オレのクルマ、LinkG4というECUをRB載せたときからつけてます。その前のDTA-FASTという英国のECUメーカーは先月廃業しました。
で、ECUのファイルを変更したあとはいったんイグニッションキーをOFF・ONしないといけないのだが、そこで失敗するという問題が頻発していました。
Windows8タブレットのせいとか、思ったりもしたけど、PCのファイルを書き込んだあと、燃ポン回りっぱなし止まらないという現象は前からあったなあ、と。
ECUの燃料点火以外の単純なパワーディストリビューションユニット部分の機能はトランジスタで電流を出し入れしているのだけど、どのECUでも気を付けないといけないことがある。
燃ポンやらISVソレノイドなどのリレーの制御するのにバッテリー電圧を上流から流し込むのか、下流をアースに落とすのかの選択はテキトーにやりがち。
リレー制御を下流(ローサイド)でやるとき、電源をキー通さずバッ直でつなぐと、
左のようにバッ直でリレーやソレノイドを付けてた場合、イグニッションキーをOFFにしたとき、ECUに電源が供給されてECUが生きたままという問題が起こる。
なのでリレーのローサイド制御の場合、電源バッ直したらダメ。
ハイサイドならいいのかというと、IGNキーOFFしたときの逆流はないが、リレーのソレノイドは抵抗が大きいとちょっと難しいときがあるというのが下の図。
ECU内の左の□はプルアップ抵抗で、これがリレーソレノイドの抵抗とあんまり変わらないようだとOFFにならず、スイッチングができないことになる。トランジスタで電流シャットしたときに□で示したプルアップ抵抗を通して電流がリレーのソレノイドに流れつづける。ISVとか可変バルタイのソレノイドなら内部抵抗が小さいので、電圧かからず動くことはないのだが、リレーのソレノイドは動いちゃう。
オレのは燃ポンはリレー+セルシオ燃ポンコントローラーへのPWM制御なんで、リレーがONになっててもポンプが回りっぱなしになることはないわけだけど、もしかしたら、PWM制御の配線を逆流してECUに電源供給されてるのかもと思った次第。
燃ポンの電源はIGNキーを通さずバッ直してます、バッテリーの隣に設置したんで。
セルシオコントローラーのハックが不十分だったなあ。
難しいことを全部省いて、トラブルを避けるための配線のやりかたは↓
バッ直やめましょう&ホンダVTECソレノイド以外はローサイドで駆動させましょう。
ホンダVTECソレノイドが例外である理由はコネクタ端子が1本だけ、本体からアースに落ちるようになってるのでハイサイドでしか動きません。
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LinkECU | 日記
Posted at
2015/03/04 00:21:32