2018年01月23日
IT大手のビッグデータをAIで処理する開発手法に勝るものができるはずがない、という判断を下したとか。噂ですが。
もしそれが事実なら判断した人は賢明、その意思決定をできるようになっている経営システムも優れているのかもしれない。
盤上ゲームなら、現状、電気代無視して分散スパコンをブンブン回せば人類に勝てるわけですが、自動運転がどこまで可能かは未知数、というか、医学生理学分野で著名な西川伸一先生は運転免許持ってないのですが、「わたしもクルマ買って乗れるのか?いやわたしが生きてるうちはその未来は来ない」と今年になってから書いています。その根拠はオレもなんとなくわかる。
たとえばタンパク質の立体構造予測は機械学習はまだできない。実験・計測するしかないんだけど、それに金と時間を使っても業績(論文とか創薬)に繋がらないんでヨゴレ仕事的位置づけになってもうて、21世紀になってから3Dデータ増えてないな、と今日思った。一方、ヒトの遺伝子配列は雑に説明すると日々たくさんのシーケンサーが稼働していろんな人の遺伝子配列をジャンジャン読んでいて、それをデータセンターに送って病気と関連する遺伝子を見つけるべく機械学習、という流れなんだけど、データはネット経由でなく物理で送ってる。つまりデータ量が膨大すぎて記憶メディアを輸送しないと間に合わないのよ。オーダーメイド医療とか個人の遺伝子配列をもとに診断治療が可能になる未来は近いというのを見聞きしたことがあると思うが、その医療を一般人レベルで可能にするなら、原発いくら作ってもコンピュータやシーケンサー稼働させる電気が足りないです。
スターウォーズのデス・スター建造にどのくらいの資材とエネルギーが必要か、実物大ガンダムがサクサク動くにはどんな効率のエネルギー発生装置と強度素材が必要か、という考察に近い。
なので、スバルは自社レベルの開発規模では到達不能というより、自動運転にそのものに未来がないと判断したのかもしれません。
Posted at 2018/01/24 00:38:46 | |
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