CIVIC FK7【CVT】仕様の【HKS Flash Editor SA浜松Spec】の開発テストが終了致しました。
今回のCVT仕様は、M/Tと共通するポイントもありましたがCVTならではの制御が必要な部分も多くあり、開発テストには大変時間を要しました。
CVTに対する合わせ込みをいくつものパターンからテストを繰り返し行う事で、最良の結果を出す事ができました。
ECU開発テストにおいても、エンジン対して必要のない負荷を掛ける事がないよう、【空燃比計・ブースト計・ノックアンプモニター・データロガー】の接続を予め行います。
データロガー上でも過給圧確認は行えますが、空燃比と合わせて見やすい位置に追加メーターを配置してセッティングします。
またシャシダイセッティング時には、水温・吸気温度もできる限り同条件にし適正なパワーライン比較を行っています。
FK7はS660同様に随時【点火時期学習】が入る為、シャシダイ上でも学習値が進角された状態にした上でパワー計測を行います。
こうして行く事で、点火時期が安定した上で出力の比較ができる事や、エンジンに対し最適なMAP構築が行えます。
CVT特有のMAP解析が完了した事で【L15C】エンジン本来の性能を引き出す事ができました。
仕上げは【ストリート】【高速道】にて実走チェック走行を行います。
シャシダイとは異なる負荷が掛かる実走時のデータチェックを行う事で、より高いベースデータへと仕上げて行きます。
また想定できる乗り方を1つ1つ試みる事や、負荷毎の空燃比を合わせこんで行く事で、パワーだけではなく【燃費】に対してもECUデータが適正になっているかのチェックを行います。
全てのチェックが終了した後に【ノーマル】→【HKS PHASE2データ】→【SA浜松Specデータ】と乗り比べを行いましたが、完成したSA浜松Specデータは低回転域よりエンジントルクが向上している事から圧巻のエンジン性能を体感できました。
■赤ライン → HKS FlashEditor SA浜松Spec■紫ライン → 純正 ECU
最終データでは【出力値 216PS】【トルク 30.6kgm】となりました。
4,000rpmでは出力【47PS】トルク【8.4kgm】アップと力強い加速感を体感して頂けます。
■CIVIC FK7 CVT用 HKS FlashEditor SA浜松Spec ¥110,000【税込】
*FlashEditor本体 + HKSレーシングプラグ + SA浜松Specデータ + ECU現車セッティング + パワー測定まで含まれております。
☆CIVIC FK7 M/T 用


☆CIVIC FK8 Type-R 用
☆事前にご予約頂く事で【即日作業】が可能です。
・スーパーオートバックス浜松 鈴木 または スポーツ担当まで
TEL 053 ー 476 ー 2180
Posted at 2019/11/29 16:26:42 |
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