2018年01月16日
初期型マスターシリンダーはほとんど生き残ってないので2例しか知らないけど、うちにあるのはラバーシール交換だけでは克服できない段差がボアにあり、ご近所さんのも棚のこやしになってます。フルード交換をしないまま放置してる期間があると腐食してしまうんだろうな。オレのzについてたマスターシリンダーも似たような状態だった。こんな入手難になるとは思ってなかったから捨てた。
ちなみにサービスマニュアルによると、傷とかピットとかが内径にあることを検知したらホーニングの出番は無しに、新品に交換とありました。新品マスターは入手できないんだけど。オレは新品2個持ってるがバカなので。
肉薄ステンスリーブ入れてもとと同じ位置に穴開けてからバリ取りホーニングなんて面倒な加工は専門業者じゃないとサクサク作業できんのだけど、日本にステンスリーブ入れる業者居ないのでEMSで旅立たせました。
ステンスリーブ入れたら放置しても内径が腐食することはまずない。熱膨張収差で入れるんだけど、そのときになんかいいケミカルを使い、加熱して硬化させるあたりが専門業者さんそれぞれが使ったり使わなかったりするノウハウらしい。
日本語でググっても芳しくない。日野の乗用車クラブの海外業者情報が1件と、日本でやってくれる業者が1件くらいか。海外業者の情報は10年くらい前のもので、アメリカのスキルのある業者さんが廃業してしまったので困ったという話。日本の業者さんには問い合わせしてみたけど、諸事情を鑑み出さないことにしました(アルミスリーブだし端的にいって想定をはるかに超えた工賃)。
かといって英語でググっても、工程の性質上ビジネス規模が大きい業者さんが居ないので、日本から送ってやってくれるかどうかも含め、よさげな業者さんと相談して決めるしかないよ。
ずっと海外から購入して受けとるばっかりだったけど、送るほうも20世紀の頃よりフットワークが軽くなっているように感じた。
Posted at 2018/01/16 23:59:29 | |
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