お預かり中のWRX STI作業進捗です。
車両入庫時の出力チェック→HKSメタルキャタライザー装着・HKSレーシングプラグ交換・HKSレーシングサクション装着を終え、ベースとなります【HKS FlashEditor SA浜松Spec】データを車両にインストールしエンジン始動しました。
HKSさんからは車種別設定がされていない【HKSレーシングサクションKIT】ですが【ECUデータ変更】を行う事でVABへの装着が可能になります。
当店でECU開発テストを行って来た中で【EJ20エンジン】本来のポテンシャルを発揮する為の必須パーツが今回のオーナー様にも装着させて頂いております【HKSメタルキャタライザー + HKSレーシングサクションKIT】の2点です。
この2つのパーツ変更により、吸気性能と排気性能が向上しECUセッティングにより【全域出力UP♪】を実現する事ができます。
もちろん排気パーツでは【マフラー交換】も推奨メニューとなりますが、ここまでチューニングした際の変化はVABオーナー様にとっても満足度の高いメニューとなります。


HKSレーシングサクションKIT装着による補正は【エアフロMAP】にて行っています。
吸入空気量を計るエアフロに対する補正値は【HKS FlashEditor データロガー】にて確認する事ができます。
エアクリーナーを交換した際に【A/F補正・学習値】がどう入ってくるかを確認し、エアクリ変更後のエアフロ電圧MAPが最適になるよう始動時よりセッティングをします。
このセッティングによりA/F補正値が適正となり、安定した空燃比での走行が可能となります。

実空燃比は後付けの空燃比計にて確認しています。
空燃比データはシャシダイグラフにも反映できる為、ECUセッティング時には過給圧に対した空燃比を常に確認しながら進めております。


今回のメニューをVABオーナーの皆様にお勧めしたい理由の1つが【実用回転域からの出力向上】です。
上のグラフは【
紫ライン→入庫時 マフラー・ECU社外データ】に対して【
赤ライン→HKSメタルキャタライザー・HKSレーシングサクション・HKSレーシングプラグ・HKS FlashEditor SA浜松Spec】データの比較です。
エンジン回転数3,620rpm付近で実に、148PS→208PSと
【60PS】の出力向上を実現しています。
ライトチューニングによりEJ20エンジンのポテンシャルがここまで向上できました。
これまでのターボチューニングとは異なり全域に渡り出力向上できるVAB EJ20エンジンチューング♪
次回のブログでは高回転域にかけての違いをアップ致します。
☆WRX VAB SA浜松パッケージ *近日価格アップ致します。
・HKSメタルキャタライザー/HKS FlashEditor セット
・HKSレーシングサクションKIT
・HKSレーシングプラグ
・HKS FlashEditor SA浜松Specデータインストール/現車セッティング
Posted at 2016/08/03 14:16:55 |
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