
オーディオカスタム担当の大塚です。
先週末8日、大阪南港ATCにて開催されましたオーディオコンテスト
<BEWITH SOUND CUP2014>に参加してきました。
例年(と言っても昨年はありませんでしたが...)当店からは会場が遠方と言うこともあり、4台のお客様車両がエントリーして下さっておりましたが今年はなんとエントリー台数が8台と言う初めての大所帯となりました。
当店からエントリーして下さったお得意様方、遠くまでご参加下さってホントに有難うございました。
今年は台数も沢山のお客様にエントリーして頂き、当日の会場では気になるエントリー車両の視聴も出来ないくらいバッタバタの状態でした。ですのでいつもならジャッジの間にエントリー車両の写真撮影などゆっくりさせて戴くのですが、今回は完全にカメラはお客様にお預けして写真を撮って頂きました。
※おね~さまのサービスショットなどもございますがご了承下さいf^_^;
<BEWITH SOUND CUP>はメーカーが定める4つのレギュレーションでのクラス分けとなり、前回開催の時と同じ内容でのレギュレーションとなりました。
厳正なる審査員はコチラの方々。

左から<BE-FITコース>韓国BEWITH代理店のチェ氏。<ブラッククラス>はオーディオ評論家の永松先生。<ゴールドクラス>BEWITH新製品のオペアンプなどを手掛ける新日本無線の瀬志本氏。<プレミアムコース>はオーディオ評論家の内藤先生です。

そして<プレミアクラス><ゴールドクラス>をダブルジャッジするMr.BEWITHこと、岸川氏です。

素晴らしい日照りの超イベント日和。各クラス5位までの入賞表彰となります。
当店からは総台数8台のエントリー。
全てのお客様に受賞は出来ませんでしたが、今まで獲得できなかったクラスでも入賞が出来ました。
まずはBEWITH入門スピーカー<BE-FIT>を搭載した「BE-FITクラス」。
このクラスはスピーカーが「BE-FIT」と言う規定以外はCFが再生できるヘッドユニットというレギュレーションのみです。当店からは2台の車両がエントリー。

まずは当店のハイファイオーディオ入門デモカー<ヴィッツ>。
会場までの移動に使用するならそのままエントリーしてしまえ!と言うコトでDIATONEサウンドナビの内蔵システムのままでエントリー。CFの再生はUSBカードリーダーでOKです。

今年のBE-FITクラスは壮絶で、スピーカー以外のシステムはコテコテの最上級オーディオ搭載という車両も多くて、実際内蔵システムはヴィッツ1台だけだったとのことです。
ヴィッツはエントリー順の関係で他クラスのジャッジと重なってしまい自分が評価を伺えませんでした。今回は入賞できませんでしたが、審査後にチェ氏に直接審査評価を伺ったトコロ
「内蔵アンプとしてのポテンシャルとしては高い」が
「今回のBE-FITエントリー車両のシステムが本気過ぎてコスパよりも良音質を選んだ」とのコト。
う~ん、それならしょうが無いですが、内臓システムでもランク上のシステムを上回る音が作れるように次回は頑張ります!!
そしてもう1台のエントリーは

見た目は純正内装。ミラーにMM-1のみの取り付け状態のレクサス<IS300h>。
先にも書きましたがこの車両も実は結構な本気仕様の車両で、コンセプトはは「純正然」ですが、ラゲッジにはDSP<AZ-2>、パワーアンプには<R-107S・722S/Edition>を搭載しています。

※プライバシー保護のため、グラス処理させて頂いています。
初参加のI様、入賞を頂きました。

※プライバシー保護のため、グラス処理させて頂きます。
<BE-FITクラス>4位入賞です!!おめでとうございます!!
審査時に同乗させて頂き、チェ氏の評価としては
「AZの音がしっかり出ていますね」
「フロントのまとまりはしっかりしている」
「ここまで来ていればSWは欲しい。SWがない分、低域の厚さが少なく感じてしまう」
でした。
お客様との製作コンセプトから今回は大きなカスタムをしていませんので、その中でこの入賞を頂けたのは大変嬉しく思います。
ありがとうございました。ホントにおめでとうございます。
次にDSPが<BEWITHSTATE>を1基使用して、MM-1ヘッド、BEWITHスピーカー搭載の<ブラッククラス>。
当店からは1台のエントリーです。

最近のシステムアップでサブウーファーを追加して下さり、フロント2WAY+サブのシステムになりました。見た目は完全にスポーツカーですが<走って楽しい><聴いてた楽しい>をコンセプトに製作させて頂きました。

