
86後期用 HKS FlashEditor SA浜松Spec開発テスト2日目です。
昨日までに純正のデータ取りが終わり【HKS GT-SPECエキゾーストマニホールド】の装着・HKS基準データの確認を終え、SA浜松Specデータ基準データをインストール。
現車セッティングを進める中で前期モデルと異なるポイントがあるかの確認を行いながら各MAP補正を進めて行きました。


車両には【空燃比計】【ノックアンプ】を取付け車両に装着されているA/Fセンサーとのズレ幅の確認・ノッキングの有無を常に確認します。
☆純正ECU・エキマニ仕様 出力データ↑↑
後期モデルからはファイナルギアがこれまでの【4.1→4.3】に変更された事で、走行フィーリングは純正の状態でも前期モデルに比べ向上していますが実際にパワー計測をしてみると3,500rpm以降でトルクがダウンし4,500rpm付近まで出力ラインが上がらない領域があります。
これは前期モデルでも同様で、このトルクの谷をなくす為には【エキゾースとマニホールド】の交換プラス【ECUデータ書き換え】が必要となります。


アクセル全開領域のセットアップに続き各スロットル開度に対した補正を行います。前期・後期モデル共にスロットル開度に適した出力値が出ていない為、スロットルにリニアなエンジン特性を体感する事ができません。
SA浜松Specでは各スロットル開度に適した出力値になるようトルクMAP補正まで行っておりますので同じ200PSの車両で乗り比べても走る楽しさ・扱い易さは異なって来ると考えています。

全開域で測定しました【純正 】と【 エキマニ/ECU】を比較したパワーラインです。
☆赤ライン→エキマニ交換後 + SA浜松Specデータ。
☆紫ライン→純正スピードリミッターカットのみ。
トルクが落込み始める3,000rpm〜5,000rpm付近では最大【25 PS】の出力向上しトップエンド付近では【10〜15 PS】の向上を実現する事ができました。
パワーラインも整いトップエンドに掛けての伸びも高フィーリングな仕様です。

シャシダイセッティング後には実走でのチェックを行い86後期モデル用の【SA浜松オリジナルSpecデータ】が完成致しました。
発売に向け最終チェックを行います^^
◆HKS GT−SPEC ECU SA浜松Specセット 1月末〜発売予定です。



*ECU書換えについてのお問合せは、SA浜松 鈴木まで。
Posted at 2017/01/20 12:10:16 |
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