「もうちょっと遅いと嬉しい」というご意見に応えるべく
減速比を1.5倍にしたスプロケをテスト。2倍遅いならやりがいがあるだろうなくらいの効果でした。チェーン二段かけなら確実だけどコスト増がアホくさい
要件は「遅くしろ」でなく「最低速度で十分なトルクをよこせ」なので減速比が高まるほどモーターをちょっと高回転で回せるわけ。
うちのキットはPWMでのDCモーター速度制御ですので、低速では低トルク、止まりそうになってもトルク増大はせず止まるわけで、ペダルでPWを可変にすべか、と少しだけやりかけて、「いやこれの足でコントロールはクルマが上り坂に差し掛かったときのアクセルと同じようにはできんやろうな」
…ちなみに世間一般低速での精度の高いビーディングは大トルクグイグイではなくすこしずつ何度もなぞるやりかたが普通です。アートビーディングで飯食ってるプロ以外はおなじところをなぞるのがムズいので絵に描いた餅。
パワステモーターをトルクアシスト機能を使うので前考えていたのは、手回しアシスト。今回モーターで回ってる低速の軸トルクが足りないのをトルクセンサ機能を生かしたモーターギアボックスをおかわりでアシスト、やってみることにした。材料は30プリウスとかカローラフィールダーのEPS。まずは機能チェック、パワステコンピュータを配線してバイスグリップで入力側(ステアリングホイール側シャフトをひねるとアシストしてくれた。
すっかり接続法を忘れたのでググったけど、日本の電動パワステ流用はスズキ軽の古いやつを流用、それに繋げるパルス発生器販売で時がとまってて、昔自分が書いた記事が検索リストに上がってきてそれを参考にするありさま。パルス発生器を売ってる人に遠慮し配線方法はヒミツ笑、みたいな業界の横のつながり大事、これが衰退していく国だ。ざっくりいうと「エンジン回ってますよ」信号が必要、40Aとか流れるんでバッテリー切れ防止のためかと。
モーター2機連結にはダブルチェーンのカプラを使おうという計画でしたが、低速回転しかしないので芯ずれ味噌擂り回転しても問題ないと判断し、リジッドカラーで繋ぎました。旋盤の回し金みたいなので上のギアボックスの回転を規制するだけ、上側のモーターは回転速度決めるだけで、主トルクは下のが受け持ちます。
上モーターの要らないトルクセンサ部分を切ったとこまで。しかしトルクセンサー部分の構造は結構金掛かってます。夜だったので7mmくらいの芯棒(トルク検知に重要なトーションロッドですね)をディスクグラインダーで切り落とすのは先送り。
30プリウスはタマが多いしEPSがヤフオクにごろごろするようになると予想していたのですが、安く売るとむしろ労力の無駄だね、と送料より安い価格になるようなことはなく、金属スクラップ化してしまう流れです。
スズキ系でもパルス発生器繋げて作れるようにしておこう、に関しては新しい情報を拾えました。エンジン回転パルス入力に25Hzを、パワステで使うのでないので車速でアシストを減らすための車速パルスは入れる必要なし? もしかしてすえ切りしないよう速度ゼロでアシスト力を落としてたり?
従来通りのビードローラー電動化キットでもちょっと回せば有り余るトルクですのでこのモーター2機仕様の需要はほとんどないと思います…実動テストはまだだし機能しない可能性もまだ残ってます
Posted at 2024/11/27 01:02:26 | |
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