こちらの車両もジャッジのタイミングが重なってしまい自分で同乗審査が出来ませんでした。
審査員の永松氏に直接評価を伺い
「音質のバランスは文句なし」
「音像・アライメント調整もバッチリ」
「調整をガッチリ行い過ぎてステージの幅が他より狭く感じてしまい、広さが感じにくくなってしまう」
でした。
今回は入賞できませんでしたが、評価頂いた部分をしっかり改善させていただきます。
今後共、宜しくお願い致します。
次のクラスはDSPに<AZ-2>か、<STATE>を2基以上連結したシステム、MM-1ヘッド、BEWITHスピーカー搭載の<ゴールドクラス>。
事実上<AZ-1>も<AZ-2>もほぼ生産が終了していることから現在のBEWITHブランドの新しいレファレンスモデルのクラス。台数も多く激戦区であり、隠し球の<STATE・BS04Limited>などを搭載した車両もエントリーしているようでした。当店からは4名のお客様がエントリーして下さいました。

前回の大会でこのクラス4位入賞を頂きましたマツダ<RX-8>。
フロント2WAYコンセプトで車重を重くしないように製作させて頂きました。今回は前回よりもレギュレータを新作に変更予定でしたが、大会開催までに発売にはなりませんでした。

今回も審査には自分が立ち会えまして評価を伺いました。
瀬志本氏の評価は、
「全体のバランスは良いが少しだけTwの存在を感じてしまう」
「SWが無いが、低域のレンジ、量感も問題ない」
岸川氏の評価
「低域の解像がやや潰れている」
「レンジバランスは特に問題ない」
「ステージとしては完成されているが細かい部分に若干の動きがある」
昨年のようには行かず、今年は入賞できませんでしたが、お客様とじっくりお話して改善できる部分を修正していきます。今後共宜しくお願い致します。
新作パワーアンプ<P-1>。通常モデルはまだ発売していませんが、2月にプレスリリースされた<ロイヤルアンサンブル>のパッケージモデル<P-1・SUNRISE>をご成約頂き、大会3日前に届きましたのでさっそく搭載させて頂きました。

<MAGNEOLA>のシルク印刷と、SUNRISEシリーズの<グロスレッド>が美しい仕上がりです。

エージングなどの問題なども気になりましたが、せっかくのコンテストですし、直前でもハイエンドユニットを搭載して参加して頂き、調整する僕にもプレッシャーを与え、言い訳が出来ないようにしたかったので3日前でしたが通常モデル<R-107S>から換装。

※プライバシー保護のため、グラス処理させて頂いております。
O様、初参加でしたが見事に4位入賞できました。おめでとうございます。
審査は自分が同乗できましたので評価を頂きました。
瀬志本氏の評価
「完成度が非常に高い」
「帯域バランスも揃っています。」
「P-1の高域の情報量の高さをしっかりしなやかに出している」
岸川氏の評価
「しっかり整えている」
「センターのピンが頭1/3前かな」
「各項目の評価は「上」「上」「上」「上」「上」、何か一つでも「極上」が欲しい」
ギリギリの変更でしたが、受賞頂けて嬉しく思います。
今回はコンテスト仕様の調整でしたので、既に明日はお客様好みに調整を再度行います。
今後共宜しくお願い致します。おめでとうございました!!
ラゲッジにはステレオサブウーファーを搭載し、ラゲッジ装飾も施したトヨタ<ヴェルファイア>。
パワーアンプには<R-107S・BS01Limited>をセレクト頂き、少しづつBEWITH製品へと変更となりすっかりフルBEWITH仕様になりました。

少しだけサービスショット。

ヴェルファイアはエントリーが2番手でギリギリ審査に間に合い僕が同乗させて頂きました。
K様も初参加で受賞狙っていましたが今回は入賞できませんでした。
まだまだ調整の技術不足です。しっかり改善して次回に繋げたいと思います。
瀬志本氏の評価
「中域から中高域の音像感とバランス、センター部分は非常にキレイにでている」
「若干だけど高域がやや暴れている気がする」
「左側のステージに位置する低域の押し出しがもう一つ出ていても良い」
岸川氏の評価
「全体のバランスは悪くないけど低域の輪郭が少し潰れている」
「ワゴンは特性補正が難しいが整っている方」
「低域の補正が整えばステージにもう少しパンチが出てくる」
でした。
頂いた評価をしっかりチューニングに活かします。
今後共宜しくお願い致します。
今年は箱替え。前回大会まではマツダ<RX-8>でエントリーして下さり、2大会連続で<ブラッククラス><ゴールドクラス>と連覇してきたK様。今年はBMW・320dにお乗り換えでエントリー。

<RX-8>からの載せ替えでパワーアンプを<R-107S・722S/Edition>から<R-107S・BS01Limited>に変更。前車よりもシステムが良くなって箱の剛性も良くなってるから「最低限が優勝だよ(笑」ってプレッシャーを与えられていました。

