まあ一言で言うとこんな機械買うな、なんですけどね。
X2ミニフライスの素はラックアンドピニオン、ヘッドの自重だけで位置が決まっておりGIBの留めネジをしっかり締めないと切削時にバックラッシュで踊ります。Z軸方向に進める際はそれを緩めないと動かないしどうしろと。
で、ボールねじの出番となったわけですが、ダブテイルが細いため難儀。
1.よくあるキット(うちの)、横につける→位置がダメだし、GIB調整やロックできないのバカなの?
2.コラム裏につける→ダブテイルからのオフセット大
3.コラム中に入れる→ダブテイルと近接配置なので位置は理想的だが、コラム窓開けしたりコの字を2本を長ーく伸ばし片方をコラムに入れ中のボールねじとスライドヘッドを接続する。窓開けは細いコラムが応力で開いたり閉じたりの寸法変化しやすくなるので論外。うちのは中にコンクリ詰めてるし。
【画像無し】
4.スライドヘッドをボールねじ貫通→位置はコラム内配置の次に良いが、コラム窓開けと同様ネジ貫通させるための切削でダブテイル付近の剛性が低下するので補強とセットならイケるかも保留
5.ボールナットをスライドヘッドの上面に取り付けた筒の上部に固定、さらに上に片持ちの軸受けとステッピングモーター(画像のはベルト駆動)。

頂いた画像。模型エンジンのフォーラム、なかなか良いと思うが、反響がほとんどないの笑う。モデラ―がふだんやる造作の範囲を超えてるからだろう。↓側面図。

ボールねじを角パイプの中に仕込むことで成り立っている。「これや!」と思ったが、モーター配置が上過ぎてぶら下がり配置にしてもハンドル手回しがつらい
6.ボールねじは回さずナットを回す。

ガチでこのキットで儲けようとしる人がちらほらいてて怒られるかもしれないので画像検索サムネイル。
こういうことですスライドの上面にベアリングを介さずボールねじを固定、ボールナットにタイミングプーリーを固定し、それをアンギュラベアリング2個で保持してベルトを介しモーターで回す。
悪くないが、これも保留。回さないネジをしっかり固定する必要があり、50cmもあるシャフトを片持ちってのは機械わかってる人なら回避するよね。
4-6あたりの良いとこ取りで工夫してみます。ミニフライスがずっと動かないと作業の幅が狭まります。
ミニフライスでできない12ミリエンドミルでスチールをゴリゴリみたいな重切削は旋盤にフライスアタッチメントを付けてやろうと思います。
…旋盤のほうはすぐ次の記事に続く
 
				  Posted at 2021/07/21 16:21:17 |  | 
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