
ALTOWORKSアップデートパーツ開発テストを行いました。
今回のアップデートパーツは【Turboシステム】です。 これまでノーマルTurbo仕様にて【ECUデータ書換え・吸気・排気パーツ変更・冷却パーツ変更】と行いエンジン出力値も【88PS〜95PS】まで出力UPしてきました。
今回のSports Turboキットではターゲット最大出力値を【110PS】に設定した中で、Turbo仕様選択を行いデモカーALTOWORKSにセットUPしました。
今回テストしました Sports Turboキットはボルトオン【無加工】で装着ができ、触媒も純正状態でセットUPしました。
*Turboの容量UPに合わせ適正な燃料供給も行えるよう【メインインジェクター】のUPグレードが必要になります。
制御はこれまで同様に【HKS FlashEditor】にて行いました。
メインインジェクター変更を行っている為、基本燃料噴射量MAP変更を行った後にスタートデータを車両にインストール → 始動時の空燃比チェック → アイドリング・低負荷域の燃料補正値を確認・データ補正を繰り返し行い【LO boost】域よりシャシダイセッティングを行いました。
セッティング時には【空燃比計・ノックアンプ・データロガー・boost計】等を車両にセットUPし各データチェックを行っています。
LOブースト【0.6k】付近までのセッティング確認を終えた後に、過給圧コントローラー【EVC】を使い設定boost圧を変更し最大【1.25k】まで【燃料・点火・バルタイ】セッティングを行いました。
SA浜松 Sports Turboキット + I/Jアップグレード 装着時のパワーデータです。
目標とした【110PS】を達成する事ができました。
ノーマルエンジンという事を考慮した中で、110PS仕様では過給圧【最大1.25k →高回転域 1.15k】設定でセットUPした為、最大トルク値は純正ターボ同等になっています。
Turbo容量UPしている状態ですが、フルノーマル状態と比較すると【2,800rpm】までわずかな出力ダウン程度で実用回転域でも扱いやすいSpecです。
純正ターボを仕様したboost UP状態との比較では、4,100rpm以降でのトルクの落ち込みが緩やかになり、5,500rpm以降ではトルク値も【最大 +2kgm *フルノーマルとの比較では +5.4kgm】となっています。

EVC6 または EVC7にて過給圧コントロールを行う事で、設定過給圧を3パターン【0.9k → 95PS ・ 1.0k → 100PS ・ 1.25k → 110PS】とボタン1つで設定過給圧・エンジン出力値をコントロールできます。またEVCでは【エンジン回転・スロットル開度】補正を各モード毎に行う事で、エンジン回転 と スロットル開度毎に目標過給圧プログラムを変更し、アクセル開度にリニアな出力特性 + 扱い易さをセットUP致しました。
実走行でのテストを行った後に【SA浜松 Sports Turboキット】発売致します。
*SA浜松デモカー ALTOWORKSでの【体感試乗】も随時行っていきます。
体感試乗は事前のご予約にて行わせて頂きます。
■SA浜松 ALTOWORKS 主な仕様
・SA浜松 Sports Turboキット
・HKS スーパーパワーフロー
・HKSレーシングプラグ
・TRUSTインタークーラー
・UPグレードインジェクター
・HKS サイレントハイパワーマフラー
・HKS EVC6
・HKS MAX4 GT車高調
・ATS カーボンLSD SA浜松Spec
・G-MAXブレーキパッド
・CUSCO 強化クラッチ
Posted at 2021/03/01 12:32:25 |
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