確かに2大会で優勝出来たことは非常に嬉しかったですが、今回はお客様と調整の中で「審査員は前回の瀬志本氏」「あの時のRX-8の音の再現はどんな感じだったか?」じっくり考えましたが。。。
調整を重ねた結果、箱の特性が違うので同じ雰囲気は作れないが、帯域バランスは整えることが出来る。F30シリーズは調整が難しいと岸川氏にも言われていましたが、よやくバシッとはまるツボがわかりました。

※プライバシー保護のため、グラス処理をさせて頂いております。
K様、3大会連続の優勝、おめでとうございます!!<STATE連結システム>では現状2大会の連覇です。デモカーブリットでも同じSTATE連結システムですのでじっくり勉強している結果が出せたのは嬉しい限りです。
審査は同乗できましたので評価ですが
瀬志本氏
「このバランスが良いんだよ」
「センターの音像、奥行き感、素晴らしいステージングです」
「各帯域別にも文句をつける部分がない」
岸川氏
「F30、良くいまとめたな」
「バランスがホントに良くて粗がない」
「各項目の評価は「特上」「特上」「特上」「特上」「特上」「特上」、だが「極上」が欲しい」
でした。
STATE連結システムは今後も新製品になってからも醍醐味になるであろうポイントです。
今後も努力を怠らず、もっともっと素晴らしいサウンドチューニングが出来るように勉強していきます!!
K様、ホントにおめでとうございます!今後共宜しくお願い致します。
そして最後のBEWITH最高峰のDSP<AZ-1>を搭載し、MM-1ヘッド、BEWITHスピーカー搭載の<プレミアクラス>。
実は当店のお客様にも気付かれぬように製作していたサプライズな1台でエントリー。

2月にプレスリリースになった<ロイヤルアンサンブル>パッケージのコアユニット<STATE MM-1D・SUNRISE>&<AZ-1 CC・SUNRISE>を搭載したランドローバー・レンジローバーイヴォークです。

このクラスを審査する内藤先生には2度の評価を頂いたこともありましたが、実はどんなふうに音造りをしたら高い評価を頂けるのか分からず迷走していました。
こちらのイヴォークに関しては別のブログでご紹介させて頂きますが実は車内の純正デザインを大きく崩さないように取付で工夫をしていました。その為TWのポジションについて両審査員からコメントを頂きました。
当店でもこの限定スペックユニットを搭載しているので、もちろん他エントリーショップ様からも同等のシステム勢が多数おられました。合計11台の「CC・SUNRISE」車両がエントリーされていました。
苦節4年。なんどもこのプレミアクラスにエントリーしてきましたが、やっと評価を頂くことが出来ました。

※お客様の代理で僕がステージに上がらせて頂きました。
I様、4位入賞おめでとうございます!!
今まで色々なコンテストでもコメントを頂いてきましたが、その積み重ねでここまでようやく来れた。AZシリーズのこの<プレミアムクラス>で初めて入賞を頂くことが出来て、思わずステージ上では言葉が詰まってしまいました。
「戦う以上は一番しか価値はない」が正論ですが、僕はこの4位入賞で、ようやくこのAZシリーズのスタート地点に立てたようにも思います。
まだまだですが、立ち位置が明確になってきましたので、もっともっと努力していきます。目指すべくは頂点です。審査には同乗できましたのでそれぞれの評価です。
内藤先生の評価
「TWの位置が気になったが、音のイメージでは全く気にならなくて驚いた」
「もろに自分の好みの音造り。帯域バランスもステージングも高くバッチリ出ている」
「思わず審査曲以外も沢山聞き入ってしまった」
岸川氏の評価
「このTW角度でよくここ迄まとめた」
「帯域バランスも非常に良い」
「対面TWなのでボリュームを上げた時にやや左に引っ張られるがそれ以上に他の完成度が高い」
本当におめでとうございます。コンテストでは良い成績を出せましたが、後はお客様の好みの音質追求です!!こちらが肝心です。今後共宜しくお願い致します。

最後にBEWITH中島社長からコメント。
新しい製品の投入が始まります。更に良い製品を作り続けていきますので今後共に宜しくお願い致します。あとは関東でのBSC?ホントに開催しますか?出来れば2ヶ月以上前に連絡いただきたいものです(苦笑
当日は一日中バッタバタで久々にお会いした他エントリーショップの方々やユーザー様方、BEWITH関係者の方々、写真も撮れないくらいでしたので、ホントに慌ただしい一日でご挨拶もまともに出来ずに申し訳ございませんでした。
無事終了できて良かったです。
今回入賞できなかった車両も次回は確実に入賞圏内を狙っていけるように努力致します。
遠方までお付き合い下さり誠にありがとうございました。
皆様お疲れ様でした。