなく加工機械に的を絞り今に至る。https://www.eckold.de/en/technologies/forming/kraftformer/ 日本代理店もあるんですがこちらはそのような土壌ですからきっと売れないでしょうね。
Posted at 2021/11/30 02:31:50 | コメント(0) | トラックバック(0) | ツールとガレージ | 日記
2021年11月29日 イイね!

漉き機の主軸精度を計測しFortunaだとこうだな、と

思い立って主軸フランジの振れを今日確認。



ブン回して使ってきた30年くらい前の機械、しかもうちに来る前は放り投げられて裏返した状態で内側に雨水溜まってたし、主軸反対側のフェノール樹脂のベアリングホルダはバリバリに割れてたんですよ。
Posted at 2021/11/29 00:18:02 | コメント(1) | トラックバック(0) | ツールとガレージ | 日記
2021年11月28日 イイね!

Fortunaは1975年、Getragに吸収され、革漉きと食品ラベル部門が分社独立したんだそうで納得

もうちょっと調べていたら、現存会社で示している歴史に出てないところが分かりました。ゲトラグと合流していたとは。ドイツ語web記事をChromeで英訳するという手段を使わないとわからなかった。

大戦前は英国に組み立て工場を設け、Stuttgartで作った部品を運んで組んだんだそうです。幾多の発明をしたArbert Hirthが大金持ちになったのは土地柄、ビール瓶ラベルと王冠(死語か)の自動機が当たったのが大きいんだとか。革靴をBespokeでなく大量に作るには漉き機も欠かせないですしね。



1960年頃には1200名の社員がいたFortuna、もちろん革漉き機とバンドナイフだけ作るんだったら今の26名の社員でも余裕、1200人は精密スピンドルを持つ工作機械やエンジン回転数の10倍とかでぶん回す過給機軸を作っていたのでしょう。
ゲトラグ(現Magna PT)に1975年に吸収された後もブランドと製品は残存、1995年にスピンドル部門はスイスFischerへと分離合併、その後Fortunaがブランド名から落ちた。円筒研削盤はFischerが引き継いだんでしょうね。精密スピンドルでは一流ですが、代理店のメンテ部門の力で評価は左右される日本ではどうだか知らんけど。同じ年に革漉き機と食品ラベル部門は分離独立してFortunaの名を残したという流れ。

どおりで革漉き機の軸がドイツ車みたいだと思ったのもっと納得しました。むしろ基本構造としてFortunaのほうが先を走っていたからクルマのほうが似たという。
Posted at 2021/11/28 14:49:55 | コメント(0) | トラックバック(0) | ツールとガレージ | 日記
2021年11月27日 イイね!

モータードライバを小ボックスへ移設

最初からこれでよかったんだ…


コマ切れすぎて作業があまり進みません。
Posted at 2021/11/27 20:37:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | ツールとガレージ | 日記

プロフィール

「いまからガレージいくぜ。ランタン消灯していればいいが…」
何シテル?   02/11 21:31
240Zとのつきあいは20世紀最後の年の瀬も押し詰まった日から。といってもガワだけS30、レストアとか絶版ネタにはうといです。ポン付け市販パーツの欠点が買わない...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2021/11 >>

 1 23 4 5 6
7 8 9 1011 12 13
1415 1617 18 1920
212223 2425 26 27
28 29 30    

リンク・クリップ

書無し車両の登録 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2018/05/23 23:46:04
NAロードスターにトヨタ用8ピンICウインカーリレーをどうにか取り付ける 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2017/01/15 04:49:53
ISOとJIS。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2015/11/20 01:53:29

愛車一覧

アプリリア RSVミレ Millcono (アプリリア RSVミレ)
ヤマハフレームとapriliaエンジンなので山P …の予定が、めんどくさくなりMille ...
ダットサン 240Z ダットサン 240Z
【最新情報】2016年以降240zの愛車情報更新がないのは、RB26→25と前足改造届出 ...
その他 画像 その他 画像
ビードローラー配線の参考画像です。
スズキ その他 スズキ その他
移動手段の確保が切羽詰ってるので、手っ取り早く決めました。お金使いすぎたので大型カブとい ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation