エンジン内部では様々なパーツが、絶えず往復運動と回転運動を行っている。ピストンが往復する動き、発熱による空気の膨張などにより、クランクケース内の空気は圧縮が繰り返され気圧が高まってしまう。高まった圧力が抵抗になっているのが、いわゆる “ポンピングロス” だ。その圧力を逃がすためにブローバイガスのブリーザー経路が設けられているのだが、それだけでは気圧を開放しきれず、クランクケース内圧は大気圧より高い値になっているのが普通です。
そこで登場するのが 『T-REV』。T-REV は、一般的に「クランクケース内圧コントロールバルブ」と呼ばれる機構。ブリーザー経路にワンウェイバルブを設け、吐き出されたブローバイガスをクランクケース内に戻さないことで、クランクケース内を減圧し、負圧状態に保つ。では、クランクケース内圧を負圧にすると、どのようなメリットが得られるのか? 負圧の状態は気圧が低い、つまり空気が薄い状態だ。空気は流体だから、密度が高ければそれだけ粘度が上がり、エンジンが回転する上で抵抗になる。逆に、密度が下がれば抵抗が弱まるので、エンジンパワーのロスが少なくなり、スムーズに回るということだ。具体的には、バックトルクが弱まりエンジンブレーキがスムーズになる、スロットルのオン/オフ時のギクシャク感の低減、回転上昇が軽くなる等の効果が得られる。
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