くだんの本は自己紹介から始まってるんですが、スターウォーズ特撮にあこがれたあたりから入り、Maker Fairに続きMythbustersにつながるそうで。
ジョージルーカスのSWはわかるけど、わたしにアメリカ文化背景への造詣がないため書いてあることがわかりません。「仙台育英が智弁和歌山を破る」などといったニュースポータルの見出しが日本語を読める外国人にまったく響かないのと同じ状態。
Maker Fairは日本版も開催され(明和電機やDPZのレベルを想起するとだいたい当たってる)る、こども→遊び心のありすぎる成人のイベント。
Make:ムーブメントの前にさかのぼると通俗科学誌Popular Mechanicsに。
日本の通俗科学誌ではScientific American翻訳記事ベースの日経サイエンスがまだ続いてるのは凄い。子供の科学もまだある凄い。
Mythbustersは爆薬系が多い実験ですね、いくつか動画みたことあります、砲弾が飛びすぎて住宅破壊したのとか。
てな感じで読書が進みません。
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ふと思ったヤードポンド法 vs SI単位。頑張って圧力配管でメトリックネジ規格のを作らないといつまでもメートルグラム国際規格統一にはならないだろうとわたしは考えますが、アメ車特にフォードにはミリネジが浸透してきています。テスラや新興EVではどうなんだろう。そして米国の医療やバイオの分野の術者やラボ従事者が接する単位にインチポンドがぜんぜん使われないってことにいまさら気づいた。いつ統一したんだろう、もしかしたらドイツフランスがトップだった昔からすんなりそのままなのだろうか。
栄養学も食品パッケージの成分表ではgやmgだ。病院食で牛乳どうすんだ?

グラムだ当たり前。
しかし1カップ240mlのほうが気になった、もしかして180mlは日本だけなのでは?→180mlは「合」で米・酒方面のやつ、日本では栄養学の香川綾博士が調理の目安として決めたんだとかで200mlが1カップ、大さじ小さじも合わせ、世界の趨勢など見ずに10進法でいい感じの区切りだから。栄養学はサイエンスとしてすこし狂ってるように思うけど世界的に見てもそうなりがちですね、食材も主なメニューも平均的体格も違うからそれに沿うように指針を作るので。
それでも生物科学の分野の計測機器の配管と圧力表示にはインチが残ってるのは間違いないし、患者の身長体重も…
そしてアメリカの調理計量カップはmlが無いですね。さらによく見ると10進法が世の理という教育を受けてきた人たちには地獄の目盛りが

アメリカのヤードポンドの分割は、1/4を基本単位に16進法→64進法になってて、分母が3になることはまずないのに、ここにダース(12個)の概念も混ざってきてるから目盛りをちゃんと見るとえらいことに。4カップ(1Qt)は1/3cup×12なんですね。さらに解説すると32 oz≒946ml(だいたい1リットル)、その1/4が1 cup≒240ml。オンスはもともと質量単位ですから水に近い比重の液体にしか使えません。
アメリカの料理分野では重量単位が興味深いので深堀り。1オンス未満を細かく計る単位が存在してないのでは。1/16オンスとかがない。それでティースプーンやらテーブルスプーンやらが計量単位になってしまう。ちょっとレシピをググるとアメリカの伝統菓子のアップルパイはまさしくその塩梅。家庭料理の量の範囲内でレシピどおりにスプーンで計量して料理する人はよほど勘がにぶいんだと思いますけど、正統な洋菓子だと微妙な分量のズレでちゃんと膨らまなかったりするんでは?それでデジタル化以降のキッチンスケールはグラム表示のが普及してるようです。日々の調理の成否と投入分量のデータを自分でとると再現性がある料理が可能という使い方ができます。
となると上のほうで医療やバイオ分野でグラムが使われるのは必然。微量天秤でミリグラムレベルの試薬を計量したいとき、ポンドオンスではどう表現するかの規則自体がない。文章上だともっと小さいマイクロナノピコも出てきますので、10進法で3ケタごと単位の頭文字が変わるメートルグラムでないと情報共有が円滑にいかないでしょう。
寸法も1インチより小さいほうはせいぜい1/16"までで、それ未満は1/1000インチ単位の10進法で使い分けになってますけど、マイクロメーターの都合でそうなったのでは。
いや話がとんでもなく逸れました、こうして読書進まないしガレージ作業も
Posted at 2023/10/21 11:06:15 | |
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