うやむやにしないと生き残れないくらいヤバかったアレですが、ミシンのサーボモーターも同じ。まあでも三菱電機はまだあるわけで。
いったん動いたXC-Bですが、またエラー3で動きませんので昨日サーボモーターまでもバラしました。
モーター内部は問題はなく、復帰しません。もう一回ググってみると、だんだんエラーが頻発し、ついには動かなくなる、というパターンらしい。いったんミシンにつなげて、糸切り押え上げソレノイド作動チェックやって時間かけたから。電源基板からモーターを回す電気がいくも、ブレーキが効いているような感じ。エラーがモーターのエンコーダー付近なので、エンコーダーの信号が出ているかを調べると異常なし、他にはミシンやモーターが機械的にジャムってるってのがあり「あ、機械的とはいいにくいがこれや」 回そうとするとモーターが自分で固まる(停止トルクがかかってる)状態。ミシンの場合針をピタッと停止させるのが制御のキモなんで、ブレーキかかってるとモーター回らないよな。
基板を精査するとアルミ電解コンデンサが噴いた形跡あるのが1コ、だけど膨らんではいない。この画像の真ん中のやつ。漏れた電解液を掃除したが変わらない。
有名なアルミ電解コンデンサの劣化液漏れだな。以前には10年もののクルマのエアコン操作パネル不良で、ディーラー工場長から、「コンデンサ変えれば治るよ」とタダで教えてくれ、それで治ったという経験がある。PC電源でも有名な事象で、ま、HP持っている修理屋さんがいろいろ難しいことこなして治している風なのをよく見るけど、実はほぼ電解コンデンサに的を絞り、それを変えるだけで治している例多し。
他のコンデンサも精査してみるか。今日は裏から照明あてて精査。ん、怪しいのもう一つあるぞ。
上の→コンデンサ下プリントの間に影が。下の→のコンデンサは漏れてたっぽいやつ。
黒いのがついてたので掃除。
部品固定と冷却用のシリコーンを撤去したほうにも黒いのがついてた。
もうこれはほぼ確実にコンデンサの問題。品番みても4級アンモニウム電解液を使っていたニチコン製なので動作確認することなく、コンデンサを注文したところまで。
ロングベッドミシン上糸調子板が昨日届いたのだが、2本針用はいいとして(?)、プライマリの糸調子ディスクセットと2次というか、糸取りバネがついているほうの糸を通す部分が同一平面にない、という素晴らしくクソなデキなので即刻返金要求しました。
注文した瞬間から「これヤバい」と感じたので、すぐに別のを注文したのが今日届くはず。あと、国内のミシン修理屋さんにセイコーのパーツお願いしても音沙汰なし、死にかけている業界なんだろうと早めにあきらめSinger系の部品をebayで。ミシンの巨頭Singerが倒産してなくなったおかげというか、補修パーツの権利等が宙に浮いたおかげで、Singer後発(コピー会社)ミシンパーツの入手は難しくない日本以外では。
【更新】というわけで撤去したコンデンサと穴からハンダ吸うのに使った吸い取り線。フラックス成分が足りなくて溶けないから、ハンダ盛ってからの作業。一時間では終わらなかった。
【更新】電源2次側のアルミ電解コンデンサ全部替えたけど、
なーんも変わんねえよw
つづく…
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ミシン | 日記
Posted at
2018/08/24 12:56:09