HONDA CIVIC FK8 SA浜松【SPORTS ECU】開発テスト 第2段です。
第1段のECU開発テストでは、シャシダイ現車セッティング・実走走行チェックを行い、各MAPを書換えを行った結果【390PS 52kgm】という進化を実現する事ができました。
通常の車両であれば、一通りのMAP書換え・実走での最終チェックを終え、データ開発終了となりますが、CIVIC FK8 Type Rには、ドライブモードセッティングがあります。
これは【SUBARU WRX VAB】や【LEVORG】にも同等のドライブモード切替があり、SA浜松Specデータでは、これまでも各モード事に【過給圧設定】やトルク特性をオリジナルセッティングする事で、各モードの適正化を始め、乗りやすさ・楽しさを追求してきました。
今回のCIVIC FK8においても、これまでと同じように各ドライブモード毎のMAP開発を行いました。
CIVIC FK8 ドライブモードは【Comfort】【Sport】【+R】と3つのモード切替が可能ですが、その中身を見ると【各モードが1速〜6速】までギア毎に設定できるようにプログラムされています。
このプログラム設定を行うには大変な時間と実走テストが必要になりますが、SA浜松SpecならではのECUセッティングができるとの思いから、第2段のECU開発テストをスタートしました。
まずは始めに行ったのは【Comfortモード】です。 純正のComfortモードはアクセル開度が少ない領域では要求トルク値が少ない為、実走行でも走りが重く楽しさがありません。 SA浜松Specでは【普段乗りに最適なComfortモード】をコンセプトに開発テストを行いました。
また純正のComfortモードでも、アクセル開度が高い範囲では【Sport・+R】と変わらない過給圧となりピークパワーも変化しない為、SA浜松SpecではComfortモードを【Loブースト仕様】になるよるプログラムしました。
これによりComfortモードは普段乗りもとてもスムーズかつ高いコントロール性能を実現! そして最大過給圧は抑えめながらも、Comfortモードの最大出力値は【324PS】トルク【40kgm】と純正時のパワーと同等の仕上がりとなりました。
☆紫ライン → SA浜松 SPORTS ECU
Comfortモード☆赤ライン → SA浜松 SPORTS ECU Sportモード
走行中でも【Comfortモード】から【SPORTモード】への切替えにより、リニアな出力変化を楽しんで頂けます。


【SPORTモード】と【+Rモード】は【Hiブースト仕様】となります。ピークパワーに関しては同等のセッティングとしましたが【SPORTモード】はHiブースト仕様でも【アクセル開度にリニアな過給圧特性】を実現しました。
これによりHiブーストでもアクセル開度に応じてリニアに過給圧が変化する為、扱いやすくコントロール性能に優れた仕様です!
【+Rモード】は、高レスポンス仕様となり【楽しさを追求】したプログラムへと書換えました。
HONDA CIVICオーナーの皆様、是非拘りの詰まった【SA浜松 SPORTS ECU】を体感してみて下さい。
*事前のご予約で即日作業が可能になります。
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SAH Racingデモカー開発日記 | イベント・キャンペーン
Posted at
2019/11/11 18:59:38