
只今SA浜松 SPORTS ECU書換え作業の為お預かり中のZ33
エンジンはNISMO高圧縮シリンダーヘッドを始め、ハイカム・鍛造ピストン・コンロッドに至まで変更されたフルチューニングエンジンです。
以前店舗に来て頂いた際にプラグ交換作業を行わせて頂いたのですが、カブリ気味でエンジン始動もスムーズにいかない事から、ECUセッティングのご提案をさせて頂きました。


ECUは純正品番ではなくなっており通常のデータロガーの使用もできない為、後付けの空燃比計・診断機を取付け入庫時の状態をチェックさせて頂きました。
普通に乗っていてもカブってしまう状態の通り、エンジン始動時から空燃比が濃くなっています。
また高回転域に掛けても空燃比・点火時期・バルタイが合っていない事から、出力も伸びずエンジンSpecを生かしきれていませんでした。


まずは始動後の空燃比を補正します、アイドリングから低負荷領域の補正が行えた後に徐々にエンジン回転を上げ空燃比補正を【エアフロ・燃料MAP】を使い行いました。
空燃比が合ってきても整わないパワーラインに対しては、バルタイ調整を何パターンと作り試してみました。
まだまだ完成には至りませんが、ここまでの状態でも5800rpm時の出力が【45PSアップ】と高いエンジンポテンシャルを感じられます。
最大出力でみてもZ33前期型としては当店で最高値となる330PSを超えてきそうです。

今週末の納車へ向け更にセッティングを詰めて参ります。
Posted at 2014/11/23 10:37:49 |
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