JAFがロードサービス業なとこから歪があるとは思う。ナンバー付き車競技で保安基準とつじつまが合うとこで折り合いをつけないと、自らの立ち位置的にヤバいという動機が生じる。
この記事読むと斜めバーの意味がわかり、次の問題の答えがすぐわかるようになります。
問題1
JAFがいうところのスピード車両とレース車両では要求されるケージが違う理由はなんでしょう?
問題2
走行会レベルで安心なケージって売ってるのでしょうか?
まずスピード車両のトップカテゴリじゃないやつのケージ。
斜めバーは2000㏄以上で、リヤにつけてればいい。
次がレース車両のケージ。
サイドバーがあるのと、21世紀なる前でも斜めバーが必須、もっと新しいクルマはメインに×に入れないとダメ。
なぜこうも違うのか、ヒントはサイドバーにあるかと。レース車両ケージ4-39図をよくみるとわかるけど、サイドバーは運転席にしかついてなくて、向こう側にあるようにみえるのはメインの斜めバー。
ここに示していない別図で斜めバーはリヤバーに入れてもいいことになってます。あと4-39図はリヤバーが曲がってるのは不思議な気がします。定員維持タイプでメインに斜めバー、4ドアならナンバー付きで両立するのか。ナンバー付きの4ドアJAFレースって当時あったのか。
つまり、レース=混走。スピード=単独走タイムトライアル(JAFスピードはジムカーナやダートラ)。
スピード競技では他車との絡みがないのでサイドバーがなく、ロールケージの全体の構成がしょぼいんです。ラリー規則だともうちょっとゴツイみたい。これは道から落っこちて立ち木アタック(ああ…)とか、後続車との絡みがゼロでないからかなあ。
極端な話でなくよくある話がコースアウトして止まったとこに突っ込まれるっての。ここで考えないといけないのは、走行会は自車とクラスが全然違うようなフル装備重量車も走ってるから、アタック受けたときの衝撃はJAFワンメイクよりヤバいってこと。よく走行会レベルっていうけどむしろ危険。
なので、サーキット志向の場合、スピード競技用のケージ入れても効くのはロールオーバーしたときだけで、安心したらダメ。これはユーザーに責任はあまりなく、作って売る側の根性をたたき直さないとダメだと思うんだけどなあ。
で、古いクルマのJAF規則はゆるいけど、JAF競技に参加するわけじゃない場合、設計が古い=やわくて危険なので、今のクルマの規則のケージを入れといたほうが安心(でも売ってない)。
ジムカーナ・ダートラ仕様じゃないのにスピード規則のケージが入ってるクルマみたら微妙な気持ちになります。
Posted at 2017/02/19 06:22:07 | |
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