2020年06月29日
日曜日のミシンサーボモーターいじり
もう使わないや、と思っていた台湾製サーボモーター、ようしらべたら針位置検出器用のソケットがあり、最近製作した検出器をつなげたら針停止機能使えて、減速プーリーも使えていいかも、とまたモーターを三菱と入れ替えてみた。
結果からいうと、針位置停止で動いたものの設定が三菱に比べるとウザすぎ、リセットすらできずに微速でしか回らなくなり断念。
あきらめの主因のウザい設定なんだけど、制御盤のどれかを押しつつ電源入れるってので設定モードに入るっての、機械として変やろ、いったん電源落とすって何?ってのが大きい。
あと、機種によっておみくじ程度のマニュアルしかなく、他機種を参照しないとソケットピン配置や設定モードの略号を解読できないのだが、そのへんのユーザビリティがメーカー内なのに統一されていなくてヒドい。
中華に比べるとだいぶん日本製寄りの多機能なんだけど、どうも三菱からのヘッドハンティングや退職再雇用あるいは真似でノウハウ寄せ集め、その社員居なくなったらまた別の元三菱社員が手ぇ加える、ってので成り立ってきたんじゃないかと思われるふしが。
Ho Hsingサーボモーターは検出器つないでいないとエラーコードを吐くもののそのまま検出器無し自由停止モードで動くわけだが、これの解除の仕方に気づくまで半日。検出器無しエラーは実はその8ピンDINソケットの5ピン(NO SYNCとあるだけ)の名前から機能を推理し、それを4ピンのGNDに繋ぐとエラーが出なくなる、つまりHo Hsing検出器は4,5ピンをつなぐ線が検出器側にあるだけで、故障判定はしてないというユーザーをナメた設計w
この辺であーこの程度の製品やな、と嫌気が差したんだけど、検出器を一時的配線で繋いでミシンが止まるとこまでは到達した。その後、速度を落としたり、要らない機能をオフにしていったら、微速でしか動かなくなり、しかも針位置停止しなくなり設定復帰すんのも面倒、リセットの仕方は機種でバラバラ、説明もおみくじ以下で、当方が入力した設定が消えないのでジャンクとして放る(ヤフオク)ことにする。
オレの脳記憶リソースには限りがあり、複数メーカーのサーボ設定のやりかたを覚えるのは無駄が多いってこと。このあたりはECUいじりとも似ています。あれみたいに数値テーブルが20枚とかあったりしないけど、もっとヒドいユーザビリティですけどね。最終の三菱製しかPCで設定できないし。
現行のHo Hsingは悪くないはず知らんけど。高級工業ミシンDUERKOPP ADLERが買収し、自社のミシン制御を依頼してるから。
なんせ三菱リミサーボはサイコーつーても、もう10年以上更新がなく、フェアレディZかよ状態だし。
てなわけで減速プーリーをつけたまま三菱リミサーボを装着するブラケットを製作します。これでトルクも稼げてなんも文句でないはず。
次のいじりはヒートプレスの簡略化と、革漉き機のブロアベルト駆動での集塵。掃除機で吸うのはやめますせっかくずっと回りっぱなしのモーターがあるのに別にモータ回すの無駄っぽいし。ブロアを1400RPM→10,000RPM増速プーリーで駆動させれば吸うはず。
ブログ一覧 |
ミシン | 日記
Posted at
2020/06/29 22:33:50
今、あなたにおすすめ