
TRUSTさんより【S660用 GReddyインタークーラー SPEC-K】が発売されました。
S660 S07Aエンジン本来のポテンシャルを発揮する為に重要な【吸気温度】を下げる為に開発されましたGReddyインタークーラーは、圧力損失と冷却性能を最適化し高効率の冷却性能を誇るオフセットインナーフィンが採用された製品です。


一般的な前置きTypeのインタークーラーに比べ、S660ではレイアウト上どうしても吸気温度が高い状態です。
エンジン回転数が上がるに伴い吸気温度が高くなる為、特に中・高回転域にかけてはノッキングが起こり易い状況となり高回転域でのパワーキープが厳しい状況となります。
GReddyインタークーラーは純正レイアウトのまま装着でき、インタークーラーコアサイズを最大限にまで大型化された為、実際にシャシダイでテストをしてみても吸気温度が抑えられています。

車両への装着はボルトオン♪純正のエアーダクトを一部加工致しますが取付けも容易に行えます。

当店のデモカーS660【GT100Rタービン交換仕様】に実際に取付け現車チェックを行ってみました。
☆上の写真は【HKS FlashEditor】のロガー画面で【エンジン回転数・吸気温度・Time】の3種類が出ています。
◆【左側→純正インタークーラー】【右側→GReddyインタークーラー】
スタートエンジン回転数は2,000rpm・吸気温度は純正インタークーラー【28℃】GReddyインタークーラー【30℃】からスタートしました。
*シャシダイ計測はインタークーラーエアーガイドへ冷却用ファンで風をあて、5速全開で計測しております。
☆2枚目の写真データはエンジン回転数が7,200rpm時の比較データです。
◆【左側→純正インタークーラー】【右側→GReddyインタークーラー】
エンジン回転数は7,200rpm・吸気温度は純正インタークーラー【
52℃】GReddyインタークーラー【
41℃】と、純正インタークーラーでは1回のシャシダイ計測で【24℃】吸気温度が上がっていますが、GReddyインタークーラーでは【11℃】の吸気温度変化で抑えられました。
左右で比較してみても、
エンジン回転数→赤ラインに対して、
吸気温度→緑ラインの傾きが緩やかなのが、はっきりと分かります。

GReddyインタークーラーを装着した状態で改めて【HKS FlashEditor SA浜松Spec】にてECU現車セッティングを行ってみると、これまで6,000rpm以降では吸気温度が高くなる為、点火時期や過給圧を抑えていた部分が改善され5〜10PSの出力向上を実現する事ができました。
実際の走行でも吸気温度が抑えられる事で、パワーの安定感にも繋がりより良いエンジンコンディションで走行して頂く事ができます。
インタークーラーを大型化した事による圧損もパワーチェック上では見られず、過給圧の立上がりも純正インタークーラーの時と同じラインでした。
◆TRUST GReddyインタークーラー SPEC-K ¥58,000【税別】
*同時にECUリセッティングを行う事でパーツ本来の効果を引出せます。
*1月23日現在【在庫1】次回は2月末の入荷予定です。
Posted at 2017/01/23 17:27:47 |
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