
お得意様のBRZターボ仕様、今回は【300PS】を目指し仕様変更/ECU現車セッティング作業を行わせて頂きました。
吊るし状態でターボKITを装着した際の出力は250PS台でしたので、今回のメニューで【50PS】の出力向上を目的としました。


300PSを目標とした中で、純正インジェクターでは容量的に厳しくなる事を想定し、HKS製の大容量Typeへ変更させて頂きました。

ターボ仕様/300PS目標/オプションメニューまでを考え、今回の制御ソフトは【ECUTEK】を使用致しました。
ECUTEKは基本となる【燃料・点火・カムタイミング・リミッター・電子スロットル・ラジエターFAN】MAP以外にも、オプションメニューとして【オートブリップ機能・フラットフットシフト機能・ローンチコントロール機能】が追加設定できます。
中でもオートブリップ機能は、シフトダウン時の【ヒール & トゥ】操作なしにスムーズなシフトダウンが行える事から人気高いメニューの1つです。
また今回のような仕様となると、より安定した300PS仕様のセットアップができる事も大きなポイントとなります。


車両にNGK製の空燃比計・HKS製のノックアンプモニターを取付け、始動後からデータ補正して行きます。
この作業は大容量インジェクターに交換した際には重要な作業となってきます。いきなりシャシダイでセッティングする訳ではなく、始動時・始動後データをセットアップできてからがシャシダイセッティングになります。


ターボの過給圧を制御する為に装着したのは【HKS EVC IR2.4】です。
今回EVCを装着した目的は、最大過給圧の変更を始め、パーシャル領域で適したブースト値に制御する事での乗り易さ向上/高回転域にかけて発生するブースト値の落ち込みを制御する為です。
更に写真は撮れませんでしたが、排圧を低減させる事を目的に【TRUST製オーバーパイプ】を装着しました。
*マフラーはFUJITSUBO AUTHORIZE Rマフラーを装着しています。

丸2日の現車セッティングにより目標としていた【300PS】を達成できました。
ターボ立上がり領域からブースト値を調整する事で、トルク特性も穏やかにセットアップ、 高回転域までトルクもフラットになり伸びのある仕様です。
ブースト値は3モードから選択頂けるようセットアップしました。
パーシャル領域でのブースト値の補正に加え、リニアなスロットルMAP補正により、アクセル開度にリニアな動きとなっています。
安定した300PSを実現する為には、燃料フィードバック領域の変更も致しました。巡航時の空燃比まで拘りセットアップ致しましたので、そのフィーリングは純正のような仕上がりになっています^^
今後はNA仕様・SUPERCHARGER仕様まで対応した【ECUTEK SA浜松Spec】データを開発して参ります。

この度もありがとうございました。
■TRUSTターボKIT改/ECUTEK SA浜松 300PSパッケージ
・HKS大容量インジェクター交換
・TRUSTオーバーパイプ交換
・HKS EVC
■スーパーオートバックス 86コンプリート車両 販売中です!*残り2台です。

Posted at 2015/03/11 19:12:30 |
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