
【修正】
前には通路ないですね。2013/4/23いやいやいや、前もブローバイ経路だわ。
RB26ばっかりいじってるアメリカ人に教えてもらって気づいたこと。
絵下手だけど、RBのヘッドのオイルの戻る穴はEXカム側ヘッドボルトの横のφ5くらいの小さな穴が5つと大き目の通路が前に1つ後ろに2つあるだけで、常軌を逸して少ないというのがだいたいの意見。が、実はInカム側の2つの通路はブローバイガスをヘッドに上げる目的の通路(図中青)、という話。【修正】図の「×ここは水」は間違い
クランクシャフトの回転の嵐で、まあEXカム側の小さい穴と後の大きめの通路からはそこそこ引いてるかもしれない。でだ、ピストンリングを吹き抜けたブローバイガスは、ヘッドカバーからタービン前に戻したりインマニのPCVに引かれるからヘッドに抜ける。ヘッドに溜まるオイルはブローバイと交換されることで落ちていくわけだけど、ブローバイが上がる経路はインカム側の前後端の2つの穴。嵐の風が右方向に吹いてるから、クランクの真横にたくさんあってもエアだけじゃなくてオイルも吹き上がってしまうから前後によけたんだろうと思われる。
クランクキャップについてるウィンデージ板にルーバー切ってあるけど、あれで頑張ってオイルを切って、上にオイルを上げないようにしてる(つもり?)。大事な役割してるのね。Z31パンは前が浅すぎてRB26のウィンデージ付かないが、つける加工したほうが。
ヘッドにオイル溜まりがち(つかオイルを含んだブローバイを吹くというのが正しい)なのでヘッド後端のキャップを外して外配管でオイルを落とす加工をするべか、水パイプが邪魔だと思ってたんだけど、ドライサンプならブローバイガスもオイルパンから引いてしまうのでそんなの要らない。ヘッドカバーにつく配管は吸うだけの一方向。
もしウェットサンプでその配管をするんであれば、戻すところはどうしてもデフ前のオイルパンのとこだと思うけど、オイルの液面より下に戻すのが吉、つか上だとオイルミストの嵐が吹きこんでくる方向なのでオイル下りていかないから。ニスモのR34用気液分離タンクはヘッドカバーのホースから分岐してタービンオイル戻しに合流させてるけど、クランクケース嵐の上流側なので理にかなってます。
余談
L型もヘッドにはオイルたまりやすいけど、前側のカムチェーン部分が広く開いてるから自由に気液交換できるし、オイル嵐がほとんどかからないエアコンコンプレッサーの横にエンジン外からエアクリ通った空気を入れたり、PCVに引く通路があります(フタしてること多い)。
Posted at 2011/08/05 03:28:31 | |
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RB26 | 日記