
HKS Flash Editor SA浜松Spec開発テストを終え、只今10月の発売へ向け最終チェックを行っております。
来週には当店のオリジナルパーツ開発ドライバーの【木下みつひろ氏】にも試乗チェックを行って頂き、パワー・トルク感から扱い易さが狙った通りに向上しているかのチェックをして頂きます。
HKS Flash Editor SA浜松Specでは、2パターンにて開発テストを致しました。
1つ目はエキゾーストマニホールドが純正の仕様です。
これまでのHKS Flash Editor では【PHASE1】に該当する部分となりますが、SA浜松Specでは【燃調・点火・ポート直噴比率・吸排気VVT・スロットルMAP】までセッティングする事で、実用域では6〜10psアップし高回転域にかけては14psのアップを実現致しました。

上右の写真はノーマルエキマニ状態での【空燃比】を表したデータですが、踏み始めからA/F値(燃調)の濃い純正赤ラインから、補正して行く事で黄色ラインになっています。
全体的にトルクラインも向上しますが、3300rpmからのトルクの落ち込みを無くすまでには行きません。
*写真データは開発中の状態です。
ノーマルエキマニでの開発テストが完了した後には、エキマニをHKS製に交換致しました。
エキマニ・マフラーを交換するだけでは、まだまだ3300rpmからのトルクの落ち込みは改善されませんが、吸排気のバルタイMAPを変更して行く事で、上部の写真データのように大きな谷間が無くなりました。
実用域ではトルク【3.6kg/m】パワー【21ps】が向上し高回転域でも【19ps】パワーを上げる事ができました。

計測は【ダイナパック】にて同日に行い、係数・その他の補正を全て0の5速にて計測しております。
ここまでが通常のセッティングとなりますが、ここからは扱い易さと86・BRZに乗る楽しさを求めるセッティング を行って参りました。
これはZ用のSA浜松SPORTS ECUでも行っている事ですが、変更後にはリニアなパワー感を感じる事ができ、コントロール性能も向上致します。
次回のREVスピードさんの取材時には、細かくご紹介できるようお願いしてみます^^
■HKS Flash Editor SA浜松Spec 10月より発売致します。
*お客様の車両にて体感試乗も行えます。
ご希望の際にはSA浜松 鈴木まで、お問合せ下さい。
Posted at 2013/09/10 18:09:15 |
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